TAMRON LENS BLOG

皆さん、こんにちは。今年もタムロン・マクロレンズ フォトコンテスト、「ノンジャンルの部」の審査員をやらせていただきます岡本洋子です。身近な被写体を撮影するテーブルフォトは自宅で気軽に楽しめますから暑い夏にはぴったりですね。素敵な作品が撮れたらコンテストの「ノンジャンルの部」にぜひ応募してくださいね。

 

身近な被写体でテーブルフォトを楽しもう!

食べるのももったいないようなきれいな色と形の干菓子をいただいたので、食べる前に写真を撮っておこうと思いました。窓際のレースのカーテン越しに光が入るテーブルの上に壊さないようにそおっと干菓子を並べます。下にうちわを置いて和風なイメージにしてみました。窓辺から差し込む柔らかい夕方の光がやや赤みを帯びてレトロな色合いの雰囲気になりました。あとはどのように撮るか、アングルとフレーミングです。一つ一つの形がわかるように真上から俯瞰的に撮ることで一つ一つの干菓子の繊細な形や質感が描写できました。干菓子の入った入れ物全体は入れずにカットして動きを出しています。

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◎絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/25秒 ISO1000 +1.3EV補正

 

夏らしい見た目も爽やかできれいなオレンジゼリーはテーブルフォトの被写体にぴったりです。平らなガラスのお皿の上にゼリーを置いて、オレンジ色がより映えるようにイタリアンパセリの葉っぱを真ん中に飾ってみました。窓際のダイニングテーブルの上に置いてガラスのお皿の下には網目模様のあるランチョンマットを敷きました。お昼時の太陽は窓を明るく照らし、逆光の光はゼリーの立体感や透明感を出してくれました。全体は入れずに斜めのアングルから縦でフレーミングすることで手前から奥への奥行き感も出ました。窓からの光が青味を帯びて夏のイメージにぴったりなクールな印象になりました。

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絞り優先AE F/3.8 シャッタースピード1/30秒 ISO100 +0.3EV補正

 

ジュエリーの撮影にも挑戦です。トンボの羽のブルーの石が印象的なペンダントトップを撮ってみました。光は窓辺の昼間の自然光を利用しています。透明なアクリルの板があったので、その上にペンダントを置いて、10㎝くらいのアクリルの板の下の隙間にピンク色の皺のテクスチャーのある紙を敷いて背景に利用しました。紙の上に直接置いたわけではないのでジュエリーの平面性を保ちつつ背景との距離が適度にあるので皺の表情も出て面白い効果になりました。ジュエリーの硬質な輝きを出すためにボカさずにF/18まで絞り込んで撮っています。

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絞り優先AE F/18 シャッタースピード1/6秒 ISO100 +0.3EV補正

 

貝殻で作った面白い形のピアスがあったので、それを飾りの額にぶら下げて撮ってみることにしました。窓辺に木のトレーを置いてレースのカーテンを引いて背景にしています。木の板はトレーを逆さまにして荒い木目を利用しました。レフ版を使っただけでは手前からの光が暗く貝殻の虹色の輝きが出なかったのでクリップオンストロボを使って光を手前から当ててみました。ストロボの発光体の部分には据え付けのディフューザーを使い光を柔らかくしていますが、バウンスさせずに正面から当てて素材から光を反射させています。イメージ通り貝殻の複雑な模様が浮かびあがりました。絞りはあまり絞らずに手前のピアスだけにピントを合わせ、あえて後ろのピアスはボカしています。

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絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/80秒 ISO100 -0.3EV補正  ストロボ発光

 

100円ショップで買った小さな木の椅子とテーブルを小道具として使ってみました。テーブルの下に敷いたのは英字新聞が印刷されたラッピング用紙です。奥行きを持たせるために工夫をしてみました。テーブルの上には主要被写体のネックレスを置いてその後ろの椅子にはインコに似せて作った模型があったのでそれを置いてみました。手にとってみるといかにもという作り物に見えますが、背景でボカしてしまえば粗も見えません。被写体の距離とレンズの絞りをコントロールして上手くボカして奥行き感がでました。逆光気味の光線なので被写体が暗くならないように露出はプラスに補正しています。

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絞り優先AE F/5.0 シャッタースピード1/15秒 ISO100 +1.0EV補正

 

