TAMRON LENS BLOG

第10回タムロン「鉄道風景コンテスト」の募集締切りまで、残すところ1週間となりました。このコンテストは、カメラやレンズ等の機材や撮影場所を問わず、鉄道やその周辺が写った写真であればどんな写真でもご応募可能です。また、鉄道のまち大宮から鉄道文化の振興を目的として、たくさんの人に鉄道写真を楽しんで頂きたいということから、一般の部の他、小・中・高校生の部も併設されています。一般の部大賞には賞金30万円と副賞のタムロンレンズ、小・中・高校生の部大賞には、賞金10万円と副賞のタムロンレンズが贈呈されます。今年は第10回を記念して、入賞者数を拡大しています!
そして、締切りが8月25日(金)と迫る中、審査員の広田尚敬氏、矢野直美氏より、これからご応募される方に向けてスペシャルメッセージを頂きましたのでご覧ください。

広田先生

矢野先生

夏休みの思い出、渾身の1枚、皆さまの力作をお待ちしております。

■第10回「タムロン鉄道風景コンテスト」の応募詳細
2017年8月25日(金)当日消印有効

 

鉄道トークショーに抽選で100名を無料招待
第10回となる鉄道風景コンテストの開催を記念し、2017年10月11日(水)鉄道のまち大宮にある鉄道博物館・てっぱくホールにて、審査員の広田尚敬氏、矢野直美氏、フォトエディターの板見浩史による「鉄道トークショー」を開催します。鉄道写真の魅力や、過去の受賞作品を振り返りながら、1時間半盛りだくさんの内容となっています。フォトコンテストにご応募していなくても、トークショーのみのご応募も可能です。ご応募頂いた方の中から、抽選で100名を無料でご招待いたします。皆様のご応募お待ちしております。

■第10回開催記念企画「鉄道写真トークショー」申込み詳細
2017年8月31日(木)応募締切

このたび、好評発売中の超望遠ズーム SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)と、超望遠高倍率ズーム 18-400mm F/3.5-6.3 Di ll VC HLD(Model B028)の2機種が、EISAアワードを同時受賞、これにより12年連続受賞の快挙を達成いたしました。

 

■SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
「EISA DSLR ズームレンズ 2017-2018」受賞
SP 150-600mm (Model A022)は、優れた性能に対する今回のEISA受賞に加え、前モデル(A011)をさらに進化させた次世代のレンズとして、「TIPAアワード2017/BEST DSLR TELEPHOTO ZOOM LENS」を受賞しており、2冠達成となります。

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■18-400mm F/3.5-6.3 Di ll VC HLD(Model B028)
「EISA フォト・イノベーション 2017-2018」受賞
APS-Cサイズ用として世界で初めて* 18-400mmまでの焦点距離、ズーム比22.2倍を実現した本レンズは、その革新性が評価され、タムロンとしては初の、「EISAフォト・イノベーション2017-2018」を受賞いたしました。

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* デジタル一眼レフカメラ用交換レンズとして。(2017年5月現在、タムロン調べ)

 

◎EISA受賞について詳しくは以下よりご覧いただけます。
SP 150-600mm G2、18-400mm EISA受賞のお知らせ

◎受賞レンズについての詳しい情報はこちら
SP 150-600mm G2(Model A022)製品ページ
18-400mm(Model B028)製品ページ

「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)を持って街歩きスナップを楽しんでみました。

超望遠というと、三脚や一脚にすえての撮影を想像してしまいますが、このレンズは女性の私にとっても嬉しい、全長121.4mm、重量705gと小型で軽量、手のひらにもしっかりと乗っかるほどのコンパクトな大きさです。街スナップ時に手持ちで持ち歩けます。それほどスリムで、幅広いジャンルにも活躍してくれるレンズです。

