本年度も、タムロン マクロレンズフォトコンテスト「ネイチャーの部」の審査を担当させて頂くことになりました、
身近な足元の小さな自然をテーマに活動している、マクロの伝道師・石井孝親です。

「ネイチャーの部」応募にあたってのアドバイスですが、ネイチャーフォトの醍醐味は、
自然と触れ合いながら野山を歩き、被写体を発見して「ありのままの自然の姿」をカメラに収めることです。
残念ながら昨年度の応募作品を見ると、一見とても目を引きますが「演出」して作られた写真が多く、
私は「演出なんて行わなくても探せば良い写真は撮れるのになあ!」と、とても残念に感じました。
演出する技術を磨くより、「被写体の生態」「光の扱い方」「構図」等を勉強して被写体を発見し、
演出しないでありのままの自然の姿を撮影した方が、「撮影したぞ!」という満足度が違ってきます。
ありのままの自然の姿を、ストレートに捉えた写真の応募を期待しています。

2016年2月25日に4年ぶりにリニューアル発売された
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)を
マクロ写真派の皆さん、手に持って試してみましたか?
私は正直「たった4年でリニューアルするの?」って思いましたが、優れた光学性能はそのままに、
「角度ブレ、シフトブレの両方に対応した手ブレ補正機構搭載」「マクロ撮影用途にAF改善」
「防塵防滴構造」「フロントレンズ防汚コーティング」等、基本性能が更にブラッシュアップされ
タムロンの技術力の高さに驚きを隠せませんでした。
まだマクロレンズをお持ちでない方には、私イチオシのマクロレンズを是非、使ってみてください。

 

花のレストラン(ポピーとミツバチ)

花のレストラン(ポピーとミツバチ)

新型90mmF/2.8マクロ(F017)はUSD(超音波モーター)をマクロ撮影用途に改善したので、
この写真のように空中をホバーリングするミツバチ等も動体予測モードでAFポイントをミツバチに合わせ
半押し状態を保てば、ピントを合わせ続けてくれます。
マクロ写真の分野は未だに敷居が高い「特殊写真」と思われがちですが、
マクロ撮影時に有効なAFとシフトブレに対応した手ブレ補正機構を新たに搭載し、
マクロレンズ初心者でも十分、花や昆虫等の撮影が楽しめる仕上がりになっています。

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/4 シャッタースピード1/1600秒 ISO400 +1.3EV補正

 

ひと時の輝き(朝日と朝露)

ひと時の輝き(朝日と朝露)

朝露を撮影するには晴天で風の無い日を選んで出掛けることが大切です。
晴天でも風が吹いていると朝露は降りません!
この朝日と朝露の写真は、地平線から顔を覗かせたばかりの朝日と朝露を重ねました。
太陽の大きさはフルサイズ機で90mmマクロだと0.9mmくらいに写るので、
この写真を見た方の中には「合成写真?」と思われる方々が多いと思いますが、
実はマクロレンズで朝露にピントを合わせることにより、
太陽は玉ボケとして大きくボケることで画面いっぱいに大きく捉えています。

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/2.8 シャッタースピード1/2000秒 ISO100

 

雨上がりの朝(梅)

雨上がりの朝(梅)

良い写真を撮る為には、天候、風の強さ、光等を考えて撮影に行くことが大切です。
この写真を撮影した前夜の天候は小雨で、明け方には雨が上がるとの予報でした。
翌日の朝の天候は晴れで風は無し。私は雫をまとった可憐な梅を撮影できる!と、車を飛ばしました。
撮影地に到着して梅林に急いで向かうと、想像した通り、
雫をまとって朝日を浴びキラキラと輝く梅が私を出迎えてくれました。

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/4 シャッタースピード1/1000秒 ISO400

 

足元の小さな命(ニワゼキショウ)

足元の小さな命(ニワゼキショウ)

この写真はバラ園に撮影に行った時に撮影したニワゼキショウで、
バラ園脇のちょっとした草地で見つけレンズを向けました。被写体は何処にでもあります。
バラ園にバラを撮影に行ったとしても、足元には色々な生命(花や昆虫)が隠れています。
「撮ろう!撮ろう!」とする意識が強すぎると被写体が見つからなくなります。
私は、子供の頃に虫捕り網を持って野山を駆け回っていたあの頃の様に
「自然と触れ合い楽しむ。」ことを大切にしています。
無理して撮っても良い写真は絶対に撮れません。

