TAMRON LENS BLOG

初めまして! 写真家のむらいさちです。水中を始め、旅写真や、お花の写真が大好きです。
ふんわりハイキーな作風で、リアルよりファンタジックな写真をイメージして撮影しています。
今回は、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)を使い、いろいろ撮影してみました。まずは手にすっと馴染むボディ、スタイリッシュなデザインが気に入りました。悪天候での撮影も多いので、防塵防滴というのは心強いですね。

今回は、このレンズをもって、家の前の公園と、沖縄で撮影をしてきました。
家の前の公園は、ほんとに普通の小さな公園です。でもマクロレンズを手に歩いてみると、普段では見えない世界が見えてきます。人間の目では見えない世界、それこそがマクロ撮影の楽しみでもありますよね。
では、作品をお見せしていきましょう。

 

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雨が降った翌日、葉っぱの上は滴がいっぱいでした。最短距離まで近づいて撮影。一番大きな滴にピントを合わせるとインパクトが出ます。

◎焦点距離 90mm、絞り F/5.6、シャッタースピード 1/320秒、ISO感度 320、+1.3補正

 

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逆光の光がきれいで、エノコログサを撮影しようと思ったら、上側に滴が付いていて、とてもきれいでした。逆光の透過する光を使い、よりキラキラにしています。

◎焦点距離 90mm、絞り F/5.6、シャッタースピード 1/640秒、ISO感度 320、+1補正

 

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カメラを持っていないと、きっと気づかないであろう、小さな草に付いた滴。その場にしゃがみ込み撮影。背景の滴が玉ボケになり、より幻想的な写真に。

◎焦点距離 90mm、絞り F/5.6、シャッタースピード 1/1250秒、ISO感度 250、+2補正

 

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すっかり時期外れのはずなのに、粘り強く咲いていたラベンダー。嬉しくなって駆け寄って撮影しました。こんな時期まで頑張ったね~という想いを込めて。背景の玉ボケの位置や、色などを微調整しながら写しました。

◎焦点距離 90mm、絞り F/3.3、シャッタースピード 1/200秒、ISO感度 320、+2.7補正

 

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まだ紅葉には少し早い季節。緑から赤に移り変わる瞬間が一番好きです。晴れて気持ちが良かったので、空も多めに入れるようにしました。

◎焦点距離 90mm、絞り F/3、シャッタースピード 1/1000秒、ISO感度 320、+1.3補正

 

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全体は緑なのに一部分だけ赤い紅葉を発見! 日当たりの関係なのか、謎ですね。この季節ならではのギャップを表現してみました。

◎焦点距離 90mm、絞り F/3、シャッタースピード 1/100秒、ISO感度 320、+2補正

 

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家への帰り道、ご近所さんの庭に咲いていた千日紅。
開放でも、自然に滑らかにボケてくれるのは嬉しいし、タムロンの伝統ですね。

◎焦点距離 90mm、絞り F/4.2、シャッタースピード 1/640秒、ISO感度 320、+1.7補正

 

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沖縄はまだ夏でした。ハイビスカスは一年中咲いています。絞り開放で先端にピントを合わせます。背景のバランスにも気を使いつつ・・・。かわいい写真が撮れました♪

◎焦点距離 90mm、絞り F/4.2、シャッタースピード 1/160秒、ISO感度 100、+2.3補正

 

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花の名前は分からないのですが、花の真ん中のポンポンがかわいくて一目ぼれ。背景に土など暗い部分が入らないように意識しながら、全体のバランスを見て撮影。絞り開放で浮いているような雰囲気をだしました。

◎焦点距離 90mm、絞り F/3.8、シャッタースピード 1/250秒、ISO感度 400、+2.3補正

 

普段は良くいく場所でも、カメラに90mmのマクロレンズを付けて歩いてみると、見える景色はがらりと変わります。そして90mmのボケ感が僕は好きです。ボカすなら徹底的にボカすのが好きだからです。なので、ボケの美しさが何よりも大切です。タムロンのマクロレンズは伝統的にボケがとても美しいです。だから、さらにボカしたくなります(笑)。
あまりやらないでしょうが、たまには90mmマクロだけをカメラに付けて、お散歩してみてはどうでしょうか? きっと新しい発見がたくさんあるかもしれません。人間の目では見えないマクロの世界、やっぱり楽しいですね!

