TAMRON LENS BLOG

クリスマスで賑わう12月下旬、ドイツ北東部シュレスビヒホルシュタイン地方を旅しました。広い田園や農地が広がり山のない平地が続き、大小の湖沼や小さな河川、海岸線など、穏やかな風景も楽しめます。

2年ほど前からこの地域にスポットを当てていろいろな街を歩いていますが、今回は北海とバルト海を結ぶキール運河の中間地点レンツブルクを拠点にデンマークとの国境の港町フレンスブルク、バルト海沿岸に小さな湾を形成する海岸線が美しいエッカーンフェルデを訪ねました。午前9時から午後4時までの短い日照時間、加えて冬のどんよりと低く垂れ込めた雲天が続きましたが、時折出会えた貴重な晴れ間を探しながら、SP 24-70mm F/2.8 G2で撮影を楽しんできました。

 

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ドイツ北東部への玄関口のハンブルグはクリスマスの準備で賑わっていました。パサージュの中も大小様々なオーナメントで綺麗に輝いていました。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400

 

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市内循環の観光バスもこの時はクリスマスパレードの山車の牽引に使われるようで、飾りつけが施されています。

◎焦点距離:40mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:400

 

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アルスター湖畔の有名ホテル。ドアマンの赤い外套がサンタクロースのように映りました。

◎焦点距離:29mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/6秒 ISO感度:400

 

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ハンブルグの北に位置するレンツブルクは鉄道橋で有名です。市内を南北に分断する「北海-バルト海運河」を越えるために1913年に完成しました。

◎焦点距離:50mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:400

 

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運河沿いは「Kanalufer」と呼ばれ小道が続きます。地域住民の散歩コースであり、時折運河を行き交う船を眺めたりします。

◎焦点距離:30mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:800

 

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西はバルト海、東は北海とユトランド半島の付け根に位置するこの運河は多くの輸送船、客船の重要な航路だそうです。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100

 

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夕日を受けて小さな水先案内船が停泊中。翌日には大きな砂利砕石船が停泊していました。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:400

 

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レンツブルクから30分。郊外に位置する人口1300人ほどの小さな町ブライホルツに行ってみました。大きな農場や風力発電が目立ちます。彼は50haの農場を経営するオットーグレーネウォルドさん83歳。

◎焦点距離:50mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:400

 

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バスが1日に五本程度。鉄道もないのでひたすら小道を歩きます。日本人が珍しかったのか、道を尋ねがてら、快く撮影に応じてくれました。

◎焦点距離:56mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

 

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エッカーンフェルデは緩やかな海岸線に沿った砂浜が海水浴場として人気の観光地です。冬は砂浜を散歩する人で賑わっていました。

◎焦点距離:70mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:400

 

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観光船も年末ということで、お休み。比較的小型のクルーズ船やヨットが所狭しと停泊していました。

◎焦点距離:31mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100

 

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高台から望む市街地。雲にさえぎられながら太陽が拡散して辺りを照らします。刻一刻と変化する天候にもて遊ばれながら、限られた時間を楽しみます。

◎焦点距離:28mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

 

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この日は1日晴れてくれました。デンマーク国境のフレンスブルクは歴史的にも面白い地勢で度々属国が変わりました。古い商店がそのまま残る通称「赤の通り」の向こうには聖マリア教会を望みます。

◎焦点距離:48mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:400

 

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教会の中のステンドグラスから溢れる光。大きな燭台をシルエットに浮かび上がらせてくれます。

◎焦点距離:70mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

 

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聖マリア教会は1170年ごろに建築された由緒ある教会。取り壊しや幾たびの改修を経て現在の姿は19世紀後半に完成したもの。

◎焦点距離:24mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

 

tanekiyo種清 豊(たねきよ ゆたか)

1982年大阪生まれ。京都産業大学外国語学部ドイツ語学科卒業。写真家竹内敏信氏のアシスタントを経て、2007年よりフリーランス。商品撮影のほかカメラ専門誌、WEBなどに写真関連記事を掲載している。国内及び海外での現代の街並みをテーマにしたスナップを撮影中。キヤノンEOS学園講師

 

ブログ:http://tanelog.jugem.jp
twitter:http://twitter.com/YutakaTanekiyo

 

