TAMRON LENS BLOG

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私は50mm前後のいわゆる標準レンズが好きだ。
一般によく言われることだが標準レンズは絞りを絞れば広角レンズ風に、絞りを開ければ望遠レンズ風に撮れる。
もちろんそういう表現の広さが使いこなしを難しくもしているのだが、それが標準レンズのおもしろさでもある。

さて、このSP 45mm F/1.8 VCは、標準とされる50mmよりわずかにワイド寄り。
このわずか5mmが、いい意味で構図や空間に微妙な「ユルさ」を生み出してくれる。
それが顕著に感じられるのが1:1のスクエアフォーマットで撮影した時だ。

50mmレンズでスクエアに撮ると遠近感の差とわずかな写りの違いから構図がタイトになりすぎるのだが、
45mmではそれがない。
もちろん通常の2:3などのフォーマットでもその余裕は健在だ。
そして解放F値の明るさが浅い被写界深度を生み出し、独特な描写をしてくれる。
そうした、他とはちょっと違う特徴とメリットを持ち、
ジャンルを問わず楽しめるのがこのレンズの魅力とも言えるだろう。

 

標準レンズはまるでその場で見ているかのような自然な描写が魅力。

標準レンズはまるでその場で見ているかのような自然な描写が魅力。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:100
絞り優先AE(三脚)(フルサイズカメラで撮影)

 

スクエアで撮ると45mmはタイトすぎず使いやすい。風景に限らずスナップでも、だ。

スクエアで撮ると45mmはタイトすぎず使いやすい。風景に限らずスナップでも、だ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100
絞り優先AE(手持ち)(フルサイズカメラで撮影)

 

絞りを開ければ、遠近感が変わるわけではないが望遠で撮ったような効果が得られる。

絞りを開ければ、遠近感が変わるわけではないが望遠で撮ったような効果が得られる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:200
絞り優先AE(手持ち)(フルサイズカメラで撮影)

 

ちょっと角度をつけて少し絞るだけで広角レンズっぽい写りも楽しめる。

ちょっと角度をつけて少し絞るだけで広角レンズっぽい写りも楽しめる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100
絞り優先AE(手持ち)(フルサイズカメラで撮影)

 

諏訪光二さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

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このレンズは、キレと柔らかさを共にクリアに写し出す描写が特徴だ。
解像感が高く歪曲収差も極力抑えられた表現はあらゆる被写体に対応する。
数ある特徴の中でまずは何と言っても大口径開放F1.8が生み出す美しいボケ味が魅力だ。

ポートレートなどを演出する前ボケ・後ボケは嫌味なくふんわりとボケてくれる。
ピントの合っている部分はそれでいてエッジが立ちすぎず、しかし芯のあるシャープさを保っている。
明るい開放値は強力な手ブレ補正機構と伴い、薄暗い場所でのスナップも後押ししてくれる。
逆光などタフな光線状態もeBANDコーテイングがうるさいフレアなどを抑えてくれて積極的に被写体として取り入れたくなった。

最短撮影距離0.29mと寄りも万全で、被写体を選ばず、撮影方法もボカす・引く・寄るを使い分けられる、
万能レンズと言っても過言ではないだろう。

 

ボケ味が生み出す奥行き感が魅力的な被写体を更に面白くする。

ボケ味が生み出す奥行き感が魅力的な被写体を更に面白くする。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100 -0.3補正
(フルサイズカメラで撮影)

 

光と影が生み出すシャープな世界。逆光も積極的にチャレンジできる。

光と影が生み出すシャープな世界。逆光も積極的にチャレンジできる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100 -0.3補正
(フルサイズカメラで撮影)

 

色乗り良く、何より寄れる。近接撮影もできるとなると単焦点一本縛りで勝負したくなる。

色乗り良く、何より寄れる。近接撮影もできるとなると単焦点一本縛りで勝負したくなる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:200 +1補正
(フルサイズカメラで撮影)

 

熊切大輔さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

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何よりそのレンズデザインに心惹かれた。スッキリとした鏡胴とルミナスゴールドのデザインリング、
そして少し大きくなり操作感も良くなった切り替えスイッチもそれらのデザインを崩さない、
絶妙なバランスで配置されている。
SPシリーズの新しい第一歩であることがひと目で感じられる雰囲気をかもし出しているのではないだろうか。

45mmという画角はあまり馴染みがないだろうが、
スナップ写真を主に撮る私にとっては「落とし所の良い画角」と感じている。
35mmのボケの物足りなさ、50mmの引ききれないワイド感。
それらの微妙なストレスを解消してくれる。
フットワークの良さを問われるスナップ写真でレンズ交換を極力少なくしたい。
できれば一本で勝負したい、そんな思いを叶えてくれる画角なのだ。

常にカメラに付けて歩きたくなる、
機能も見た目も兼ね揃えた魅力あふれるレンズが新しい武器となって加わってくれた。

 

スムーズな超音波モーターがスナップのスピード感を後押ししてくれる。

スムーズな超音波モーターがスナップのスピード感を後押ししてくれる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100 -1.7補正
(フルサイズカメラで撮影)

 