 

muraiむらいさち

沖縄でのダイビングガイドを経て写真の世界へ。広告カメラマンの助手後、スキューバダイビング誌の専属カメラマンになり、日本を始め世界を撮影で訪れる。
その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心にトークショーやセミナー、メディアへの出演など、活動は多岐に渡る。作品は水中だけに留まらず、地球全体をフィールドに心の赴くままに撮影を続けている。
著書に写真集「ALOHEART」「LinoLino」(LifeDesignBooks)「きせきのしま」(小学館)「FantaSea」(BUNKADO)などがある。最新刊は、詩人谷川俊太郎との共著、「よるのこどものあかるいゆめ」(マイクロマガジン)がある。

 

むらいさち氏にお使いいただいたSP 90mmの製品情報はこちら
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

福岡市の西側方向に位置する糸島市。郡部だったたくさんの小さな自治体が2010年に糸島半島全体が合併してひとつの市となり隣接する佐賀県までの海側エリアすべてが糸島市となったので今ではかなり広い地域です。

福岡市で暮らしていた学生時代、先輩の実家があることから昔何度か訪れたことがありましたが、当時は本当に長閑な田舎町でした。大学卒業後は20数年後の2009年に福岡市での個展開催の時に数日間お邪魔し、その時に糸島半島の写真を撮ってまわりました。今年8年ぶりに再訪して余りにも急速な変化をしていたのには驚きました。福岡の中心部まで小一時間というアクセスの良さや、海も山もある自然豊富な立地条件等から移住する人が増えていたところへ、東日本大震災を機に東京など関東からの家族移住者も増えました。

今では洒落た店が出来たりして、かつての風景もすっかり変わりつつありますが、自然も未だ残っている素敵なエリア。

新しくなったSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) を携え、2泊3日で秋の糸島半島を旅してきました。

 

171105-0784_Itoshima,FKO

◎焦点距離 36mm、絞り F/5.6、シャッタースピード 1/180秒、ISO感度 100、-0.5補正

海岸線を走っているとアメリカのスクールバスが置物になっていた。ほんの数年前まではなかったモノが増えている。観光客や地元のサーファー相手に商売をする喫茶店などが数件並んでいる。

 

171106-1013_Itoshima,FKO

◎焦点距離 50mm、絞り F/8、シャッタースピード 1/1600秒、ISO感度 100

半島の先端では手作りの塩が観光客に人気らしい。いわゆる海水を撒いた塩田で作るのではなく、ここの塩の製法は立体的な塩田。束ねた竹で作った8mの高さから海水が伝って落ちる構造になっている。ここで買った塩プリンを夕陽を眺めながら食べるのが人気らしいが撮影に夢中で自分の分を買い忘れてしまった(笑)

 

171106-0742_Itoshima,FKO

◎焦点距離 70mm、絞り F/2.8、シャッタースピード 1/3200秒、ISO感度 400、-0.7補正

海に面した半島というと漁業のイメージが強いが、実は昔から野菜農家が多くJAでは全国的にも競い合って優秀な野菜を作っていることで有名な野菜栽培地帯。米も獲れるので地元には酒蔵もある。

 

171106-0437_Itoshima,FKO

◎焦点距離 70mm、絞り F/4、シャッタースピード 1/250秒、ISO感度 100

海ばかりではなく山もある糸島半島で、おすすめは?と地元の人に訊いたところ、雷山の中腹に建つ真言宗の仏教寺院である雷山千如寺大悲王院がパワースポットだときいたので参拝に行って来た。晩秋へと向かう紅葉や木々の中、お供えの花に日本らしさを感じたのは歳のせいなのか(笑)

 

171105-1212_Itoshima,FKO

◎焦点距離 24mm、絞り F/4.5、シャッタースピード 1/90秒、ISO感度 800

海の洞窟など自然の力、柱状節理によって創られた島々の絶景スポットとして有名な国の天然記念物、芥屋の大門。そこを巡る周遊観光船や釣り船が停泊する小さな港の夕暮れ。釣果を乗せた自転車を押して家路へと向かう人たち。

