TAMRON LENS BLOG

はじめまして、フォトグラファーの黒田明臣です。
かれこれ三ヶ月ほど、プライベートの作品撮影を通してSP 45mm F/1.8 Di VC USDを使用してきました。今回、TAMRON LENS BLOGに寄稿する機会をいただいたので、その魅力をご紹介したいと思います。

自分がレンズに求めるポイントは二つ。様々な媒体で言い続けていることですが、解像感と階調です。レンズを語る際、解像感やボケ感についてのみ謳われる事が少なくありませんが、個人的に重要視しているのは低周波域をうまく描写できるか、つまり階調です。このあたりが優れたレンズはRAW現像時に色調の補正もしやすくしてくれるので好んで使います。
今回はSPレンズならではの描写で、自分らしい光や色表現に処理した作品たちをご紹介します。

 

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曇りの日に一瞬差し込んだ弱い光を捉えました。F/2.0という浅い被写界深度と、スポット的にあたった光が被写体の顔を絶妙に浮きあげてくれています。肌の階調が美しいグラデーションとなっていてお気に入りの一枚となりました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:200

 

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曇りの柔らかい拡散光であっても、きちんとシャドウ部分や色を描写していて感動。特に顔にかかったシャドウ部分にカーテンを透過したことによる赤色が出ている点は嬉しい驚きでした。いずれも優れた階調性によるものではないでしょうか。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:200

 

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あえて被写体の半分を影にいれた一枚。よくみるとわかりますが、影となっている部分もしっかりと解像してくれています。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20000秒 ISO感度:200

 

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白熱灯一灯という決して良いとはいえない光源の状況であっても、きちんと髪や布の質感を描いてくれています。全体的な階調と瞳の解像感が魅力的。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400

 

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同じく白熱灯を光源とした一枚。開放に近い状態でレンズにとっては嫌な角度のはずですが、フレアもゴーストも出ていません。SPレンズのポテンシャルが伺えます。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400

解像感は、後処理である程度は調整が可能なポイントですが、階調をしっかりと描写できていないデータを後処理で調整することは困難です。そんな自分がレンズに求めるポイントを的確についてきたレンズがSP 45mmでした。

 

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自然光と白熱灯によるミックス光。それぞれの色温度の違いを見事に描写してくれています。また、光の落ち方を描く階調性や、まつ毛や肌の質感を表現する解像感にも驚かされました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

 

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低照度環境でも、光の明暗差をキレイに描写してくれています。そして開放F/1.8でもこの解像感と立体感です。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

肌のハイライトからシャドウまでのグラデーション、そしてシャドウ部分の階調をきちんと描写できるか、RAW現像時にセンサーやデータの性能を十二分に発揮できるか、開放で使用できるかなど、様々なポイントを重要視する欲張りな自分にとっても、表現の可能性を広げるだけの可能性を示してくれるレンズでした。肌の階調をしっかりと押さえてくれる点が何よりも嬉しいポイントです。

 

kuroda黒田明臣

ポートレート写真を専門としたフォトグラファー。広告・雑誌・企業のビジネス写真を中心に活動する傍ら、セミナー・ワークショップ講師としても活動中。独学で学んだ撮影技法・RAW現像・ライティングに関するテクニックを、カメラ誌・書籍・ウェブメディアにも執筆中。
元フリーランスのウェブエンジニアで、大規模ウェブサービスの設計・運用や立ち上げを担当。国内外でのコンテスト入賞やSNSでの評価を経て撮影案件が増えたことで元々フリーランスであったことも活かしフォトグラファーへとキャリアチェンジ。写真とウェブエンジニアリング、両方のスキルを活かしてSNS時代に何か寄与できないかと模索している。

フォトグラファーWEBマガジンであるヒーコのファウンダー:https://xico.media/

ホームページ:https://artratio.net/
Twitter:https://twitter.com/crypingraphy/
Instagram:https://www.instagram.com/artratio/

 

黒田明臣氏にお使いいただいたSP 45mmの製品情報はこちら
SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013) 製品ページ

単焦点レンズを使う―レンズの画角による世界観を大切にしたいから―
SP35mm, SP45mm, SP90mmで撮るポートレイト

 

友人のモデルであり女優の片山瞳が、千葉九十九里の友人宅で療養している時があった。千葉県生まれの僕は外房の海は昔から大好きで、特にロケ地としては自分の屋外スタジオのように何度使ったかわからない。今はないが、かつては冬の間も営業している海の家がポツンとありそこを拠点によくロケをしたものだ。時に、強風の中、海岸でスポーツカーを燃やして撮影したこともある。千葉の海岸は、ハワイやアメリカの西海岸とは違い、ちょっと陰気なヨーロッパの大西洋側の海に似ていて広告写真向きではないが、哀愁のあるイメージが広がっている。