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/4 シャッタースピー1/500秒 ISO400 +1.0 EV補正

 

小さな命(ミ ノムシ)

小さな命(ミノムシ)

近年数が激減して地域によっては絶滅危惧種に指定されている「ミノムシ」。
見つけたミノムシは、ミノの大きさはまだ1cmくらいと子供のミノムシでした。
一見グロテスクなミノムシも小さめに写し、光を生かせば立派な被写体になります。
小さなミノムシを背景から際立たせる為に、反射する草のハイライトの白い部分と重ねました。
この様な草を入れて構図を決める時は、被写体の位置だけではなく、
草の重なりや流れを見て、画面全体を見ながら構図を決めましょう。
もちろん光線状態は「逆光線」で、透過光を生かしています。

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/4  シャッタースピード 1/160秒 ISO 200 +2.7 EV補正

 

林床の妖精(ユキノシタ)

林床の妖精(ユキノシタ)

従来モデルの90mmマクロ(Model F004)からボケ味が硬くなった!とウェブ上などで言われていますが、
同光学系を引き続き採用した新90mmマクロ(Model F017)で撮影したユキノシタの写真をご覧ください。
初代90mmマクロ(Model 52B)から受け継ぐ伝統的な「とろけるようなボケ味」は
背景の花、茎のボケに出ています。
硬くなったと感じるのは、高画素機に対応する為にピントの合った部分の解像度が高くなったからでしょう!

◎SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
絞り優先AE F/2.8  シャッタースピード 1/320秒 ISO 400 +0.7 EV補正

 

Profile

sec01_img01石井 孝親(いしい・よしちか)
1967年9月、横浜生まれ。東京写真専門学校卒業後、写真館勤務。
2000年4月から自然写真家として活動開始。現在、身近な足元の自然をテーマに、写真展、写真雑誌、カレンダー等で幅広く活躍中!
写真集に「光と彩の季節・日本カメラ社」、技術書に「光を生かす花撮影術・日本カメラ社」など。自ら主宰する「フォトクラブ光と彩」で横浜、東京にてアマチュア写真家の指導にも力を入れている。

石井孝親のネイチャーフォト(ホームページ)
http://www2.ttcn.ne.jp/~naturephoto/

自然写真家・石井孝親のネイチャーフォト(facebookページ)
https://www.facebook.com/naturephoto.ishii

 

石井孝親さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/f017.html

 

第13回タムロン マクロレンズフォトコンテストの詳細はこちら:
http://www.tamron.jp/special/contest/macrocon2016/

このレンズの第一印象は、焦点距離45mmにしては大きいと感じたが、
実際にフルサイズ一眼レフカメラに装着してみると、バランス良くしっくり合うと感じたことだ。
実際に使用すると、AF音は静かでスムース、そして明るく見やすい事だ。
それと、スナップ撮影や室内撮影を手持ちで撮影したが、
手ブレ補正機構が搭載されているので安心して撮影に専念出来た。

私の写真はマクロ的な撮影が多く、
最短撮影距離が0.29mと他の標準レンズより近接撮影がスムースに行える事は大変有り難い事であり、
開放値F/1.8の明るさと円形絞りによるボケ味は美しく、他の標準レンズには無い良さだと思う。

また、フォーカスリングが大きく使いやすいので、ファインダーを覗いたままAFであらかじめピントを合わせた後、
微妙なピント調整が可能な事も有り、
私的には、“明るくボケ味の綺麗なマクロレンズ”として使用する頻度が多くなっている。

 

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スタジオでのテーブルフォト、ライティングをしての撮影、F/14に絞っても上部のボケがナチュラルな柔らかさだ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/5秒 ISO感度:200 (三脚使用)

 

こちらもスタジオでライティングをしてのテーブルフォト、絞りF/8だが丸みのディテールが表現出来た。

こちらもスタジオでライティングをしてのテーブルフォト、絞りF/8だが丸みのディテールが表現出来た。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:200 (三脚使用)

 

室内のセッティングされた器、コーヒーカップにピントを合わせ、前後のボケを絞り開放で試してみたが、程よいボケ感で単焦点レンズの良さが発揮できた。

室内のセッティングされた器、コーヒーカップにピントを合わせ、前後のボケを絞り開放で試してみたが、程よいボケ感で単焦点レンズの良さが発揮できた。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:800 +0.3補正 (手持ち撮影)

 