種清 豊氏にお使いいただいたSP 24-70mmの製品情報はこちら
SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032)製品ページ

遥か高空を飛び行く飛行機を見ていると、どこに行くのだろうか、あの先にはどんな街が待っているのだろうかと想像する。窓から見える景色、エンジンの音、機内アナウンス、座席ベルト…。自分が飛行機に乗っているときのことを頭の中でめぐらせては、ひとり地上で空想の旅に出ている。

空想は抱くだけでなく、レンズの付いたカメラを持てば、具体的に表現できる。
そう、写真撮影ができることとは表現手段を得ることだから。

読者の方々はすでに一眼レフカメラを持っている方が多数だろう。
でも、もしまだ望遠レンズを検討しているのであれば、頭上過ぎ行く飛行機を見かける前に、このレンズを付けてみてはいかがだろうか。

今秋に登場したこのレンズは、400mmの望遠世界を得られながら、取り回しの軽さがいい。とにかく手軽に携行できて、一日中持ち歩けるから行動範囲も広がる。
飛行場やその近くに行って大きく写すのもよし、お住まいの上空を飛行機雲を曳きながら通るのを撮るのもよし。

使うには覚悟がいる大きく重いレンズではなく、気軽に持ち出せるカメラで、この冬は物思いに耽ってはいかがか。写真ならばそんな空想も残せて、伝えられる。
さぁ、皆さんもレンズを付けたカメラを持って、空の旅の始まり!

 

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そろそろ秋の気配が迫る10月の石垣島。見上げれば、これから東シナ海を渡りアジアの都市へと向かうA330が飛行機雲を曳いていた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:320

 

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時より雨雲の通過していった、ある9月の羽田空港。その雲達は何層にも重なり都市郊外まで広がっていた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200

 

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日の入りの1時間前。遥かシベリアを抜け、ヨーロッパはドイツ・フランクフルトへ向かう747-8型機。西陽を左舷に受けて巨体は北に飛び立っていった。

◎焦点距離:270mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:64

 

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地方都市間輸送に活躍するDHC-8-400型機。傾いたままの朝の陽を受け、少し夏の香りが残る宮古空港へ滑り込んできた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

 

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夏らしい雲が東京湾の東、千葉の上空に沸いた。雲の壁をかすめるのは北海道・新千歳空港行きの737-800型機だった。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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シンガポール・チャンギ国際空港からの長旅を終え、羽田空港に着陸するA350-900型機。
運河の水面に照らされた低い太陽の光りが出迎えた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100
(APS-Cカメラ使用)

 

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本州に比べ、まだまだ陽が長かった10月の石垣空港。陽が沈み、夕闇の那覇空港へ向かうDHC-8-400型機が離陸の準備をしていた。

◎焦点距離:100mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

 

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羽田空港に気まぐれな雨を降らせた雨雲の隙間から覗いた西陽に照らされたのは、737-800型機。機内からは東京に落ち行く夕陽が見れただろう。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:64

 

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箱根の神山に落ちる陽を受け、羽田空港の滑走路に降りる737-800型機。秋を過ぎると西高東低の気圧配置が南関東に冬晴れをもたらす。

◎焦点距離:1200mm換算 絞り:F/16 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100
(APS-Cカメラ、テレコンバーター2.0×使用)

 

inoue井上六郎(いのうえ ろくろう)

1971年東京生まれ。写真家。自転車レース、ツール・ド・フランスの写真集「マイヨ・ジョーヌ」を講談社から、航空機・ボーイング747型機の写真集「747 ジャンボジェット 最後の日々」を文林堂から上梓。日本写真家協会、日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。
ただいま2018年飛行機のカレンダー「美しき航路」を㈱えい出版社から絶賛発売中!です。

 

井上 六郎氏にお使いいただいた100-400mmの製品情報はこちら
100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(Model A035)製品ページ

写真家・並木隆氏が、旅先で出会ったシーンを18-400mmで撮影。
刻々と変る目の前の景色を、高倍率ズームの機動性を活かして撮影した写真をご覧下さい。

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:3200

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:35mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:42mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:209mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:400

 