今年8月、片山の滞在中を撮っていたある日、彼女の親友、女優の太宰美緒が遊びに来た。久しぶりの再会だという。さっそくふたりをつれて僕は近くの海岸に向かった。片山のことは定期的に撮影をしているが、太宰を撮るのは初めてだった。そこで単に、二人のポートレイトを撮るのではなく、親友だった二人が数年ぶりに再会するといったドラマ仕立ての話をアレンジした。それは全然作り物ではないが、服や小道具は映画のように揃えることにした。片山は太宰のお腹が大きいことに驚いていた。知らないうちに結婚して、二人目の子を身ごもっている。かつては毎日のように会っていた二人が、知らないうちに違う道を歩いている。そんなストーリーで撮ってみた。

人物撮影は、その距離感を一定にしたい理由から単焦点レンズを使うことが多い。背景のボケ具合のコントロールは当然として、レンズの画角による世界観を大切にしたいからだ。

TAMRONの単焦点、SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)、SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)は、描写性も、強力な手ブレ補正機能もとても満足している。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO200 1/2000 F/2.8 EOS 5D Mk III 絞り優先
2017年8月のある日、海岸まであるいて5分ぐらい、途中湿地帯があり小さなコンクリートの橋の上、まず二人の再会の喜びを撮ってみた。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO400 1/1600 F/4.5
これはちょうど1年前の8月台風が接近した日の片山瞳。この写真はアサヒカメラ2016年11月号の口絵で紹介されている。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO200 1/400 F/3.5
今年の8月はあまり天気が良くなかった。夕方太宰がお腹をさすっている瞬間を撮る。

 

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◎SP 35mm F/1.8 ISO640 1/640 F/7.1
これも一年前の8月、片山気持ちよさそうに水のなかに浮かんだ。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO200 1/4000 F/2.8
太宰が、ひとり海を見つめている。90mmレンズを望遠のように使ってみた。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO1000 1/125 F/5.6
片山瞳はポーズを注文しなくても、寝転んだり、海に入ったり、僕がブレーキをかけるぐらいだ。てんとう虫を見つけてはしゃいでいる。人物の写真を撮る時、肌のレタッチをどうするかは問題だ。やりすぎてマネキンの肌にしたら失敗。ビジネスレタッチと、作品のレタッチは分けてかんがえる必要がある。できるだけ自然な皮膚感になるように心がけている。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO1000 1/250 F/5.6
二人揃って寝転んでもらった。二人並ぶと良くわかるが、肌の質感や色は人によってこんなに違う。フィクションにするのではなく、リアルのなかに美しさを求めたい。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO160 1/320 F/2.8
木陰の道、こういう光は女性なら誰もが美しく写る。僕は特に女性を撮る時には顔にどんな光が当たっているかを重視している。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/30 F/16
現実にはこんなシチュエーションはないけれど、二人で布で遊んでいる雰囲気。本当の現実と写真の中の現実はちょっと違っている。それだけ写真の中では現実を拡大することができる。太宰の目の色が宝石のように美しい。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/640 F/5.6
今回の撮影のテーマでもある、二人の関係と、それぞれの感じ方。柔らかな光のなか、水平線に近い太陽からの逆光線が差し込んできた。

 

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◎SP 90mm F/2.8 ISO100 1/1000 F/2.8
さわやかなイメージの太宰美緒。帽子もワンピースも本人の持ち物。よく似合っている。
日常こういう服を選ぶのは自己演出だ。

 

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◎SP 45mm F/1.8 ISO100 1/125 F/7.1
記念写真のような現場写真。薄い雲のベールから太陽が逆光で差し込んでいる。左に座るのはヘアメイク。女性を撮る時、ヘアメイクがいると完成度があがる。もちろんなしで撮ることも多いが、いると違う写真が撮れるから不思議だ。

 

この二人のデジタル写真集はCRP JAPAN FRIENDS 友達 から購入が可能です。

CRP(CROSSROAD PROJECT)とは
横木安良夫がプロデュースする、Amazon Kindleを使ってデジタル写真集を出版するプロジェクト。
詳しくはこちらへ。http://www.photoxcamp.com/

 

yokogi横木安良夫

千葉県生まれ
日本大学芸術学部写真学科卒業をへてアシスタント
1975年 独立してフリーランスの写真家になる
広告、ファッション、Nude、ドキュメンタリー、エディトリアル、映像など多方面で活動
1998年頃から文筆活動もはじまる。
2009年からは、テレビ朝日「世界の街道をゆく」の写真と映像を担当
2015年からは、Kindleのデジタル写真集制作を主催している。

主な著作
写文集「サイゴンの昼下がり」小説「熱を食む裸の果実」ノンフィクション「ロバートキャパ最期の日」写真集「あの日の彼 あの日の彼女」文庫「横木安良夫流スナップショット」他