テーブルフォトは特別にどこかへ出かけなくても身近にある素材を被写体に、ちょっとした工夫をすれば誰もが楽しめる撮影手法です。そしてそこで活躍するのが被写体に近づけるマクロレンズです。単焦点のレンズならではの明るい開放値と描写の良さも魅力です。小さな被写体を大きく写すことで、細部の質感も見えてきます。また近寄ることによって大胆にボカしたりとボケ味の表現がコントロール可能です。テーブルフォトの撮影を楽しむときに、光は窓辺から射す自然光を利用するといいでしょう。逆光気味になり手前が暗くなるのでこれを補うのにレフ板を使ったり、プラスに補正するのもコツです。時間帯によっては光の色も変わってきますし、室内光も利用するのであれば、ホワイトバランスもオートがいいのか、いろいろとイメージに合わせて調整してもいいでしょう。あとは背景にくるものや小物を上手く活用して楽しく撮れたらいいですね。身近な被写体を利用してテーブルフォトに挑戦してみてください。そして素敵な写真が撮れたら、ぜひマクロレンズ フォトコンテストの「ノンジャンルの部」に応募してくださいね。

 

okamoto岡本洋子(おかもと・ようこ)

東邦大学生物科を卒業。12年間の会社勤務の後、日本写真芸術専門学校にて写真を学ぶ。卒業後は秋山庄太郎氏のアシスタントを務め、独立フリーへ。現在、花や植物、風景を主に撮影。各種撮影会や写真教室講師を務める。

女子美術大学非常勤講師
日本写真協会会員(PSJ)
日本自然科学写真協会会員(SSP)
フェイスブック https://www.facebook.com/yoko.okmoto.5

 

岡本洋子さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

 

岡本洋子さんが審査員をつとめるタムロン主催のフォトコンテスト
詳細についてはこちら:募集期間は5月15日~10月15日
第14回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト 詳細ページ

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「ワイドズーム10-24㎜でマルタ島を撮る」も今回が6回目になり最終回です。この6回を通してみなさんにもっとも伝えたかったことは、超広角ズームは決して特別なレンズではなく、誰もがごく普通に使えるレンズだということです。望遠やマクロに比べると超広角は馴染みがないので、ちょっと特殊な気がしてしまうのも無理はありません。

遠くて肉眼では小さくしか見えないものを大きく見たいという欲求は誰でもあります。それをかなえてくれるのが望遠レンズです。望遠レンズの基になった望遠鏡の歴史は古く、ガリレオが作ったのは1609年といわれています。小さくて肉眼でははっきり見えないものを大きく見たいという欲求も人が生まれながらに持っているものです。マクロレンズの大元ともいえる虫めがねは、紀元前6世紀の遺跡から出土されています。

ところが世の中には、広角レンズの基になるような広い視野が得られる光学的な道具は歴史的に見当たりません。人は肉眼で広い世界を見渡すと頭の中でその広さが合成できるからでしょうか。でも頭の中で合成した広さとレンズを通してダイレクトに見える広さはまったくの別物です。その魅力を知ってしまったら手放せなくなるのが広角レンズなのです。

 

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マルタ島の家はドアや窓に色を塗り綺麗に装飾します。建物の撮影が好きな人には被写体の宝庫です。でもドアや窓だけを切り取っているとカタログの写真のようになってしまいます。窓の反射が路面に映っていたのでそこも取り入れました。画角が広いワイドズームだからできたことです。

◎焦点距離:12mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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綺麗な窓の装飾が夕陽で照らされています。面白いのは影です。反対側の建物のシルエットがはっきりと写し出されています。写真は光と影で作られるものです。ですが、影は気をつけないと見過ごしてしまうことも珍しくありません。ほんのちょっとの注意力が必要です。正面からではなく斜めから撮ることで奥行き感も表現しました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

 

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首都ヴァレッタの海沿いにある建物です。光が当たっているところと影のところがあります。立体的に見えるのは大切な要素ですが、描写の硬いレンズだと明るい側がとんだり、暗い側がつぶれたりします。タムロンのレンズは諧調が豊富なので見た目通りの自然さで再現してくれました。

◎焦点距離:14mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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マルタ島の古都イムディーナです。かつては首都でもあったところで、中世の街並みを保っている城塞都市です。「静寂の町」の異名もあります。マルタ島は太陽の光に溢れています。湿度が低くカラッとして暑いですが、気持ちのいい暑さです。そんな空気感を写し撮りたくでシャッターをレリーズした1枚です。澄んだ空気が伝わるでしょうか。