また、レンズ1本で色々な作風の引き出しを演出してくれるレンズです。ズーム倍率が世界初22.2倍。高画質を保ちながら望遠側400mm(35mm判換算620mm相当)で、迫力のある画が撮れます。 それでいて、期待を上回る優れた画質、描写力に圧倒されました。 また、フレアやゴーストを抑えることによって、さらにクリアでより抜けのいい画質を実現しています。 かなり幅広い焦点領域となる広角、標準、望遠以外に、近接撮影としても楽しめます。 ズーム全域で45cmまで寄れてしまうので、簡易的なマクロ撮影も楽しむことができます。

街歩きでは、街で出会った方を撮影したり、お店の方に許可を得て撮影をする機会も多々あると思いますが、手ブレ補正機構「VC」があるおかげで、シャッタースピードが遅めな暗い室内や影のある場所などでも、安心して撮影をすることが出来ます。

また、ズームロック機構がついており、携帯時の自重落下を防いでくれるのも、撮影する側にとってありがたいです。 途中、小雨が降って来た際にも簡易防滴があるおかげで、安心して撮影に挑めました。18-400mm はコンパクトながら撮影する側の気持ちを察してくれるかのような機能がたくさんあり、使い勝手にも優れたレンズだと思います。

そして18-400mmは幅広いズーム域と携帯性に優れたレンズとして、写真生活に新たな楽しさを期待させてくれると思います。 次回は近場の街歩きだけでなく、旅スナップとしても持ち歩いてみたい。 色々なシーンに活躍してくれるレンズであることは間違いなしです。

 

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柔らかなお花の前ボケに、迫力のある赤ちょうちんの絵が撮れました。

◎焦点距離:155mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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可愛らしいドラム缶の上に置かれた、マネキンの足元を撮影しました。 主役対象物を力強く引き寄せてくれます。

◎焦点距離:86mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:400

 

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美味しそうなたい焼き屋さんを見つけました。
世界初のズーム比22.2倍、18-400mmをカバーする超望遠高倍率ズーム400mmの望遠側で、離れた反対側の道から大きく撮影してみました。重なった前後のたい焼きも柔らかに描写していて、400mmの引き寄せ効果により、おいしそうなたい焼きに見事に誘われました。笑

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100

 

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たい焼きを食べ歩きながら、公園に到着しました。簡易防滴構造があるおかげで、ボートの水しぶきなども気にすることなく、撮影が可能です。コントラストもメリハリがあり、色再現のバランスが優れていることがよくわかると思います。

◎焦点距離:80mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

 

テクテクとまち歩きをしました。小型軽量、手ブレ補正機構付きのコンパクトレンズのおかげで、気になった被写体を主役に、手持ちでサクサクと歩きながらの撮影が可能です。

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◎焦点距離:86mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:100mm 絞り:F/5.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

 

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少し小腹が空いてしまったので、素敵な古民家が立ち並ぶパン屋さんに寄りました。とても美味しそうなパンだったので、思わず定員さんに声をかけ、撮らせてもらいました。 焦点距離18mmでの広角撮影、1/20のシャッタースピードでも手ブレ補正機構のおかげで、安心して撮影することができます。 そして真夏の撮影時には、水分補給もしっかりととることが大事です。お庭にてほんの少し、休憩をさせていただきました。

◎焦点距離:18mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:500

 

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店内の気になったモチーフを撮影させていただきました。
背景が窓際、逆光での撮影でもカーテンの布の質感、ディティールまでも鮮明に写し出されているのがよくわかります。

◎焦点距離:75mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800

 

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最短撮影距離は全域45cmということで、テレマクロとしても撮影を楽しむことができました。 飾られた造花を撮影した結果、肉眼では気がつかなかった造花の繊維までも細かに写し出されています。常用の実用レンズとしても、非常に便利なレンズだと思いました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:800

 

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反対側の道から、焦点距離400mmにて猫の素顔を、お花越しに撮影をしました。 ふわっとした溶け込むかのような柔らかさに、猫の表情までも鮮明に再現してくれました。