テーブルセッ卜されたガラス器、室内の両窓から入る光でガラス器のハイライトのシャープさが綺麗に表現出来、雰囲気良く撮影出来た。光学設計とコーティングの良さだろう。

テーブルセッ卜されたガラス器、室内の両窓から入る光でガラス器のハイライトのシャープさが綺麗に表現出来、雰囲気良く撮影出来た。光学設計とコーティングの良さだろう。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800 +0.3補正 (手持ち撮影)

 

神代植物公園の噴水。標準レンズの画角は、見た目と歪みの少ない画像を気持ち良く撮影出来る。 F/2.8でも水滴のシャープさは見事だ。

神代植物公園の噴水。標準レンズの画角は、見た目と歪みの少ない画像を気持ち良く撮影出来る。
F/2.8でも水滴のシャープさは見事だ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:500 (手持ち撮影)

 

ツワブキの綿毛、後ろボケがマクロレンズに無い柔らかなボケになった。

ツワブキの綿毛、後ろボケがマクロレンズに無い柔らかなボケになった。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:800 +0.3補正 (手持ち撮影)

 

コントラストの強い水面の撮影、シャープな色再現の良さ等、スナップにも最適なレンズと言えよう。

コントラストの強い水面の撮影、シャープな色再現の良さ等、スナップにも最適なレンズと言えよう。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400 (手持ち撮影)

 

鎌倉健長寺門前「五大」のけんちんうどん。窓からの光が料理の質感を表現してくれた。 手持ちでさっと撮影出来たのは手ブレ補正の機能のおかげだ。

鎌倉健長寺門前「五大」のけんちんうどん。窓からの光が料理の質感を表現してくれた。
手持ちでさっと撮影出来たのは手ブレ補正の機能のおかげだ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 +0.3補正 (手持ち撮影)

 

Profile

yamamoto山本 弘之(やまもと・ひろゆき)

1944年東京都生まれ。東京綜合写真専門学校卒。黄 建勲(こうけんくん)氏に師事した後、独立し、山本写真事務所設立。日本を代表する食の写真家として、広告や、エデトリアルで活躍。マクドナルドのポスターやファミリーレストランのメニュー、様々な食品パッケージなど、日頃目にする多くの食にまつわる撮影を手がけている。

ホームページ http://y-p-st.com/
ブログ http://hiro318.at.webry.info/

 

山本弘之さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)製品ページ:

http://www.tamron.jp/product/lenses/f013.html

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実際にSP45mm F/1.8 Di VC USDを使ってみて最初に驚くのは、絞り開放時のシャープな描写だろう。
それに加えて、絞り開放付近のボケが非常に美しいことだ。
一般にシャープなレンズになるほどボケのエッジも強調されて2線ボケ傾向が出やすいが、このレンズの場合は逆。
ボケのエッジ部分が周囲に溶け込むように美しい。

ピントの合ったところはシャープでかつボケがきれい。
これだけで全く新しい感覚だが、これを標準域の焦点距離で達成しているうえに、
手ブレ補正によってさらに撮影領域を広げているところがこのレンズの神髄だ。

作画してみると、思っている以上に多彩な画が生まれてくる。
前回も書いた、広角レンズ的な描写と望遠レンズ的な描写、
そしてこの焦点域では従来にない絞り開放時のシャープな描写とボケの美しさ、そして手ブレ補正による暗所対応。
これらが相まって、一本のレンズで撮影したとは思えない画の広がりを感じさせる。
それでいて、広角レンズや望遠レンズを用いた場合のような不自然さはなく、
人間の目に近い自然なパースペクティブが得られるところがなんとも粋なのである。
使い込むほどにその奥深さが伝わる。本当の意味でのスタンダード(標準)の世界がこのレンズにはあると思えた。

 

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被写体に寄って絞り開放で撮影。ピントの合った部分は非常にシャープでありながら、背景はエッジが滑らかで自然な美しいボケが得られており、何が写っているかよくわかる。前ボケも自然で、被写体との分離が容易だ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:400
-1補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

手ブレ補正機構があるので、スローシャッターにもチャレンジでき、動と静の対比といった表現も可能だ。この場合シャッタースピードは1/20秒。手ブレをおさえ、バイクや自動車は流して動感を表現している。

手ブレ補正機構があるので、スローシャッターにもチャレンジでき、動と静の対比といった表現も可能だ。この場合シャッタースピードは1/20秒。手ブレをおさえ、バイクや自動車は流して動感を表現している。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:100
-1.3補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