◎焦点距離:13mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

 

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5回目に紹介したレストランのあるBugibbaで撮りました。なにか懐かしい雰囲気。そうです。昭和を感じさせるものがあります。マルタ島が日本で人気になりつつあるのは、こんな景色があちこちにあるからかなと思います。10mmで赤色のパラソルと対比ができるようなるべく多くの空と雲を取り入れました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

 

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ヴァレッタにはたくさんのカフェがあります。ここは老舗で大きなカフェです。日中の暑いときはよくこの店で休憩しました。飲んでいるのはリンゴから作ったシードルです。アルコール度数は低くジュース的な味わいです。立派な内装なので背景が伝わるように低い位置から写しています。

◎焦点距離:12mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:1600

 

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3回目に登場した国立考古学博物館で撮りました。ごく普通の階段ですが、柔らかな光が回っていてなんともいえない優しい感じです。また黄色という色もいいです。被写体はどこにでもあるものです。でもそれに対応するレンズを持っていなければ写すことはできません。ワイドズームを持っていたから狭い場所でも写すことができたのです。

◎焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:320

 

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マルタ島を発った日はフランクフルト経由でデュッセルドルフに向かいました。フランクフルトでターミナルの移動をするときの地下通路です。どこまでも続く長い通路。幼いころに見たアメリカのTVドラマ「タイムトンネル」を思い出しました。レンズの歪み(ディストーション)がなくすべてのラインが真っ直ぐに中央に向かって行きます。手ブレ補正機構「VC」のおかげで暗くても鮮明に写し撮ることができました。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:250

 

最終回なので、マルタ島のあちこちで撮影した写真を見ていただきました。

いかがですか。ほら、ワイドズームはもう特殊なレンズではなくなりましたね。望遠、マクロに次ぐ第三のレンズが広角です。タムロンの10-24㎜で身近だけど新しい世界へデビューしましょう。

それでは、また!

 

abe阿部秀之(あべ・ひでゆき)

東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。タムロン宣伝課を経て、86年よりフリー。ヨーロッパの風景、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時にカメラ専門誌にも執筆をはじめる。
カメラグランプリ選考委員を87年より歴任。

 

阿部 秀之さんご使用のレンズについて詳しくは、
10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD(Model B023)製品ページ

 

「ワイドズーム10-24mmでマルタ島を撮る」の第1回からの記事はこちらからご覧下さい。

第1回 10mmと18mmのちがい、10mmと24mmの使い分け
第2回 超広角ズームで撮りたい被写体と画面構成
第3回 超広角ズームでもVCはありがたい
第4回 マルタの猫
第5回 マルタで料理撮影

先日「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)の発売直前となる、体験撮影セミナーで講師を担当させていただきました、写真家の若子jetです。 暑い中お集まりいただいた参加のみなさま、誠にありがとうございました。

今回は体験撮影セミナーにて、皆さんと一緒に撮影したものをご紹介したいと思います。「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)は、APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ専用の高倍率ズームレンズ。世界初の18-400mm(35mm判換算28-620mm相当)の焦点距離をカバーしています。

望遠側の描写に期待が集まっていましたので、多くの動物を特に望遠側の400mm(35mm判換算620mm相当)で狙ったところ、写し出される画に圧倒されてしまいました。 体の輪郭やディティール、毛並みまでも、望遠側での圧縮効果、引き寄せ効果を多く得られます。 高画質を保ちながら迫力のある画を捉えることができました。描写も美しく、息をのむほど。 また、フレアやゴーストを抑えることによって、クリアでより抜けの良い画質を実現しています。

18-400mmは、近くにいる動物も、近寄れない遠くにいる動物もダイナミックにおさめることのできる幅広い焦点距離のレンズなので、自分の表現したい距離感で動物を捉えることが可能です。 体験撮影セミナーでの限られた時間の中で、レンズ1本で様々な撮影表現を楽しむことができまし た。

また、「18-400mm  F/3.5-6.3  Di  II  VC  HLD」(Model  B028)は、レンズ全長121.4mm、質量705gと小型軽量です。 カメラバックにはカメラボディと1本のレンズのみで出かけることもできるので、撮影時だけでなく 持ち歩きの軽量化にもなり、嬉しいです。 動物園や水族館などの撮影では三脚が使用不可の箇所なども見られる中、コンパクトかつVC機能(手ブレ補正)のおかげでサクサクとアクティブに撮影ができる事がとてもありがたいです。 動物の動きが読み難い場合でも、瞬間的に水面に顔を出してくれた表情を捉えることが出来ました。

また動物園園内を歩いていると、夏場の動物園は至る所で散水されていたり、シロクマが勢いよく水を吹き飛ばします。そんな中でも簡易防滴があるおかげで、水しぶきなどを気にせずに集中して撮影に挑めました。

さて7月20日に発売となった「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)、 色々なシーンに幅広くお使いいただける1本となることは間違いないでしょう。この夏を18-400mmと一緒に過ごしてみませんか?