 

171106-0303_Itoshima,FKO

◎焦点距離 70mm、絞り F/3.5、シャッタースピード 1/1000秒、ISO感度 100

バス停の待合小屋に落ちていた農機具に登っていたのはキリギリス、、、だと思うが、もしかしたらウマオイかなぁ?? 子どもの頃にはいろんな種類の昆虫を捕ったりして遊んでいたことを思い出させてくれた。

 

171106-0894_Itoshima,FKO

◎焦点距離 24mm、絞り F/2.8、シャッタースピード 1/500秒、ISO感度 200、-0.7補正

港にネコは付き物である。駐車場にもたくさんのネコたちが日向ぼっこをしたり、毛繕いをしてのんびり寛いでいた。クルマの下を自分の陣地としている子ネコを見つけたのでローアングルでカメラごと入り込んでみたが、素早い動きで逃げようとしたのでこちらもすかさず後を追ってシャッターを切った。

 

171107-204_Fukuyoshi,Itoshima

◎焦点距離 70mm、絞り F/2.8、シャッタースピード 1/1000秒、ISO感度 100

漁港では牡蠣漁も有名で漁師さんたちが獲ってきた牡蠣を焼いて食べさせる牡蠣小屋が多いが、こうして魚を天日や風に晒して作る乾物も美味しそう。なによりも個人的にはまるで小さな鯉のぼりみたいでかわいいのである。

 

171105-1040_Itoshima,FKO

◎焦点距離 70mm、絞り F/2.8、シャッタースピード 1/2000秒、ISO感度 100

芥屋の海岸から見る玄界灘へと沈む夕焼けが空を茜色に染めていくグラデーションが美しい。風が強い日だったが寒さや時間を忘れていつまででも見ていて飽きないのが夕暮れ風景だ。

 

171106-0072_Itoshima,FKO

今回の糸島の旅でお世話になった大学時代の先輩Mさんとご家族。奥さんが大学前の喫茶店でアルバイトしていた時に客として通っていた当時は学生だったMさんと知り合った。ボクも同じ店の常連客だった。お二人が結婚されるずっと前からなのでもう36~37年のお付き合いになる。Mさん、いつまでもお元気でいてくださいね!!

 

HARUKI

1959年広島市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、上京と同時にファッションからヌードまでポートレート撮影を中心にフリーランスで活動。「第35回・朝日広告賞・表現技術賞」、「100 Japanese Photographers」、「パルコ・期待される若手写真家展」、などに選出、個展多数開催。近年では世界各国でのスナップショット撮影やエッセイも執筆。プリント作品は国内外の美術館などに収蔵。日本写真家協会(JPS)会員

 

HARUKI氏にお使いいただいたSP 24-70mm G2の製品情報はこちら
SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032)製品ページ

単焦点レンズを使う―レンズの画角による世界観を大切にしたいから―
SP35mm, SP45mm, SP90mmで撮るポートレイト

 

友人のモデルであり女優の片山瞳が、千葉九十九里の友人宅で療養している時があった。千葉県生まれの僕は外房の海は昔から大好きで、特にロケ地としては自分の屋外スタジオのように何度使ったかわからない。今はないが、かつては冬の間も営業している海の家がポツンとありそこを拠点によくロケをしたものだ。時に、強風の中、海岸でスポーツカーを燃やして撮影したこともある。千葉の海岸は、ハワイやアメリカの西海岸とは違い、ちょっと陰気なヨーロッパの大西洋側の海に似ていて広告写真向きではないが、哀愁のあるイメージが広がっている。

今年8月、片山の滞在中を撮っていたある日、彼女の親友、女優の太宰美緒が遊びに来た。久しぶりの再会だという。さっそくふたりをつれて僕は近くの海岸に向かった。片山のことは定期的に撮影をしているが、太宰を撮るのは初めてだった。そこで単に、二人のポートレイトを撮るのではなく、親友だった二人が数年ぶりに再会するといったドラマ仕立ての話をアレンジした。それは全然作り物ではないが、服や小道具は映画のように揃えることにした。片山は太宰のお腹が大きいことに驚いていた。知らないうちに結婚して、二人目の子を身ごもっている。かつては毎日のように会っていた二人が、知らないうちに違う道を歩いている。そんなストーリーで撮ってみた。