通常ならパンフォーカスにしてしまう構図だが、絞りF/2で撮影することで手前の木々をぼかしてみた。自然で美しい前ボケは特筆すべきレベルで、後方のビルも極めてシャープに描写されている。こういう絵柄もこのレンズならでは。

通常ならパンフォーカスにしてしまう構図だが、絞りF/2で撮影することで手前の木々をぼかしてみた。自然で美しい前ボケは特筆すべきレベルで、後方のビルも極めてシャープに描写されている。こういう絵柄もこのレンズならでは。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100
-0.7補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

奥行きのある被写体で遠近感を強調する構図で撮影すると、広角レンズ的な描写が得られる。45mmでは、望遠的、広角的といった構図のとり方を意識して撮影すると非常に多彩な作画を楽しめる。

奥行きのある被写体で遠近感を強調する構図で撮影すると、広角レンズ的な描写が得られる。45mmでは、望遠的、広角的といった構図のとり方を意識して撮影すると非常に多彩な作画を楽しめる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100
-1.7補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

ビルのガラス壁面に写り込んだ夜間照明が美しい。高画素機で手持ち撮影しているが、極めてシャープな描写が得られている。こういった表現が可能なのも、絞り開放から使えるシャープな描写と手ブレ補正機構によるところが大きい。

ビルのガラス壁面に写り込んだ夜間照明が美しい。高画素機で手持ち撮影しているが、極めてシャープな描写が得られている。こういった表現が可能なのも、絞り開放から使えるシャープな描写と手ブレ補正機構によるところが大きい。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800
-1.3補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

杉本 利彦さんご使用のレンズについて詳しくは、

SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013) 製品ページ:

http://www.tamron.jp/product/lenses/f012_f013.html

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45mmといえば広角寄りの標準レンズとして古くからスナップ派の写真家に人気のある焦点距離だ。
筆者も“単焦点レンズ一本で決める”なら45mmを選ぶ。
なぜなら、45mmという焦点距離は遠近感を強調する構図では広角レンズ的に撮影でき、
被写体に正対するか寄って絞りを開ければ望遠レンズ的に使え、
写真家の意図によって多彩な使い方ができる焦点距離だからだ。

ところが、従来は広角レンズ的には使えても、本当の意味で望遠レンズ的に使える理想の45mmはなかった。
つまり従来の45mmでは、小型軽量を優先する時はF/2.8クラスのテッサー型、
あるいはF/2以上の明るさではガウス型のレンズ構成とするのが定石であり、
F/2.8では絞り開放でもボケがそれほど大きくならないし、
開放F値がF/2以上でもガウス型のレンズ構成だと絞り開放時の画質が甘くて結局使えないというのが実状だった。

しかし、今回のSP45mm F/1.8 Di VC USDは、標準レンズでありながら
広角レンズに多いレトロフォーカス型のレンズ構成と非球面レンズ、
LDレンズを組み合わせる最新の光学設計技術によって、絞り開放から安心して使える高画質を実現している。
これほどコストのかかった最新設計の標準レンズは、世にある交換レンズ全体を見渡してもまだ数えるほどしかなく、
45mmではもちろん初めてのレンズである。

 

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街角でのヒトコマ。45mmレンズを望遠レンズ的に使用。カメラを目線の高さ方向に構えて絞りを開けると望遠的な撮影ができる。絞り開放で撮影しているが、従来型大口径レンズをF/2.8以上に絞ったようなシャープな描写だ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:800
-1.7補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

マネキンの手の部分にピントを合わせているが、F/1.8絞り開放で撮影したとは到底思えないほどのコントラスト再現性が得られている。ボケも自然で美しく、シャープな描写と美しいボケが両立。新感覚の描写力だ。

マネキンの手の部分にピントを合わせているが、F/1.8絞り開放で撮影したとは到底思えないほどのコントラスト再現性が得られている。ボケも自然で美しく、シャープな描写と美しいボケが両立。新感覚の描写力だ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:400
-2補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

真新しい遊覧バス。遠近感を強調した構図では広角レンズで撮影したような効果が得られる。1本のレンズで、望遠的にも広角的にも使えるのはこの焦点域の大口径レンズに限られる。

真新しい遊覧バス。遠近感を強調した構図では広角レンズで撮影したような効果が得られる。1本のレンズで、望遠的にも広角的にも使えるのはこの焦点域の大口径レンズに限られる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:400
-1補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

こちらはさくらをF/1.8絞り開放で撮影。背景は何が写っているかわかる自然で美しいボケで、被写体が浮き立つように見える。ボケが主張しすぎて何がボケているかわからないレンズとは一線を画す優れた描写である。