 

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気持ちよく水面を泳ぐホッキョクグマ。 瞬間的に水面からお顔を出してくれたので、嬉しくて思わずシャッターを切りました。 勢いよく顔を振って飛び散る水しぶき、それと共に揺れる毛並みなど、瞬間的に捉えることが出来ました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:500

 

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日陰でのサイはVC機能のおかげで手ブレする事なく安心して撮影に挑む事が出来ました。

◎焦点距離:220mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:1000

 

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猛暑の中、お昼寝を始めたトラ。 せっかくなので、400mmで毛並みを撮ることにしました。手前から奥への圧縮効果があり、高倍率ズームならではの素晴らしい画を収めることが出来ました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:1000

 

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動きの少ないハシビロコウ。 この日は混み合っている3連休という事もあり、激しく動いてくれました。笑 ハシビロコウの身体の解像感、くちばしの質感まで鮮明に再現してくれました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:400

 

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複数匹のワオキツネザルを撮影しました。 体長約40cmほどのものを大きくダイナミックに捉え、重なる身体の距離を圧縮効果でぎゅっと縮め、充実感ある構図で撮ること が出来ました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:400

 

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フォトジェニックな紅色をしたフラミンゴは、体験会参加者にも人気の動物でした。 柔らかな身体の質感を再現する事が出来ました。 後ボケの丸ボケも美しく、画の収まりがよく撮影できました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400

 

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簡易防滴があるおかげで、安心して撮影する事が出来た水面の動物たち。 水鳥の顔の表情だけでなく、背景も作品の一部として、切りとる事が可能です。 ピントの合った箇所は、シャープに再現されていました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

 

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ペンギンの黒い身体の箇所も階調が潰れる事なく、しっかりと質感を残してくれています。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

 

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バーバリーシープを撮影しました。角の質感、色、形状までも鮮明に写し出されている事がよく分かります。大きくて立派な角に凛としたかっこいい表情をおさめる事が出来ました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1250

 

wakakojet若子jet

岐阜県岐阜市生まれ。名古屋造形大学卒業。 撮影スタジオ勤務後、出版社写真部を経て、写真家松本明彦氏に師事後、独立。
被写体は人物を中心に、雑誌、広告等の撮影をする一方、展覧会でも発表多数。 ライフワークとして街スナップを楽しんでいる。 優しく可愛く綺麗な世界観を得意とする。

 

2016年7月、若子jet写真集「キッチュa GO!!GO!! 浪花編」好評発売中。
https://wakakojet.thebase.in

ブログ:若子jetのセンチメンタル日記
http://wakakojet.exblog.jp/

Instagram https://www.instagram.com/wakakojet/
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■18-400mm製品情報はこちら
18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)

■今回の体験撮影セミナーにご協力頂いた動物園についてはこちら
上野動物園
天王寺動物園

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タムロンのワイドズーム10-24mmは、日常の記録写真を撮るのにも最適です。旅行の楽しみのひとつに食事があります。スマホが一般化してからレストランで料理の写真を撮っている人を見かけることが多くなりましたが、カメラならもっと美味しそうに撮ることができます。しかも10-24mmは手ブレ補正のVCを備えています。レストランは暗いところも多いので、手ブレ補正はぜひともほしい機能です。

マルタ島にはマルタ料理もあり、代表はうさぎの煮込みです。うさぎも美味しいですが、えー!うさぎ、と思われる方はイタリアンがおススメです。イタリアは近いのでマルタへ移り住んだ人も多く、美味しいイタリアンがたくさんあります。Bugibbaという街に気に入って2度行ったAcqua Marinaというレストランがあるので、その店の料理を見てください。

