TAMRON LENS BLOG

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駆け出しの頃の私は、花を撮るなら「開放!」でOK!と言っていましたが、
2012年11月に発売されたタムロンSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F004)を手に入れてから考えが変わりました。
玉ボケが背景に出ない時はF2.8開放で撮影して、朝露や水面を背景にして「玉ボケ」を生かす場合は、
1段絞って撮影した方が玉ボケが丸くなり、
開放で撮影すると画面四隅の玉ボケが「口径食」の影響でレモン型になる現象も緩和できます。

あと、このレンズの面白い点は、F16に絞り込んで滴を撮影すると太陽の煌きが、
まるでクロスフィルターを使ったかのような、美しい光芒を楽しめます。
絞り込んで撮影するとシャッタースピードが遅くなりブレる可能性が高くなりますが、
手ブレ補正付の新型マクロなら、しっかりとカメラを構えれば、1/8秒くらいでも手持ち撮影可能です。

 

朝露と光芒

朝露と光芒

普通、朝露を撮影する場合は開放気味で狙い玉ボケを生かして撮影しますが、
新型90mmF2.8マクロを使っていたので、F16まで絞り込んで撮影して美しい光芒を生かしました。
この光芒をファインダー内で確認する方法を伝授します。
プレビューボタン(被写界深度確認ボタン)を押すと光芒が見えますので、押しながらフレーミングを決めます。

◎フルサイズカメラ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)
絞り優先AE F16 シャッタースピー1/60秒 ISO400 WB太陽光

 

フジ

フジ

直射光でフジを写すと微妙な色合いが出ないので、日陰の部分を狙いました。
開放だと玉ボケは出ませんが、1段絞ってF4で撮影することで柔らかな玉ボケが背景に出ました。
新型90mmF2.8マクロは、F4で撮ることが殆どです。

◎フルサイズカメラ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)
絞り優先AE F4 シャッタースピー1/500秒 ISO100 +2EV補正 WB太陽光

 

レンゲショウマ

レンゲショウマ

夏の森の代表的な花、レンゲショウマ。
背景の木々の葉をぼかして撮影しても面白くないので、木漏れ日が入る背景を探して、
花にピントを合わせることで玉ボケを出して、意図的に花と重ねて花を際立たせてみました。
構図的には花1輪ではバランスが悪いので、右側にツボミを入れ、左右で対比させてバランスをとりました。

◎フルサイズカメラ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)
絞り優先AE F4 シャッタースピー1/125秒 ISO100 +1EV補正 WB太陽光

 

朝露と玉ボケ

朝露と玉ボケ

朝露の写真を撮りたいなら、晴天の風の無い早朝の野原に出掛けてみましょう。
きっと朝露をまとってキラキラと輝く朝露に出会えると思います。
新型90mmF2.8マクロでの撮影なので、F4に絞り美しい玉ボケを表現しました。
朝露を撮影する時は、一番朝露がキラキラ輝くアングルを探して撮ることが大切で、
ピントは滴の輪郭か滴の中に映り込んだ風景に合わせる方法があります。

◎フルサイズカメラ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)
絞り優先AE F4 シャッタースピー1/400秒 ISO100 WB太陽光

 

チューリップと光芒

チューリップと光芒

林を背景にチューリップを狙い、木漏れ日を玉ボケで撮影しょうと被写体発見時は考えていましたが、
ファインダーを覗くと「絞って光芒を生かそう!」とひらめいて、
F16に絞り込んで木々の間から時々見える太陽を光芒にして撮影しました。

◎フルサイズカメラ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)
絞り優先AE F16 シャッタースピー1/40秒 ISO400 +1EV補正 WB太陽光

 

Profile

石井孝親

石井 孝親(いしい・よしちか)
1967年9月、横浜生まれ。東京写真専門学校卒業後、写真館勤務。2000年4月から自然写真家として活動開始。現在、身近な足元の自然をテーマに、写真展、写真雑誌、カレンダー等で幅広く活躍中!
写真集に「光と彩の季節・日本カメラ社」、技術書に「光を生かす花撮影術・日本カメラ社」など。自ら主宰する「フォトクラブ光と彩」で横浜、東京にてアマチュア写真家の指導にも力を入れている。
公式HP・石井孝親のネイチャーフォト http://www2.ttcn.ne.jp/~naturephoto/

 

石井孝親さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 90mm (Model F004)スペシャルサイト:http://www.tamron.co.jp/lineup/f004/index.html

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