◎焦点距離:200mm 絞り:F/6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800

 

wakakojet若子jet

岐阜県岐阜市生まれ。名古屋造形大学卒業。 撮影スタジオ勤務後、出版社写真部を経て、写真家松本明彦氏に師事後、独立。

被写体は人物を中心に、雑誌、広告等の撮影をする一方、展覧会でも発表多数。 ライフワークとして街スナップを楽しんでいる。 優しく可愛く綺麗な世界観を得意とする。

 

2016年7月、若子jet写真集「キッチュa GO!!GO!! 浪花編」好評発売中。

https://wakakojet.thebase.in

ブログ:若子jetのセンチメンタル日記

http://wakakojet.exblog.jp/

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twitter https://mobile.twitter.com/wakakojet

 

■18-400mm製品情報はこちら

18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)

皆さん、こんにちは。今年もタムロン・マクロレンズ フォトコンテスト、「ノンジャンルの部」の審査員をやらせていただきます岡本洋子です。身近な被写体を撮影するテーブルフォトは自宅で気軽に楽しめますから暑い夏にはぴったりですね。素敵な作品が撮れたらコンテストの「ノンジャンルの部」にぜひ応募してくださいね。

 

身近な被写体でテーブルフォトを楽しもう!

食べるのももったいないようなきれいな色と形の干菓子をいただいたので、食べる前に写真を撮っておこうと思いました。窓際のレースのカーテン越しに光が入るテーブルの上に壊さないようにそおっと干菓子を並べます。下にうちわを置いて和風なイメージにしてみました。窓辺から差し込む柔らかい夕方の光がやや赤みを帯びてレトロな色合いの雰囲気になりました。あとはどのように撮るか、アングルとフレーミングです。一つ一つの形がわかるように真上から俯瞰的に撮ることで一つ一つの干菓子の繊細な形や質感が描写できました。干菓子の入った入れ物全体は入れずにカットして動きを出しています。

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◎絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/25秒 ISO1000 +1.3EV補正

 

夏らしい見た目も爽やかできれいなオレンジゼリーはテーブルフォトの被写体にぴったりです。平らなガラスのお皿の上にゼリーを置いて、オレンジ色がより映えるようにイタリアンパセリの葉っぱを真ん中に飾ってみました。窓際のダイニングテーブルの上に置いてガラスのお皿の下には網目模様のあるランチョンマットを敷きました。お昼時の太陽は窓を明るく照らし、逆光の光はゼリーの立体感や透明感を出してくれました。全体は入れずに斜めのアングルから縦でフレーミングすることで手前から奥への奥行き感も出ました。窓からの光が青味を帯びて夏のイメージにぴったりなクールな印象になりました。

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絞り優先AE F/3.8 シャッタースピード1/30秒 ISO100 +0.3EV補正

 

ジュエリーの撮影にも挑戦です。トンボの羽のブルーの石が印象的なペンダントトップを撮ってみました。光は窓辺の昼間の自然光を利用しています。透明なアクリルの板があったので、その上にペンダントを置いて、10㎝くらいのアクリルの板の下の隙間にピンク色の皺のテクスチャーのある紙を敷いて背景に利用しました。紙の上に直接置いたわけではないのでジュエリーの平面性を保ちつつ背景との距離が適度にあるので皺の表情も出て面白い効果になりました。ジュエリーの硬質な輝きを出すためにボカさずにF/18まで絞り込んで撮っています。

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絞り優先AE F/18 シャッタースピード1/6秒 ISO100 +0.3EV補正

 

貝殻で作った面白い形のピアスがあったので、それを飾りの額にぶら下げて撮ってみることにしました。窓辺に木のトレーを置いてレースのカーテンを引いて背景にしています。木の板はトレーを逆さまにして荒い木目を利用しました。レフ版を使っただけでは手前からの光が暗く貝殻の虹色の輝きが出なかったのでクリップオンストロボを使って光を手前から当ててみました。ストロボの発光体の部分には据え付けのディフューザーを使い光を柔らかくしていますが、バウンスさせずに正面から当てて素材から光を反射させています。イメージ通り貝殻の複雑な模様が浮かびあがりました。絞りはあまり絞らずに手前のピアスだけにピントを合わせ、あえて後ろのピアスはボカしています。