料理を撮るのには何mmで撮るのがいいでしょう。10-24mmは画角変化が大きいレンズだと第1回目に書きましたが、実は10mmでも24mmでも撮れます。より立体感があるように周囲まで含めて写したければ10mm側、料理だけをあっさり撮りたければ24mm側を使うといった使い分けです。

 

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この写真は11mmです。パンにざく切りのトマトとオリーブオイル、ニンニクなどを絡めて載せたイタリアの前菜です。11mmなので画角が広くテーブル全体をカバーできています。トマトがキラキラ光って見えるのは、この日は天気がよく外光が溢れるように入っていたからです。

◎焦点距離:11mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:220

 

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同じ料理ですが、別の日に24mmで撮りました。この写真の方がサラッとしたイメージです。この日は奥のテーブルへ座ってしまったので外光があまり届きませんでした。トマトがキラキラしないのはそのためです。料理の撮影では座る場所は大切です。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:800

 

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Acqua Marinaの店内から外へ向かって写した写真です。焦点距離は13mmです。歪み(ディストーション)が抑えられているので嫌味がなく写されています。料理だけでなく店内も撮っておきましょう。

◎焦点距離:13mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800

 

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ファインダーをのぞくとシャッター速度は1/13秒です。手ブレ補正機構「VC」のおかげでブレずに撮れました。ところで、なにを料理したものでしょうか。いまひとつわかりませんね。そうなんです。和えた料理はわかりにくいときが多いのです。オリーブのような丸いものがいくつか入っていて、味付けはトマトらしいことはわかります。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:800

 

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こんなときはお皿を回してみましょう。素材の特長的な部分が見えてくることもあります。ほら、タコの吸盤が現れました。外国ではタコを食べないと思われがちですが、イタリア、スペイン、ポルトガルではタコを食べます。マルタもタコが獲れるのでタコの煮込みはマルタ料理です。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:800

 

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メインが運ばれてきました。手前はフライの盛り合わせです。イカとイワシのような小魚です。奥の料理までピントが合っていません。これは広角であってもアップにするとピントが合う奥行きが浅くなってしまうからです。ピントの合う奥行きを深くするには絞り込めばいいのですが、今の撮影条件はISO感度800で、シャッター速度は 1/6秒と遅いです。VCを備えていても、これ以上は手ブレを考慮すると絞り込めないのです。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/6秒 ISO感度:800

 

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慌てることはありません。1枚に収めようとせずに2枚に分けたらよいのです。奥の料理の丸く平べったいのはラビオリです。普通のラビオリよりかなり大き目です。これはマルタ料理です。シーフードもたくさん載っています。素晴らしい美味しさでAcqua Marinaの看板料理です。

◎焦点距離:11mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:320

 

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10-24mmの最短撮影距離は0.24mと短いのでもっと近寄ることもできます。近寄ればそれだけ迫力は出ます。好みに応じて撮影距離を決めてください。ですが、あまり近寄り過ぎてうっかりレンズが料理に付かないように気をつけてください。防汚コートを採用しているのでオリーブオイルも綺麗に拭き取ることができますが、レンズは汚さないことが一番です。

◎焦点距離:11mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:500

 

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帰るときにAcqua Marinaのご主人Carloさんが店の前まで見送ってくれました。優しい笑顔です。人柄の良さが料理に反映されています。美味しいのもうなづけます。24mmはこんなシーンでもピッタリの画角です。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:180

 

レストランで料理を撮るときに心がけたいことは、ほかのお客さんへの気配りです。席から立ち上がって写したり、ストロボを何度も発光させるのは控えたいものです。そもそも料理の写真を撮るのにストロボは必要ありません。昼間なら窓際の席へ。夜なら照明のしっかり当たっている席に座りましょう。

 

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■Acqua Marina
160 St Anthony Street, Bugibba, Island of Malta SPB 356, Malta
TEL +356 2703 4933
https://www.facebook.com/acquamarinamalta/

 

abe阿部秀之(あべ・ひでゆき)

東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。タムロン宣伝課を経て、86年よりフリー。ヨーロッパの風景、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時にカメラ専門誌にも執筆をはじめる。
カメラグランプリ選考委員を87年より歴任。

 

阿部 秀之さんご使用のレンズについて詳しくは、
10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD(Model B023)製品ページ

 

「ワイドズーム10-24mmでマルタ島を撮る」の第1回からの記事はこちらからご覧下さい。

第1回 10mmと18mmのちがい、10mmと24mmの使い分け
第2回 超広角ズームで撮りたい被写体と画面構成
第3回 超広角ズームでもVCはありがたい
第4回 マルタの猫