こちらはさくらをF/1.8絞り開放で撮影。背景は何が写っているかわかる自然で美しいボケで、被写体が浮き立つように見える。ボケが主張しすぎて何がボケているかわからないレンズとは一線を画す優れた描写である。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100
-0.7補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

絞り開放から非常に優秀だが、絞るとさらに完璧な描写になる。35mmフルサイズ機で画面の最周辺部まで一切の破壌が見られないレンズはそれほど多くはない。

絞り開放から非常に優秀だが、絞るとさらに完璧な描写になる。35mmフルサイズ機で画面の最周辺部まで一切の破壌が見られないレンズはそれほど多くはない。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100
-1.3補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

杉本 利彦さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013) 製品ページ:

http://www.tamron.jp/product/lenses/f012_f013.html

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第5回 Chie×青山・外苑前 ― 3月15日生まれ 魚座・B型 東京都出身 Singer―
Web Site:http://luv2luvbaby.com/

 

高校時代、バンドでメジャーデビューしました。そのときのレコード会社が青山のキラー通りにあったんです。
歌のレッスンやらミーティングやら、東京西エリアの自宅から頻繁に通うようになりました。
経験することは、初めてのことばかり。
大人としての受け答えだとか、ファッションに気を使うとか、いろんなことを学びました。
大人の中に入って、いつも目の前にある大きな壁を乗り越えるような感じで取り組んでいて、
とても刺激的な日々でした。
青山は、わたし自身が大きく変化した場所なんです。

Chie_001

焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

 

焦点距離:24mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/5秒 ISO感度:400

焦点距離:24mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/5秒 ISO感度:400

 

大人がスタッフとして大勢関わっていて、「自分のせいで失敗できない!」と、責任感が育っちゃう。
好きな歌なのに上手く歌えないとか、悩んだときもありましたよ。でも生音とかスタジオで聴く音には夢があります。
本物の音というか…。良いものに触れる機会が沢山ありました。

レコーディングを終えて、家に帰れるのは終電だったりする。地元の駅前に着くと、なんだかホッとするような。
ひとりで立ち喰いソバ屋に寄ったりもしましたよ。やっぱり地元は、素の自分になれる場所ですね。
同級生と一緒にいる自分と青山で仕事してる自分。気持ちのバランスが崩れそうなときもあるんです。
人気商売だから、いいかげんなことはできない。忙しさで気がまぎれてたけれど、プレッシャー感じてたんでしょうね。
でも、わたしの唄を喜んでくれる人がいるならって気持ちで頑張ってました。

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

 

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

 

焦点距離:24mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

焦点距離:24mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

 

バンドは、3年ほどして解散。ソロとして活動をはじめました。
在籍中からやっていたラジオのプロデューサーさんが、一緒にやらないかと声をかけてくれて、
Luv2Luv Babyというユニットを結成したんです。
わたしの声の音域に合わせて曲を作ってくれる。とても唄いやすいんです。
活動は、作品がまとまったらリリースするというスタンスです。
とても良いペースでやれていて、今は人をうらやむ気持ちとか、なくなりました。
人と比較することは無意味です。自信にはなりません。人は人、自分は自分なんです。

自分の唄を多くの人に聴いてほしいという気持ちはしっかりもっています。
プロであることを忘れたことはありません。
いろいろな制約、制限を考えバランスを保つこと。その中で、クオリティを上げてゆく。
これ、とても大切なことだと思うんです。
今も相変わらず、多少ムラっ気があるけれど好奇心旺盛なわたし。
多感な時期を過ごした青山を久しぶりに歩いて、いろいろなことを思い出しました。

焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

 

焦点距離:30mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

焦点距離:30mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

 

Hair&Make up:Tadashi Takahashi

 

青山・外苑前

青山通りとキラー通りが交差するこのエリアは、1970年代後半辺りから、ファッション・ブティックや音楽関係の企業などが数多く進出した。また当時は珍しい終夜営業の飲食店も点在していた。そうしたことを背景に、いわゆる業界人が多く集まり、独特の文化を形成していった。

 

水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.jp/product/lenses/a007.html

 

水谷充さんの「N35 E139 Living here. -ここで生きている-」全5回と、
本企画でご利用のSP24-70mm(Model A007)レンズレポート全8回がご覧いただけます。
http://www.tamronblog.jp/category/photographer/水谷充/