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絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/80秒 ISO100 -0.3EV補正  ストロボ発光

 

100円ショップで買った小さな木の椅子とテーブルを小道具として使ってみました。テーブルの下に敷いたのは英字新聞が印刷されたラッピング用紙です。奥行きを持たせるために工夫をしてみました。テーブルの上には主要被写体のネックレスを置いてその後ろの椅子にはインコに似せて作った模型があったのでそれを置いてみました。手にとってみるといかにもという作り物に見えますが、背景でボカしてしまえば粗も見えません。被写体の距離とレンズの絞りをコントロールして上手くボカして奥行き感がでました。逆光気味の光線なので被写体が暗くならないように露出はプラスに補正しています。

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絞り優先AE F/5.0 シャッタースピード1/15秒 ISO100 +1.0EV補正

 

テーブルフォトは特別にどこかへ出かけなくても身近にある素材を被写体に、ちょっとした工夫をすれば誰もが楽しめる撮影手法です。そしてそこで活躍するのが被写体に近づけるマクロレンズです。単焦点のレンズならではの明るい開放値と描写の良さも魅力です。小さな被写体を大きく写すことで、細部の質感も見えてきます。また近寄ることによって大胆にボカしたりとボケ味の表現がコントロール可能です。テーブルフォトの撮影を楽しむときに、光は窓辺から射す自然光を利用するといいでしょう。逆光気味になり手前が暗くなるのでこれを補うのにレフ板を使ったり、プラスに補正するのもコツです。時間帯によっては光の色も変わってきますし、室内光も利用するのであれば、ホワイトバランスもオートがいいのか、いろいろとイメージに合わせて調整してもいいでしょう。あとは背景にくるものや小物を上手く活用して楽しく撮れたらいいですね。身近な被写体を利用してテーブルフォトに挑戦してみてください。そして素敵な写真が撮れたら、ぜひマクロレンズ フォトコンテストの「ノンジャンルの部」に応募してくださいね。

 

okamoto岡本洋子(おかもと・ようこ)

東邦大学生物科を卒業。12年間の会社勤務の後、日本写真芸術専門学校にて写真を学ぶ。卒業後は秋山庄太郎氏のアシスタントを務め、独立フリーへ。現在、花や植物、風景を主に撮影。各種撮影会や写真教室講師を務める。

女子美術大学非常勤講師
日本写真協会会員(PSJ)
日本自然科学写真協会会員(SSP)
フェイスブック https://www.facebook.com/yoko.okmoto.5

 

岡本洋子さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

 

岡本洋子さんが審査員をつとめるタムロン主催のフォトコンテスト
詳細についてはこちら:募集期間は5月15日~10月15日
第14回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト 詳細ページ

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「ワイドズーム10-24㎜でマルタ島を撮る」も今回が6回目になり最終回です。この6回を通してみなさんにもっとも伝えたかったことは、超広角ズームは決して特別なレンズではなく、誰もがごく普通に使えるレンズだということです。望遠やマクロに比べると超広角は馴染みがないので、ちょっと特殊な気がしてしまうのも無理はありません。

遠くて肉眼では小さくしか見えないものを大きく見たいという欲求は誰でもあります。それをかなえてくれるのが望遠レンズです。望遠レンズの基になった望遠鏡の歴史は古く、ガリレオが作ったのは1609年といわれています。小さくて肉眼でははっきり見えないものを大きく見たいという欲求も人が生まれながらに持っているものです。マクロレンズの大元ともいえる虫めがねは、紀元前6世紀の遺跡から出土されています。

ところが世の中には、広角レンズの基になるような広い視野が得られる光学的な道具は歴史的に見当たりません。人は肉眼で広い世界を見渡すと頭の中でその広さが合成できるからでしょうか。でも頭の中で合成した広さとレンズを通してダイレクトに見える広さはまったくの別物です。その魅力を知ってしまったら手放せなくなるのが広角レンズなのです。

 