明るい開放値と強力な手ブレ補正が夜のスナップの武器となる。

明るい開放値と強力な手ブレ補正が夜のスナップの武器となる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1600 -0.7補正
(フルサイズカメラで撮影)

 

熊切大輔さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

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45mmの焦点距離だと多くの人の事例では手持ちの標準ズームレンズと焦点域が重なってしまうことが多いと思う。

ところがだ、このレンズで撮影した写真は何かが違う。
それは画像のシャープネスやボケ味ということからも感じられることだが、
やはり絞りの選択肢が広いことによる余裕から生まれているように思うわけで、これが表現の幅を広げることに繋がっている。

絞り開放時、加えて至近距離近辺における紙のように浅い被写界深度、クセのないボケ味、
最短撮影距離の短さ、撮影距離による性能変化を感じさせない点など、どれもたいへんよく考えられ設計が行われているようだ。

特に開放値近辺での描写性の高さは特筆すべきものだ。
高性能に加えて、さらには手ブレ補正内蔵なので、カメラのISO感度を極端な高感度設定をすることなく微量光下でも安心して使用できる。これもまた表現の幅を広げることのできる大きな要因となっている。

手持ちのズームレンズと焦点距離が重複しても、本レンズを使用すれば必ずやそれとは違う結果をプレゼントしてくれるはずである。

 

人形。絞りを開き、最短撮影距離で撮影。極端に浅い被写界深度は写真独自の表現。合焦点の鋭いシャープネスに感心する。

人形。絞りを開き、最短撮影距離で撮影。極端に浅い被写界深度は写真独自の表現。合焦点の鋭いシャープネスに感心する。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

ダリア。前ボケと後ボケのバランスの良さ、加えて合焦点の素晴らしいシャープネスが共演しているレンズはなかなかないものだ。

ダリア。前ボケと後ボケのバランスの良さ、加えて合焦点の素晴らしいシャープネスが共演しているレンズはなかなかないものだ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

 

橋。ライトアップされた直後の時間に撮影。微妙な階調を繋がりよく再現してゆく魅力。

橋。ライトアップされた直後の時間に撮影。微妙な階調を繋がりよく再現してゆく魅力。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:800 -0.7補正

 

街にて。標準域の画角のレンズはカメラを水平垂直に構えると、あたかも肉眼で見ているような素直な描写を得ることができる。

街にて。標準域の画角のレンズはカメラを水平垂直に構えると、あたかも肉眼で見ているような素直な描写を得ることができる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200 -0.7補正

 

鉄塔。太陽を画面内に入れ込んでもビクともしない高性能。コーティングが優秀なことも特筆すべき点だろう。

鉄塔。太陽を画面内に入れ込んでもビクともしない高性能。コーティングが優秀なことも特筆すべき点だろう。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

赤城耕一さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

 

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45mmの焦点距離はかつてフィルム時代のコンパクトカメラにも多く採用されていたが、
50mmよりもやや広角気味なことから使いやすい画角として知られている。

「標準レンズ」の焦点距離の定義は、フォーマットの対角線上の距離と同等となることが知られている。
すなわち本来は35mmフルサイズフォーマットの標準レンズは約43mm相当になる。
このことからも本レンズは「真の標準レンズ」に近づいたものとしてみることもできるわけだ。

ファインダーを覗いた時の感覚はとくにパースペクティブが誇張されるわけではないので、
一見するとおとなしいようにもみえるが、絞りを開けば望遠ふう、絞り込めば広角レンズふうの描写を望むことができ、
万能性が高く使いやすい。

レトロフォーカスタイプという標準レンズでは珍しいレンズ構成をとり、
開放からコントラストが高く完全に実用性能を誇るので、安心して開放絞りから使用できるのも特徴のひとつ。
超高画素への対応も万全なレンズである。

 

鉄格子。50mm標準レンズよりもわずかに被写界深度が深いからだろうか、少し絞り込むとパンフォーカス効果を容易に得ることができる。

鉄格子。50mm標準レンズよりもわずかに被写界深度が深いからだろうか、少し絞り込むとパンフォーカス効果を容易に得ることができる。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:200 -0.7補正

 

モニュメント。全体を写すのではなく部分的に印象に残ったところを切り取る。低速シャッターだが、手ブレ補正も効きがいい。

モニュメント。全体を写すのではなく部分的に印象に残ったところを切り取る。低速シャッターだが、手ブレ補正も効きがいい。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:200 -0.3補正

 

朽ちた造花。被写体にグッとより、絞りを開いてみると、被写体の本来の意味とは異なるものに“化ける” ことがある面白さ。

朽ちた造花。被写体にグッとより、絞りを開いてみると、被写体の本来の意味とは異なるものに“化ける” ことがある面白さ。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

 

植栽。レンズ単体でも歪曲収差はきわめて小さく実直な再現をするレンズである。明暗差は大きいが、優れた描写をする。

植栽。レンズ単体でも歪曲収差はきわめて小さく実直な再現をするレンズである。明暗差は大きいが、優れた描写をする。

◎焦点距離:45mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 -0.7補正

 

赤城耕一さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013)スペシャルサイト:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

 

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