TAMRON LENS BLOG

title_tanaka01

 

タムロンといえばズームレンズ。
とくに高倍率ズームについては、レンズの高性能化と小型化を両立させるなど優れた技術力を誇っている。
発表されたレンズはつねに高い評価を受けている。
ところがそのズームのタムロンが、久しぶりに単焦点レンズを発表した。
F値の明るい高性能タイプで、手ブレ補正の機構も内蔵している。
SP 35mm F/1.8 Di VC USDとSP 45mm F/1.8 Di VC USDの2本のレンズがそれだ。

実は、ぼくは長い間、タムロンの大口径単焦点レンズを待望し熱望し続けていたのである。
というのもタムロンは、ご存じSP 90mmマクロという名レンズを作り出したメーカーである。
"本気"で単焦点レンズを設計し製造してくれれば優れた描写のレンズを生み出すに違いない。そう思い続けてきた。

そうして、ようやく満を持して発売された2本の単焦点レンズ。
さっそく使ってみると、ぼくの期待をまったく裏切ることなく実に素晴らしい出来映えであった。
描写性能の良さもさることながら、レンズの「たたずまい」がこれまた良い。
写りはもちろん姿カタチも、品が良いのだ。タムロン"本気"の単焦点レンズであった。

その2本のレンズとも甲乙つけがたい魅力を秘めているのだが、
とくにぼくが惹かれたのはSP 35mm F/1.8 VCのほうだ。

身近にある街角をスナップ撮影することをライフワークにしているぼくとしては、
焦点距離35mmは街を歩いていてふと気づいたシーンを自然な視角で切り撮ることができる。
感じてカメラを構えたら、余分なテクニックを労することなく、
素直に望んだとおりの構図の写真にできるのが35mm画角。
ストレートに被写体に向き合い、感じたまま写せる、そんなレンズだ。

この大好きなSP 35mmレンズを1本だけ持っていつものように街を歩いてみると、
ふだん見慣れているはずの景色の中でつぎつぎと感じるシーンと遭遇する。

 

裏通りの住宅街を歩く。突然、前庭に一体だけ飾ってある古代ギリシャ時代を思わせる石像に出くわす。街スナップでは絞り値はだいたいF4からF5.6がぼくの定番F値。

裏通りの住宅街を歩く。突然、前庭に一体だけ飾ってある古代ギリシャ時代を思わせる石像に出くわす。街スナップでは絞り値はだいたいF/4からF/5.6がぼくの定番F値。

◎焦点距離:35mm 絞り優先オート(F/4.5、1/50秒) WB:オート ISO感度:100
-0.7補正(フルサイズカメラで撮影)

 

02

大通りに面したビルにミケランジェロの巨大なダビデ像。いつも下から見上げていたのだが、この日は少しアングルを高くして眺めてみた。35mm画角はカメラ位置を少し変化させるだけで容易に画面に変化をつけることができる。

◎焦点距離:35mm 絞り優先オート(F/5.6、1/50秒) WB:オート ISO感度:100
-0.7補正(フルサイズカメラで撮影)

 

被写体にぐっと近づいてカメラアングルを工夫すれば35mm画角でも、超広角レンズで撮影したかのようなパースペクティブが得られる。このとき、ピントよりもボケを生かすことで立体感が表現できる。

被写体にぐっと近づいてカメラアングルを工夫すれば35mm画角でも、超広角レンズで撮影したかのようなパースペクティブが得られる。このとき、ピントよりもボケを生かすことで立体感が表現できる。

◎焦点距離:35mm 絞り優先オート(F/4、1/320秒) WB:オート ISO感度:100
(フルサイズカメラで撮影)

 

田中希美男さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

カテゴリ