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マルタ島の家はドアや窓に色を塗り綺麗に装飾します。建物の撮影が好きな人には被写体の宝庫です。でもドアや窓だけを切り取っているとカタログの写真のようになってしまいます。窓の反射が路面に映っていたのでそこも取り入れました。画角が広いワイドズームだからできたことです。

◎焦点距離:12mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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綺麗な窓の装飾が夕陽で照らされています。面白いのは影です。反対側の建物のシルエットがはっきりと写し出されています。写真は光と影で作られるものです。ですが、影は気をつけないと見過ごしてしまうことも珍しくありません。ほんのちょっとの注意力が必要です。正面からではなく斜めから撮ることで奥行き感も表現しました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

 

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首都ヴァレッタの海沿いにある建物です。光が当たっているところと影のところがあります。立体的に見えるのは大切な要素ですが、描写の硬いレンズだと明るい側がとんだり、暗い側がつぶれたりします。タムロンのレンズは諧調が豊富なので見た目通りの自然さで再現してくれました。

◎焦点距離:14mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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マルタ島の古都イムディーナです。かつては首都でもあったところで、中世の街並みを保っている城塞都市です。「静寂の町」の異名もあります。マルタ島は太陽の光に溢れています。湿度が低くカラッとして暑いですが、気持ちのいい暑さです。そんな空気感を写し撮りたくでシャッターをレリーズした1枚です。澄んだ空気が伝わるでしょうか。

◎焦点距離:13mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

 

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5回目に紹介したレストランのあるBugibbaで撮りました。なにか懐かしい雰囲気。そうです。昭和を感じさせるものがあります。マルタ島が日本で人気になりつつあるのは、こんな景色があちこちにあるからかなと思います。10mmで赤色のパラソルと対比ができるようなるべく多くの空と雲を取り入れました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

 

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ヴァレッタにはたくさんのカフェがあります。ここは老舗で大きなカフェです。日中の暑いときはよくこの店で休憩しました。飲んでいるのはリンゴから作ったシードルです。アルコール度数は低くジュース的な味わいです。立派な内装なので背景が伝わるように低い位置から写しています。

◎焦点距離:12mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:1600

 

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3回目に登場した国立考古学博物館で撮りました。ごく普通の階段ですが、柔らかな光が回っていてなんともいえない優しい感じです。また黄色という色もいいです。被写体はどこにでもあるものです。でもそれに対応するレンズを持っていなければ写すことはできません。ワイドズームを持っていたから狭い場所でも写すことができたのです。

◎焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:320

 

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マルタ島を発った日はフランクフルト経由でデュッセルドルフに向かいました。フランクフルトでターミナルの移動をするときの地下通路です。どこまでも続く長い通路。幼いころに見たアメリカのTVドラマ「タイムトンネル」を思い出しました。レンズの歪み(ディストーション)がなくすべてのラインが真っ直ぐに中央に向かって行きます。手ブレ補正機構「VC」のおかげで暗くても鮮明に写し撮ることができました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:250

 

最終回なので、マルタ島のあちこちで撮影した写真を見ていただきました。

いかがですか。ほら、ワイドズームはもう特殊なレンズではなくなりましたね。望遠、マクロに次ぐ第三のレンズが広角です。タムロンの10-24㎜で身近だけど新しい世界へデビューしましょう。

それでは、また!

 

abe阿部秀之(あべ・ひでゆき)

東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。タムロン宣伝課を経て、86年よりフリー。ヨーロッパの風景、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時にカメラ専門誌にも執筆をはじめる。
カメラグランプリ選考委員を87年より歴任。

 

阿部 秀之さんご使用のレンズについて詳しくは、
10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD(Model B023)製品ページ

 

「ワイドズーム10-24mmでマルタ島を撮る」の第1回からの記事はこちらからご覧下さい。

第1回 10mmと18mmのちがい、10mmと24mmの使い分け
第2回 超広角ズームで撮りたい被写体と画面構成
第3回 超広角ズームでもVCはありがたい
第4回 マルタの猫
第5回 マルタで料理撮影