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マルタ島は日本ではそれほど有名ではありません。ただ、ここ数年で一部の人に知られるようになりました。長年に渡って英国領だったのできちっとした英語を話す方が多く治安も良いので、日本の女子大生の間では留学先として人気が出てきました。

またマルタの猫と聞いたらどうでしょう?「はっ!」と思い浮かんだ方もいるのでは。

写真家の新美敬子さんが同名の写真展を開催し、写真集も出されています。そうです。マルタはノラ猫で有名な島なのです。ノラ猫を見に来るのがマルタへ来る目的だという人も多いようです。私は特に猫好きというわけではありませんが、散策中に撮れた写真を見ていただきたいと思います。

 

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海岸通りを歩くと目に留まる大きな猫のオブジェがあります。よく見ると右目は怪我をしています。そうです。ノラ猫のオブジェなのです。ここは公園になっていていくつものノラ猫の住処があり、その多くはボランティアの人たちによって管理されています。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

 

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中にはとても可愛らしい家のようなデザインのものもあります。犬小屋ならぬ猫小屋です。中をのぞいてみましたが、残念ながら外出中でした。マルタ島のあちこちにこうした猫小屋があります。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

 

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猫は島中のどこにでもいますが、やはり海辺の方が多いように思います。海岸近くの道を散策していると一匹の猫がドアの中に入りたそうにしていました。この家の飼い猫かなと思いましたが、首輪もしていないのでノラ猫でしょう。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100

 

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「中に入りたいの? 入れないねぇ」と声をかけるとひっくり返って甘えて見せます。マルタの猫はまるで自分たちが観光資源のひとつに含まれているように感じているのかもしれません。そうでなければこんなに愛想よくできないでしょう(笑)

◎焦点距離:22mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100

 

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カメラを近づけるといきなり立ち上がりました。タムロン10-24㎜のAFは速いので急な猫の動きにも対応できました。ノラ猫にしては毛並みもよく美しいです。毛の質感がよく表れています。もしかしたら飼い猫なのかもしれません。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100

 

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いきなりレンズをめがけて足早で近寄ってきました。後ずさりをしながらシャッターを切りました。撮影距離が短く猫も私も動いているので手ブレしてしまうところですが、手ブレ補正機構VCのおかげでギリギリ写し止めることができました。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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近くに寄ってきてもモデル代がもらえないとわかると、猫はクルッときびすを返して走り去っていきました。少しも振り返らないところに潔さを感じます。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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泊まっていたホテルの近くの小さなスーパーマーケットにもノラ猫が2~3匹住み着いていました。買い物に行く度に会えるのを楽しみにしていました。逃げることもなく床で寝ていることが多かったです。この写真はクッキリと写しだされた猫の影が気に入っています。耳のところが可愛らしいです。

◎焦点距離:12mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100

 

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スーパーマーケットの猫は夜になると門番のようにも見えました。ノラ猫ですから番などするわけはなく、友達の猫が来るのを待っていたようです。一眼レフの高感度ISO3200とタムロンの手ブレ補正VCがあれば夜のスナップも楽しいです。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:3200

 

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おまけです。マルタの犬です。ご存知でしょうか。マルチーズはマルタ島が原産の犬なのです。しかしマルタでマルチーズはあまり見かけませんでした。写真は10mmで思い切って近づいて撮っています。超広角では被写体を大きく写しつつも背景を広く取り入れることができます。被写体だけでなくその場の様子も細かに見せることができるのが魅力です。

◎焦点距離:10mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

 

abe阿部秀之(あべ・ひでゆき)

東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。タムロン宣伝課を経て、86年よりフリー。ヨーロッパの風景、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時にカメラ専門誌にも執筆をはじめる。
カメラグランプリ選考委員を87年より歴任。

 

阿部 秀之さんご使用のレンズについて詳しくは、
10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD(Model B023)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/b023.html

 

「ワイドズーム10-24mmでマルタ島を撮る」の第1回からの記事はこちらからご覧下さい。

第1回 10mmと18mmのちがい、10mmと24mmの使い分け
http://www.tamronblog.jp/?p=3400

第2回 超広角ズームで撮りたい被写体と画面構成
http://www.tamronblog.jp/?p=3466

第3回 超広角ズームでもVCはありがたい
http://www.tamronblog.jp/?p=3515

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