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第2回 李 潤希(Lee Yuni)×渋谷 ― 1988年生まれ 東京都出身 Art Director ―
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焦点距離:30㎜ 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:400

 

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焦点距離:24㎜ 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:640 +0.3補正

 

やっぱり渋谷はテンションあがるな。
ここ、もともと父の運営する映画会社や映画館があって、小学生のころからよく遊びに来た街なんです。
父の用事が終わるのを映画観ながら待ってたりした。
わりと過激な映画も普通に観てましたね。
だから街がどうこうってより、映画と家族のイメージかなぁ~渋谷って。

父から受けた影響って大きいですね。大学も映画専攻で、サークルも映画研究会。
やっぱり映画がずっと自分の中心だなぁ。
今、仕事は映画のポスターやチラシ作ったり、インディーズ系ロックバンドのアートワークなんかよくやってる。
音楽方面に人脈が広がっていったのは大学時代ですね。
バンドやってる先輩のライブに行くようになって、写真撮ったりしてた。
Flickrにアップしてたら、いろんなところから撮って欲しいってオーダーが入るようになった。
最近は、アーティスト写真とかジャケットの撮影やデザイン。ミュージックビデオとかトータルでやったりしてる。
ツアーグッズのデザインなんかもやるんですよ。

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焦点距離:24㎜ 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

 

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焦点距離:24㎜ 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:640 +0.3補正

 

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焦点距離:45㎜ 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

 

ホントに自分、何をやっている人かわからなくなる(笑)。
でもすべてが映画につながってるんです。
映画っていろんな要素が詰まってるでしょ?
最終的な目標は、やはり映画を撮ることなんです。

そうした部分の下地って小中高と自由な校風の私立だったってことがおおきいと思うんです。
制服がなかったから「今日は、どの服を着て行こう」って、毎日が小さな自己表現だった。
服が好きになったのも、自然なことだよね。けっこう自分らで服作って、友達と写真撮って遊んだりしてた。
今思うと、服そのものじゃなくて、“可愛い服着た女の子のいる写真”とかが好きだったのかなぁ。
やはり興味持ってやってたことが、すべて今につながってるんだよね。

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焦点距離:50㎜ 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:400

 

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焦点距離:24㎜ 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

 

渋谷はね、だいたい誰かしらがいるんですよ。映画関係や音楽関係の仲間とか学生時代の同級生とか。
御飯食べたり、飲みに行ったり。やっぱりテンションあがりますね。
渋谷に来れば、とにかく楽しいことがあるんですよ。

※父親は、映画「パッチギ!」のヒットで知られる映画プロデューサー 李鳳宇さん

 

渋谷(東京都渋谷区)

多くの路線が乗り入れる巨大ターミナル駅を中心に繁華街が放射状に広がっている。
谷底地形のため、周辺エリア各方向は独立性が高い。
ハチ公口駅前のスクランブル交差点は、今や世界に広く知られる名所。外国人観光客の姿は絶えることがない。
継続中の大規模再開発によって、まだまだ変化し続ける街といえる。

 

水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.co.jp/lineup/a007/index.html

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第1回 根本彩子×下北沢 ― 1978年生まれ 兵庫県出身 会社員 ―
焦点距離:35mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

焦点距離:35mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:400

 

大学卒業後に上京して、下北沢で同棲をしていた姉のところに居候させてもらいました。
一度、東京に住んでみようと、軽い気持ちからでしたね。気づいたら、もう10年です。

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 露出補正:+0.3 ISO感度:200

 

東京は街が綺麗。人もどこか上品な印象でした。
高校、大学時代を過ごした大阪とは、ずいぶん違って感じましたね。

とくに下北沢は、飲食店や古着屋さん、雑貨屋さんなどが集まっている楽しい街。
実家は大阪市内から少し離れた、兵庫県の新興住宅地でしたから、よけいにそう感じたのかもしれません。

焦点距離:35mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:400

焦点距離:35mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:400

 

暮らしはじめて半年くらいだったかなぁ~、すっかり東京が気に入ってしまって、
姉のところを出て一人暮らしを始めました。
「ここに女の子が住むかぁ~!?」ってほどボロいアパートだったけど、なんだかとっても楽しかった。

仕事も決めました。メッセンジャー会社のオペレーターです。
メッセンジャーってわかりますか?自転車のバイク便って理解で大丈夫です。
都心だと、バイク便より小回りが利いて速いんですよ。

若い自転車乗りがいっぱい集まっていて、活気のある会社でしたね。
わたしも1年間だけメッセンジャーとして走ったんですよ。悪天候や冬はキツイけれど、やり甲斐のある仕事でした。
同僚も、仕事を超え“仲間”というお付き合いなので、一人暮らしの不安も和らぎます。

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:400

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:400

 

東京には、いろんなものが集まっていますね。メッセンジャーやってみて、しみじみ実感しました。
放送局や出版社、広告代理店や商社。もちろん働く人も住んでいる人も様々で、本当に刺激的です。

焦点距離:45mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

焦点距離:45mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:400

 

体力的にはキツイ仕事でしたから、8年間勤めて転職を考えました。
手に職を持ちたいと簿記の学校に通うことにしたんです。

そうそう、東日本大震災は、ちょうど学校に通っているときでした。
御茶ノ水にある学校から、そのとき暮らしていた吉祥寺まで歩いて帰ったんですよ。
上手く言葉にできないけれど、あんな風に日常が瞬時に失われてしまうこともあるんだって、改めて思い出しました。