 

横木安良夫氏にお使いいただいたSP 35mm、SP 45mm、SP 90mmの製品情報はこちら
SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)製品ページ
SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)製品ページ
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

私は日頃から建物内の光と影、そしてどこか懐かしさを感じさせるような空間を撮影しています。そのため暗い室内が多く、手ブレが起こりやすく、またピント合わせに大変苦労する場面に遭遇します。特に窓のない部屋は手ブレとピンボケを意識するあまり、体全体に力が入ってしまうことがあります。

タムロンの単焦点レンズ、SP 45mm F/1.8 Di VC USDで撮影し始めたところ、キリッとしたピントと周辺のボケのギャップに、まるで芯のぶれない、そしてしなやかに生きる女性のような表現を感じました。諦めていた被写体、例えば暗い室内にある古い時計や懐かしさを感じる古い本棚も、イメージ通りのやさしさと力強さが表現できたのではないかと大変満足しています。また、SP 45mmで撮影してみて特に印象的だったのは、絞り開放での前ボケ、背景ボケがなんとも言えない品の良さを感じさせるところです。女性のみならず玉ボケファンにはぜひ使っていただきたい単焦点レンズです。合わせて自然な発色である点も作り込みすぎないナチュラルな写真表現ができるため、気に入っています。

SP 45mm F/1.8 Di VC USDは、なにげない自然な光と影、優しい女性らしい表現を切り取りたい方にはお勧めの単焦点レンズです。

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.5 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:250

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:500

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:320

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:1000

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400

 

20170701-6968

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400

 

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◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:500

 

matsuda松田洋子

1966年生まれ。フラワーアレンジ講師の勉強中、花を綺麗に撮るためカメラの世界へ。
日本写真協会会員。現在は、女性限定の写真教室「まとりかりあ写真教室横浜」主宰。

・ホームページ https://ym-photo.jimdo.com/
・まとりかりあ写真教室横浜 https://www.matricaria-flower.com/

 

【個展開催のお知らせ】
「窓辺のまなざし」
16点の作品を展示しています。
2017年10月13日(金)~19日(木)12:00~18:00(最終日17:00まで)
銀座奥野ビル・ギャラリー403

 

松田洋子氏にお使いいただいたSP 45mmの製品情報はこちら
SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)製品ページ

冬の終わりになると毎年向かう植物園がある。
植物園といっても、整然と植物が並んでいるような場所ではなく、
山まるごとひとつ植物園にしてしまったような、なかなかワイルドな処だ。
実際、トレッキングシューズ無しで入園するのは無謀というもので、
藪をかき分けつつ進まなければならない獣道も2~3箇所どころではない。

何が目的でここへやって来るのかというと、椿を撮影するため。
ここ数年の間、冬になると必ず椿を撮影しに出かけるのだが、
この植物園は椿の本数こそ多くはないものの多数の品種が揃うため、
比較的長い期間、枝に咲く椿から落椿まで楽しめる。

45mmという画角は秀逸だ。
50mmは基本となる画角とは言われるものの、
実際のところ「あとほんの少し広角であれば」と思うことがよくある。
今回は開放値~少し絞ったくらいの絞りを多くしたが、
大げさ過ぎない柔らかさ、という言葉がしっくりくる描写であった。
個性的なレンズではあるが、写真を見てひと目でそれと分かるほど個性的なクセではなく、
しかし柔らかでデリケートさが特徴の、ごくごく自然な印象のレンズ。

コンパクトなサイズも、フルサイズ化で益々大きくなってゆくデジタル一眼には有難い点。
このレンズ1本でどこか旅へ出かけたくなるレンズである。

 

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枯れ落ちた松葉が垂れ下がり、まるでヤドリギのようになっていた椿。
やわらかな桃色の椿が松葉をやさしく受け止めているようだった。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/200秒 ISO:100

 

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今にも小動物が出てきそうな獣道。このあと何かが音を立てて駆け抜けていった。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.5 シャッタースピード:1/400秒 ISO:125

 

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立体感を出すため開放値で撮影。自然な奥行きと目の前にあるような立体感が出せた。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:125

 

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椿森のなかでひっそりと佇むようにあった落椿。地面からは新芽が次々と顔を出している。
やわらかなボケが森の神秘的な印象を引き立てている。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO:125

 

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曇り空の中、早咲きの桜が蕾を開き始めていた。力強く天へと伸びる枝が美しい。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/4000秒 ISO:125

 

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伝統的な日本家屋をバックに、白く光る桜。春の訪れは毎年嬉しいもの。
今年もまた撮影に向かうのが楽しみである。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO:125

 

大門 美奈(だいもん・みな)

