TAMRON LENS BLOG

16-300mmの高倍率ズームレンズ、コンパクトなボディサイズに秘められた機能、
発売以来愛用しているこのレンズの魅力を改めて見直してみた。

 

まずは、16mmから300mm、18.8倍の作例から。
横浜港の岸壁から大桟橋に停泊していた、85.619t、全長292.56mの大型客船を16mmで撮影、
歪みも少なく、空の色のグラデーションも綺麗に表現出来た。

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◎焦点距離:16mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/1250 ISO400 絞り優先AE

 

300mmは、横浜港、大桟橋から定期観光船桟橋での一コマ、船員の白い制服と外国人観光客の服、
タラップや客船の窓がシャープに撮る事が出来た。
超音波モーター(PZD)による早いフォーカシングでの利点でもある。

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◎焦点距離:300mm 絞り: F/8 シャッタースピード:1/500 ISO200 絞り優先AE

 

ズームレンズは逆光に弱いと言われるが、敢えて太陽を入れた撮影をしてみた。
風の強い海辺での撮影だが、虹色のでた雲、
シルエットになったヤシの木など逆光に強い光学設計やコーティング技術のおかげで綺麗に撮る事が出来た。

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◎焦点距離:16mm 絞り: F/9 シャッタースピード:1/3200 ISO200 絞り優先AE

 

そして、このレンズのシャープさは、開放に近い絞りでの撮影で見てみると、
レトロな常夜灯の文字や縦横の木組みのシャープさ、暖簾と古いポストのディテール等申し分無い解像度だ。

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◎焦点距離:141mm 絞り: F/6.3 シャッタースピード:1/1000 ISO500 絞り優先AE

 

このレンズにはタムロン独自の手ブレ補正機構「VC」が搭載されている。
特に動きのある被写体を瞬時に撮影する場合には、ありがたい機能だ。
手ブレ補正機構「VC」+超音波モーター「PZD」で迅速な撮影が可能だ。
横浜港のドラゴンボート「海龍」を蛇行の軌跡とともに追ってみた。

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◎焦点距離:225mm 絞り: F/11 シャッタースピード:1/250 ISO200 絞り優先AE

 

佃煮「すずめ焼き」を店先で焼いている所を撮影させてもらった。常に動いている手先を止める事無く撮影出来た。

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◎焦点距離:41mm 絞り: F/6.3 シャッタースピード:1/400 ISO500 絞り優先AE

 

私の撮影分野ではクローズアップ撮影が多く最短撮影距離や、ボケ味がレンズ選択の重要な課題となる、
その点、最短撮影距離が全ズーム域で0.39mは最大の強みとなる、
またボケ味を左右する絞り羽根が7枚で円形絞り(開放から2段まで)になる事も特筆すべき機能だろう。
朝市で販売されていた「鯵の開き(干物)」を撮らせてもらった。
朝の弱い光での撮影だが、魚の赤身や骨のディテールが綺麗に撮れた。

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◎焦点距離:50mm 絞り: F/5.0 シャッタースピード:1/500 ISO500 絞り優先AE

 

春のバラ園(5月)で撮影、ズーム最長300mmでのクローズアップ、
水滴等シャープさもさながらボケ味も綺麗な撮影が出来た。

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◎焦点距離:300mm 絞り: F/10 シャッタースピード:1/125 ISO400 絞り優先AE

 

早春の梅の一枝、力強く咲いた一輪を狙って撮影、色も彩りも綺麗だ、
左下の蜘蛛の糸が逆光に光って虹色に、バックの梅の花が円形絞りで表現された好きな写真に仕上がった一枚。

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◎焦点距離:185mm 絞り: F/8 シャッタースピード:1/800 ISO400 絞り優先AE

 

色々な場面で撮影してみたが、このレンズ、常に持って行きたい一本である。

 

Profile

yamamoto山本 弘之(やまもと・ひろゆき)

1944年東京都生まれ。東京綜合写真専門学校卒。
日本を代表する食の写真家として、広告の分野で活躍し続けて居る。マクドナルドの広告や、ファミリーレストランのメニュー、様々な商品パッケージなど、日頃目にする多くの食にまつわる撮影を手がけている。
写真展(個展)15回 共同展多数。
(社)日本広告写真家協会(APA)会員 http://www.y-p-st.com/

 

山本 弘之さんご使用のレンズについて詳しくは、
16-300mmスペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/b016/index.html