わたし高校1年のとき、阪神・淡路大震災を経験しているんです。
通学する電車の窓から、いつも仮設住宅を見ていました。

東京も、あれほどの経験をしていながら、いつの間にか元通り。
人の表情が少し暗くなったような気もしますが、それでも夜は明るくて、
たとえば高すぎる家賃とか、満員電車では誰もがうつむいてスマホしてるとか、東京暮らしの異常さは相変わらず。

焦点距離:55mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:400

焦点距離:55mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:400

 

今回、久しぶりに出発点である下北沢を歩いて、いろんなことを考えました。
なんか懐かしくて、昔の映画でも見ているような感じ。

けっこういろんなことがあった10年だったけれど、まぁ、今となっては、どれもが良い思い出です。
これからは本当に大切なことってなんだろうって、もっとしっかり考えながらやっていきたいですね。

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/15秒 露出補正:-1 ISO感度:400

焦点距離:24mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/15秒 露出補正:-1 ISO感度:400

 

下北沢(東京都世田谷区)

小田急線と京王井の頭線が交差する下北沢は、小劇場が集まる演劇の街というイメージが強い。
個人経営の個性的なお店が多く、幅広い世代から支持されています。
最近、小田急線が地下化したことで大規模な再開発が動き出しています。
新旧が混在する街は、大きな変化の途上にあります。

 

水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.co.jp/lineup/a007/index.html

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―掲載開始にあたって―

東京を撮った方がいいような気がしていた。
いろいろな意味で岐路に立つ東京は、この先大きく変わって行くだろう。
漠然と、そんな感覚を持つ写真家は多いのではないか。
僕も、なにか急かされるような気持ちで、自分の生まれ育った東京のことを考えていた。
カメラをぶら下げ、僕自身と縁の深い街を歩いたりもした。

 

古いものと新しいものが無秩序に混在する街並みは、世界の主要都市と比べても東京らしさを強く感じるところだ。
眠ることのない繁華街が数多く点在し、夜がとても明るい。
人工の光が照らし出す街の姿は、立体的でとても綺麗だ。
その光に吸い寄せられるように多くの人が集まってくる。
そこに居合わせる人は、街で過ごす時間を楽しみ、また自ら環境の一要素として街と同化している。
本当に面白い。

 

僕は、東京で暮らす女性を、その人自身と縁の深い夜の街に連れ出してみようと考えた。
そこで誰に出会いどんな体験をしてきたのか。
何を見て何に感動してきたのか。
今までの話を聞いてみようと思う。
きっと「東京」のある側面が見えてくるのではないか。
楽しみは尽きない。

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それにしても人を撮るのは楽しい。
人と共に時間を過ごし、その気配を切り取る。
写真ならではの楽しさだ。
皆さんも人物撮影にどんどんチャレンジしてほしい。
パートナーや友人、身近にいる人には、きっと貴方にしか見せない顔があったりする。
特別な人でなくてもいいんです。
カメラの前に立てば誰もが主役。
自らの人生を語るときは誰もが主役。
そして、人にスポットライトを当てられるのは、撮影者にこそできることだ。
両者をつなぐカメラやレンズ。
24-70は、僕と被写体との間で、きっちりと役割を担ってくれるに違いない。

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水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.co.jp/lineup/a007/index.html

【第8回:『私にとっての東京』を味わう】

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今、進めている24-70による撮影企画は、被写体になってくれた女性と縁のある場所で撮影している。

新宿や渋谷などの巨大ターミナル駅に隣接した繁華街もあれば、
たとえば下北沢のような私鉄沿線の繁華街もある。

夜の華やぎは、その場所場所によって規模や趣が異なっている。
撮影の前後には、いろいろと昔話などを聞かせてもらっているのだが…。

 

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地方から上京した人、東京で生まれ育った人。

東京との縁も人それぞれ。
みんなこの先、人生がどう進んでいくにせよ、今この時期、東京で暮らすそれなりの理由があってここにいるはずだ。

そんな、人それぞれの『私にとっての東京』を僕なりに味わいたい。
懐かしいお店を見つける喜びと同じか、それ以上に「あれぇ?お店、変わっちゃってる~」と、落胆の声を聞いた。
しっかり根を張って長く商売を続けるって簡単じゃないんだね。

キラキラした夜の灯りは、単なる光景としてだけじゃなく、意味合い的にも様々な陰影があるってことなんだね。

 

水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.co.jp/lineup/a007/index.html

【第7回:都会の夜が放つオーラにしびれる】

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前にもお伝えしたとおり24-70を使っての撮り下ろしが粛々と進んでいる。
ロケ場所のチェックで、夜の街を徘徊する日々なんだけれど…。やはり面白い。
多くの人が夜景を被写体に選ぶ気持ちが、とてもよくわかる。

折り重なる光の粒は、なんとも美しい遠近感を作り出し、街の殺伐とした部分は、適度な闇が隠してくれる。
そこにいる人々の少し浮かれた気分が、雑踏の音となって耳に飛び込んでくる感じ。
光は様々な色でその雑踏の音とシンクロする。そこにいるだけでテンション上がるよ。
本当にフォトジェニックだね。

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写真は、渋谷のスクランブル交差点。いまや世界中から観光客が訪れる名所だ。
僕も時々、渋谷駅本体から井の頭線の改札に向かってかかる通路で眺めを楽しんでいる。
交差点の両端から流れる人の波は、ぶつかり合うことなく交差し収まってゆく。凄いもんだ。
東京らしさを感じる場面だと改めて思う。

 

水谷充さんご使用のSP 24-70mmについて詳しくは、
http://www.tamron.co.jp/lineup/a007/index.html

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