人物撮影は、その距離感を一定にしたい理由から単焦点レンズを使うことが多い。背景のボケ具合のコントロールは当然として、レンズの画角による世界観を大切にしたいからだ。

TAMRONの単焦点、SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)、SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)は、描写性も、強力な手ブレ補正機能もとても満足している。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO200 1/2000 F/2.8 EOS 5D Mk III 絞り優先
2017年8月のある日、海岸まであるいて5分ぐらい、途中湿地帯があり小さなコンクリートの橋の上、まず二人の再会の喜びを撮ってみた。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO400 1/1600 F/4.5
これはちょうど1年前の8月台風が接近した日の片山瞳。この写真はアサヒカメラ2016年11月号の口絵で紹介されている。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO200 1/400 F/3.5
今年の8月はあまり天気が良くなかった。夕方太宰がお腹をさすっている瞬間を撮る。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO640 1/640 F/7.1
これも一年前の8月、片山気持ちよさそうに水のなかに浮かんだ。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO200 1/4000 F/2.8
太宰が、ひとり海を見つめている。90mmレンズを望遠のように使ってみた。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO1000 1/125 F/5.6
片山瞳はポーズを注文しなくても、寝転んだり、海に入ったり、僕がブレーキをかけるぐらいだ。てんとう虫を見つけてはしゃいでいる。人物の写真を撮る時、肌のレタッチをどうするかは問題だ。やりすぎてマネキンの肌にしたら失敗。ビジネスレタッチと、作品のレタッチは分けてかんがえる必要がある。できるだけ自然な皮膚感になるように心がけている。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO1000 1/250 F/5.6
二人揃って寝転んでもらった。二人並ぶと良くわかるが、肌の質感や色は人によってこんなに違う。フィクションにするのではなく、リアルのなかに美しさを求めたい。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO160 1/320 F/2.8
木陰の道、こういう光は女性なら誰もが美しく写る。僕は特に女性を撮る時には顔にどんな光が当たっているかを重視している。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/30 F/16
現実にはこんなシチュエーションはないけれど、二人で布で遊んでいる雰囲気。本当の現実と写真の中の現実はちょっと違っている。それだけ写真の中では現実を拡大することができる。太宰の目の色が宝石のように美しい。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/640 F/5.6
今回の撮影のテーマでもある、二人の関係と、それぞれの感じ方。柔らかな光のなか、水平線に近い太陽からの逆光線が差し込んできた。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO100 1/1000 F/2.8
さわやかなイメージの太宰美緒。帽子もワンピースも本人の持ち物。よく似合っている。
日常こういう服を選ぶのは自己演出だ。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/125 F/7.1
記念写真のような現場写真。薄い雲のベールから太陽が逆光で差し込んでいる。左に座るのはヘアメイク。女性を撮る時、ヘアメイクがいると完成度があがる。もちろんなしで撮ることも多いが、いると違う写真が撮れるから不思議だ。

 

この二人のデジタル写真集はCRP JAPAN FRIENDS 友達 から購入が可能です。

CRP(CROSSROAD PROJECT)とは
横木安良夫がプロデュースする、Amazon Kindleを使ってデジタル写真集を出版するプロジェクト。
詳しくはこちらへ。http://www.photoxcamp.com/

 

yokogi横木安良夫

千葉県生まれ
日本大学芸術学部写真学科卒業をへてアシスタント
1975年 独立してフリーランスの写真家になる
広告、ファッション、Nude、ドキュメンタリー、エディトリアル、映像など多方面で活動
1998年頃から文筆活動もはじまる。
2009年からは、テレビ朝日「世界の街道をゆく」の写真と映像を担当
2015年からは、Kindleのデジタル写真集制作を主催している。

主な著作
写文集「サイゴンの昼下がり」小説「熱を食む裸の果実」ノンフィクション「ロバートキャパ最期の日」写真集「あの日の彼 あの日の彼女」文庫「横木安良夫流スナップショット」他

 

横木安良夫氏にお使いいただいたSP 35mm、SP 45mm、SP 90mmの製品情報はこちら
SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)製品ページ
SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)製品ページ
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

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