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45mmの焦点距離だと多くの人の事例では手持ちの標準ズームレンズと焦点域が重なってしまうことが多いと思う。

ところがだ、このレンズで撮影した写真は何かが違う。
それは画像のシャープネスやボケ味ということからも感じられることだが、
やはり絞りの選択肢が広いことによる余裕から生まれているように思うわけで、これが表現の幅を広げることに繋がっている。

絞り開放時、加えて至近距離近辺における紙のように浅い被写界深度、クセのないボケ味、
最短撮影距離の短さ、撮影距離による性能変化を感じさせない点など、どれもたいへんよく考えられ設計が行われているようだ。

特に開放値近辺での描写性の高さは特筆すべきものだ。
高性能に加えて、さらには手ブレ補正内蔵なので、カメラのISO感度を極端な高感度設定をすることなく微量光下でも安心して使用できる。これもまた表現の幅を広げることのできる大きな要因となっている。

手持ちのズームレンズと焦点距離が重複しても、本レンズを使用すれば必ずやそれとは違う結果をプレゼントしてくれるはずである。

 

人形。絞りを開き、最短撮影距離で撮影。極端に浅い被写界深度は写真独自の表現。合焦点の鋭いシャープネスに感心する。

人形。絞りを開き、最短撮影距離で撮影。極端に浅い被写界深度は写真独自の表現。合焦点の鋭いシャープネスに感心する。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

ダリア。前ボケと後ボケのバランスの良さ、加えて合焦点の素晴らしいシャープネスが共演しているレンズはなかなかないものだ。

ダリア。前ボケと後ボケのバランスの良さ、加えて合焦点の素晴らしいシャープネスが共演しているレンズはなかなかないものだ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

 

橋。ライトアップされた直後の時間に撮影。微妙な階調を繋がりよく再現してゆく魅力。

橋。ライトアップされた直後の時間に撮影。微妙な階調を繋がりよく再現してゆく魅力。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:800 -0.7補正

 

街にて。標準域の画角のレンズはカメラを水平垂直に構えると、あたかも肉眼で見ているような素直な描写を得ることができる。

街にて。標準域の画角のレンズはカメラを水平垂直に構えると、あたかも肉眼で見ているような素直な描写を得ることができる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200 -0.7補正

 

鉄塔。太陽を画面内に入れ込んでもビクともしない高性能。コーティングが優秀なことも特筆すべき点だろう。

鉄塔。太陽を画面内に入れ込んでもビクともしない高性能。コーティングが優秀なことも特筆すべき点だろう。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

赤城耕一さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

 

三越日本橋本店で、年末恒例の第56回「2015年報道写真展」(主催:東京写真記者協会)が本日から開催です。この一年にあった出来事を写真で振り返る、年末恒例の写真展です。この写真展にタムロンも協賛しています。また、今年の写真記者協会賞受賞作品も展示されています。報道各社のカメラマンによる、見応えのある写真展です。ぜひご来場ください!
日本橋での展示は12月24日(木)まで。引き続き静岡伊勢丹で12月26日(土)から1月3日(日)まで。

写真展のホームページはこちら
東京写真記者協会のホームページはこちら

開会式のゲストはオリンピックでメダルが期待される女子レスリング登坂絵莉選手

開会式のゲストはオリンピックでメダルが期待される女子レスリング登坂絵莉選手

タムロンの16-300mmで報道陣を撮影する登坂絵莉選手

タムロンの16-300mmで報道陣を撮影する登坂絵莉選手

会場には報道カメラマンも注目のタムロンのSP150-600mmが展示されています

会場には報道カメラマンも注目のタムロンのSP150-600mmが展示されています

山岳写真協会会長 橋本勝氏より、群馬県の景勝地でもある赤城山覚満淵の魅力を、
SP 70-300mm(Model A005)で撮影された写真とともにご紹介いただきました。

 

群馬県民には馴染みの赤城山は上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)の一つに数えられており、
日本百名山や日本百景の一つに選ばれています。
上毛かるたに、「裾野は長し赤城山」と詠まれているように、
赤城山の長い裾野は富士山同様に人々の目を引いております。
中央部にカルデラを有し、周囲に黒檜山(1,828m)や駒ケ岳(1,685m)、地蔵岳(1,674m)、
長七郎山(1,579m)等の山々が連なっております。
カルデラ内にはカルデラ湖の大沼や覚満淵、小沼が点在しております。

