TAMRON LENS BLOG

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最後の寄港地は、イタリアのチヴィタヴェッキアです。
日本人にはまったく馴染みのない地名だと思いますが、私は以前も別の船で寄港したことがあります。
なぜならチヴィタヴェッキアは、ローマの北西約59キロのところにあり、
ローマから船に乗る場合、もっと近い港はこのチヴィタヴェッキアなのです。

 

ローマに近いので船もさまざまなエクスカーション(現地ツアー)を用意します。
ローマ観光、ローマ買い物ツアーなど、好みに応じて選べます。
私はその中からバチカン美術館を見学するコースに申し込みました。

 

バスに乗って1時間少しでローマに到着します。
サービスのつもりなのでしょう。コロッセオの脇を走ってくれます。

ところで車窓からガラス越しに撮るときのコツをご存知ですか?
この写真は失敗例です。右側の映り込みがひどいです。

焦点距離:16mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

焦点距離:16mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/200秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

 

車窓からの景色を上手く撮るには、窓ガラスにレンズをくっつけることです。
これで映り込みが生じなくなります。

ただし、力任せに押しつけてはダメです。
オートフォーカスは、シャッターボタンを半押しすると、
レンズの全長を変えることでピントを合わすものが多いので、ピントが合わなくなります。
レンズの動きを見ながら行ってください。

焦点距離:16mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

焦点距離:16mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

 

さぁ、前方にバチカンが見えてきました。
バスの席からの撮影なんで見苦しくてすみません。 でも、ワクワクです。

焦点距離:22mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/800秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

焦点距離:22mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/800秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

 

このバスツアーには、特別なサービスがあります。
それは並ばなくてもバチカン美術館に入場できるのです。
朝一番に行っても30分以上、ちょっと遅いと1時間待ちは普通なのですが、まったく待たなくていいのです。

豪華客船ならではの優遇措置!?
いえいえ、実は個人でもバチカン美術館のHPから予約をしておけば並ばなくてすむのです。
予約しない方が多いようですが(笑)

焦点距離:16mm 絞り:f/3.5 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:+0.7 ISO感度:320

焦点距離:16mm 絞り:f/3.5 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:+0.7 ISO感度:320

 

美術館の中に入ってしまうと混んでいるので、入る前にガイドからレクチャーを受けます。
ガイドさんは得意になって話していますが、ちょっと長めです。

焦点距離:26mm 絞り:f/10 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

焦点距離:26mm 絞り:f/10 シャッタースピード:1/320秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

 

バチカン美術館の内部は、荘厳な雰囲気です。
ストロボを使わなければ撮影してかまいません。
ただ、立ち止まれないくらい後ろがつかえているので、写真を撮るのは大変です。

焦点距離:16mm 絞り:f/3.5 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:360

焦点距離:16mm 絞り:f/3.5 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:360

 

美術館の内部はものすごく広いです。
16㎜まであって良かったと何度も痛感しました。
レンズの焦点距離が広角で短いほどブレは目立たなくなります。
その点でも16㎜は有利です。

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:800

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:800

 

いやぁー 感激です。フレスコ画は修復されたものなのでしょうか。
描いたばかりのような鮮やかさです。

しかし、残念なお知らせがあります。
一番の見どころ、システィーナ礼拝堂は撮影禁止なのです。
ミケランジェロ「最後の審判」は網膜に焼き付けて帰るしかありません。

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+1 ISO感度:560

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+1 ISO感度:560

 

大感激! システィーナ礼拝堂は、素晴らしかったです。
では、サン・ピエトロ大聖堂へ向かいましょう。
システィーナ礼拝堂を出てすぐの廊下。おそらく新しい光源を採用しているのでしょう。
AWBではちょっと珍しい発色になりました。
これはこれでムードがありますね。

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:2500

焦点距離:16mm 絞り:f/8 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:2500

 

サン・ピエトロ大聖堂の中に入りました。
今回の船旅ではカサブランカで巨大モスクに入りましたが、少しも引けをとりません。
大昔に人が作ったものなのかと思うと、ただただ驚くばかりです。

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:1250

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/25秒 露出補正:+0.3 ISO感度:1250

 

ひとつ前の写真で光が当たっていた中央の少し下が気になり、 300㎜で写しました。
光と影、これさえあれば素敵な写真が撮れるのです。

焦点距離:300mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:-0.3 ISO感度:3200

焦点距離:300mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/500秒 露出補正:-0.3 ISO感度:3200

 

サン・ピエトロ大聖堂を出て、すぐのところにバチカンの郵便局があります。
ここからはがきや手紙を出すと、バチカンの切手にバチカンのスタンプが押されます。
旅行者に大人気だそうです。
旅の想い出に自分宛に送る人も多いとか。

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:+1 ISO感度:200

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/125秒 露出補正:+1 ISO感度:200

 

サン・ピエトロ広場には、たくさんの椅子が並べられていました。
前日に新しいローマ法王フランシスコの就任一周年を記念して式典があったのだそうです。
16㎜は画角が広いだけでなく、被写界深度が深いので
これほど奥行きがあってもすべてをシャープに表すことができます。

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:-0.3 ISO感度:200

焦点距離:16mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/640秒 露出補正:-0.3 ISO感度:200

 

バチカンを出てローマに入ったところで目にしたカップル。
きっと美術館見学に時間がかかり過ぎて疲れてしまったのでしょう。

でも、奥さまがとてもいい表情です。
心の中で「1枚撮らせてね」とお願いしました。

焦点距離:185mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

焦点距離:185mm 絞り:f/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

 

いよいよ明朝は出港したジェノアに戻って下船します。
12日間の船旅も終了です。

 

旅のお供のレンズは、タムロンの新高倍率ズーム
16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO(Model B016)です。

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