1977年神奈川県横浜市出身。茅ヶ崎市在住。公募展をきっかけに2011年より写真家として活動をはじめる。第1回キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト。無印良品、アパレルブランド GARDÉ COLLECTIVE とのコラボレーション企画等にも参加。主な写真展に「Portugal」(2011)、「本日の箱庭展 -the Miniature Garden-」(2013)、「The Collection」(2016)写真集に『Al-Andalus』(2014)がある。

ウェブサイト
http://www.minadaimon.com

 

大門美奈さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/f013.html

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料理写真は、出てきた料理が艶々で美味しそうな間に、アングルと構図を探して瞬時に撮ることが大切です。
広角過ぎるとお皿が歪んでしまいますし、望遠すぎると椅子から立ち上がって離れなければなりません。
テーブルの前に座って適度な距離感で撮影できるかがとても重要です。
そしてそのままお皿の上の料理にぐっと寄って撮れたら最高です。
TAMRON SP 45mmは、その全てを叶えてくれるのにピッタリなレンズです。

フルサイズカメラと合わせた標準レンズに近い画角は、メインのお皿を囲む周りを入れるのに向いていますし、
APS-Cカメラでは、より望遠でお皿の中の世界を見せるのに手頃です。
さらに手ブレ補正を利かせれば暗い電球の下でもブレずにきれいな料理が楽しめます。
そして何といっても描写力の高さは料理自体を細部まで美味しそうに見せてくれるのです。
TAMRON SP 45mmで、思わず見るだけで食べたくなるような作品を残してみましょう。

 

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野菜のテリーヌをやや逆光で艶感が出るように撮影。
ピントの合った場所の野菜の透明感がしっかり描写され、前後のボケも自然で美しい。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/250秒 WB:オート ISO感度:100
(フルサイズカメラで撮影)

 

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テーブルの上の世界を表現するため、少し引きで撮影。
絞りは開放値にすることで絶妙なボケのグラデーションとなり、窓辺の優しい空気感を出してくれました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640秒 WB:オート ISO感度:100
(フルサイズのカメラで撮影)

 

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窓から少し離れたテーブルの上は光が届きにくく、やや暗い場所です。
お肉の上が少し反射するアングルを探して撮影。
絞りF/2.8で、すぐ後ろのパンも程よくボケてお酒の似合う雰囲気に仕上がりました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200秒 WB:オート ISO感度:1600
(フルサイズのカメラで撮影)

 

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曇りの日の窓辺の弱い光と電球光のミックス光。F/3.5と少し絞ることで、パンのディテールまで表現されています。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/100秒 WB:オート ISO感度:1600
(フルサイズのカメラで撮影)

 

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APS-Cのカメラを使い、望遠レンズの圧縮効果とボケの美しさを絞り開放で強調します。
後ろに流れるようなボケが広がり、可愛いケーキが立体的に浮かび上がって見えます。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800秒 WB:オート ISO感度:200
(APS-Cサイズのカメラで撮影)

 

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少し引いて窓を入れ、テーブルの上のシックな雰囲気を見せます。
ダークな木調と、白いお皿のコントラストの強い世界も、ボケの滑らかさにより、
柔らかくまとめ上げることに成功しました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200秒 WB:オート ISO感度:280
(フルサイズのカメラで撮影)

 

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キラリと光る猫の眼と光に透けたゼリーの透明感がとても美しく、
背景の点光源もきれいな円を描いて、キラキラした雰囲気を盛り上げています。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 WB:オート ISO感度:200
(APS-Cサイズのカメラで撮影)

 

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ケーキの一部に最短まで寄って撮影。料理写真で「美味しそうに見える」ことをシズル感といいますが、
桃の艶々が出る角度から撮ることでシズル感バッチリの作品に仕上がりました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/60秒 WB:オート ISO感度:200
(APS-Cサイズのカメラで撮影)

 

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最後は紅茶の湯気を撮ることで、テーブルの上の優しい光に包まれたカップの周りの空気感が表現されました。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/80秒 WB: オート ISO感度:200
(APS-Cサイズのカメラで撮影)

 

Profile

その江フォトグラファー その江
新潟県出身。東京造形大学卒業後、荒木英仁に師事する。
2003年「Lightinguz」を設立し独立。独自の視点・感性で撮る広告写真等で活躍。
スイーツからポートレート、物撮りまでオールマイティな写真家として、カメラメーカーなどからの依頼も多数。
近年の写真セミナーでは、「ハートで撮ること」の大切さを改めて伝えている。
公益社団法人日本広告写真家協会正会員。

「フォトグラファーその江のブログ」 http://sonoe.jugem.jp/

 

■撮影協力:
田園ポテト
http://www.rakuten.ne.jp/gold/poteto/

Noe Café
https://www.facebook.com/Noe-Cafe-201131463288401/?pnref=lhc

※その他協力店:ケーキ各種

 

その江さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/f013.html

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