その覚満淵は大沼の東南にあって、駒ケ岳と小地蔵岳に挟まれております。
周囲800m程の湿原となっており、「小尾瀬」とも称されております。
木道が整備されており、ニッコウキスゲやモウセンゴケなど湿原特有の植物やススキ等が生い茂る中を、
ゆっくり散策や自然観察が楽しめます。

紅葉盛りの10月半ばの冷え込んだ夜明け方、覚満淵を訪れると、
期待通りに鮮やかなコントラストを演出していました。

撮影は全てSP 70-300mm。とても使いやすいレンズでした。

 

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◎焦点距離:124mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/640秒 ISO 800

 

2_0454

◎焦点距離:168mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/200秒 ISO 800

 

3_0514

◎焦点距離:147mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO 800

 

4_0460

◎焦点距離:135mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/500秒 ISO 800

 

5_0458

◎焦点距離:300mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/1000秒 ISO 800

 

Profile

橋本勝橋本勝(はしもと・まさる)

昭和12年(1937年)生まれ。前橋市在住
東京都山岳連盟の東京雲稜会で全国の山々を踏破すると共に昭和32年(1957年)羽田フォトクラブ入会。本格的に写真を撮り始める。会社経営(蔵前産業株式会社)のかたわら国内外の山岳風景を撮り続け、今日に至る。
昭和33年(1958年) 蒲田無名会入会
昭和41年(1966年) 日本山岳写真協会会員
昭和42年(1967年) 全日写連蒲田支部結成。支部長
昭和57年(1982年) 日本山岳写真協会両毛支部結成。支部長
平成18年(2006年) 日本山岳写真協会副会長
平成25年(2013年) 日本山岳写真協会会長
日本郵便発行の「日本の山岳シリーズ」切手第1集で谷川岳の作品が選ばれている。

 

【追記】
日本山岳写真協会では、2016年8月31日から1週間の期間、さらに2020年までの5年間についても同時期に、東京都美術館で「日本山岳写真協会展」の開催が決定されているとの事です。

 

橋本 勝さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 70-300mmスペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/a005/index.html

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45mmの焦点距離はかつてフィルム時代のコンパクトカメラにも多く採用されていたが、
50mmよりもやや広角気味なことから使いやすい画角として知られている。

「標準レンズ」の焦点距離の定義は、フォーマットの対角線上の距離と同等となることが知られている。
すなわち本来は35mmフルサイズフォーマットの標準レンズは約43mm相当になる。
このことからも本レンズは「真の標準レンズ」に近づいたものとしてみることもできるわけだ。

ファインダーを覗いた時の感覚はとくにパースペクティブが誇張されるわけではないので、
一見するとおとなしいようにもみえるが、絞りを開けば望遠ふう、絞り込めば広角レンズふうの描写を望むことができ、
万能性が高く使いやすい。

レトロフォーカスタイプという標準レンズでは珍しいレンズ構成をとり、
開放からコントラストが高く完全に実用性能を誇るので、安心して開放絞りから使用できるのも特徴のひとつ。
超高画素への対応も万全なレンズである。

 

鉄格子。50mm標準レンズよりもわずかに被写界深度が深いからだろうか、少し絞り込むとパンフォーカス効果を容易に得ることができる。

鉄格子。50mm標準レンズよりもわずかに被写界深度が深いからだろうか、少し絞り込むとパンフォーカス効果を容易に得ることができる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:200 -0.7補正

 

モニュメント。全体を写すのではなく部分的に印象に残ったところを切り取る。低速シャッターだが、手ブレ補正も効きがいい。

モニュメント。全体を写すのではなく部分的に印象に残ったところを切り取る。低速シャッターだが、手ブレ補正も効きがいい。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

朽ちた造花。被写体にグッとより、絞りを開いてみると、被写体の本来の意味とは異なるものに“化ける” ことがある面白さ。

朽ちた造花。被写体にグッとより、絞りを開いてみると、被写体の本来の意味とは異なるものに“化ける” ことがある面白さ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

 

植栽。レンズ単体でも歪曲収差はきわめて小さく実直な再現をするレンズである。明暗差は大きいが、優れた描写をする。

植栽。レンズ単体でも歪曲収差はきわめて小さく実直な再現をするレンズである。明暗差は大きいが、優れた描写をする。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 -0.7補正

 

赤城耕一さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

 

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