フルサイズ換算で640mm相当の画角が得られる望遠側。超がつく焦点距離域は、ちょっとした身体の動きでフレーミングが大きく変わってしまいます。しかし、搭載されているVC機構は、2.5段分というスペック以上の効果を体感することができました。OFF時との差は歴然で、望遠側で撮影していても細かなフレーミングがしっかりできるくらいファインダー像が安定しています。

夕暮れ時の光がどんどん少なくなっていく状況で、積極的に望遠側を使って、手持ち撮影ができるのは非常に大きなメリット。望遠側が延長されても、気軽に手持ち撮影ができなければ、単に使いにくいレンズになってしまいますからね。
とはいえ、陽が沈んで光が少なくなると、流石にどこでもというわけにはいかなくなります。でも、ここが高倍率のメリット。ISO感度を上げていっても手ブレしてしまうようなら、300mm、200mmと徐々に短い焦点距離を選択していけばいいのです。焦点距離が短いほど手ブレはしにくくなりますからね。
レンズ交換をせずに、広角18㎜から超望遠400mmまで焦点距離が選べる、高倍率ズームならではの機動性の高さとメリットを感じました。

 

namiki並木 隆

1971年生まれ。
高校時代、写真家・丸林正則氏と出会い、写真の指導を受ける。
東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)中退後、フリーランスに。
花や自然をモチーフに各種雑誌誌面での作品発表。
日本写真家協会、日本写真協会、日本自然科学写真協会会員。

 

並木 隆氏にお使いいただいた、18-400mmの製品情報についてはこちら
18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)製品ページ

「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)を持って街歩きスナップを楽しんでみました。

超望遠というと、三脚や一脚にすえての撮影を想像してしまいますが、このレンズは女性の私にとっても嬉しい、全長121.4mm、重量705gと小型で軽量、手のひらにもしっかりと乗っかるほどのコンパクトな大きさです。街スナップ時に手持ちで持ち歩けます。それほどスリムで、幅広いジャンルにも活躍してくれるレンズです。

また、レンズ1本で色々な作風の引き出しを演出してくれるレンズです。ズーム倍率が世界初22.2倍。高画質を保ちながら望遠側400mm(35mm判換算620mm相当)で、迫力のある画が撮れます。 それでいて、期待を上回る優れた画質、描写力に圧倒されました。 また、フレアやゴーストを抑えることによって、さらにクリアでより抜けのいい画質を実現しています。 かなり幅広い焦点領域となる広角、標準、望遠以外に、近接撮影としても楽しめます。 ズーム全域で45cmまで寄れてしまうので、簡易的なマクロ撮影も楽しむことができます。

街歩きでは、街で出会った方を撮影したり、お店の方に許可を得て撮影をする機会も多々あると思いますが、手ブレ補正機構「VC」があるおかげで、シャッタースピードが遅めな暗い室内や影のある場所などでも、安心して撮影をすることが出来ます。

また、ズームロック機構がついており、携帯時の自重落下を防いでくれるのも、撮影する側にとってありがたいです。 途中、小雨が降って来た際にも簡易防滴があるおかげで、安心して撮影に挑めました。18-400mm はコンパクトながら撮影する側の気持ちを察してくれるかのような機能がたくさんあり、使い勝手にも優れたレンズだと思います。

そして18-400mmは幅広いズーム域と携帯性に優れたレンズとして、写真生活に新たな楽しさを期待させてくれると思います。 次回は近場の街歩きだけでなく、旅スナップとしても持ち歩いてみたい。 色々なシーンに活躍してくれるレンズであることは間違いなしです。

 

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柔らかなお花の前ボケに、迫力のある赤ちょうちんの絵が撮れました。

◎焦点距離:155mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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可愛らしいドラム缶の上に置かれた、マネキンの足元を撮影しました。 主役対象物を力強く引き寄せてくれます。

◎焦点距離:86mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:400

 

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美味しそうなたい焼き屋さんを見つけました。
世界初のズーム比22.2倍、18-400mmをカバーする超望遠高倍率ズーム400mmの望遠側で、離れた反対側の道から大きく撮影してみました。重なった前後のたい焼きも柔らかに描写していて、400mmの引き寄せ効果により、おいしそうなたい焼きに見事に誘われました。笑

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100

 

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たい焼きを食べ歩きながら、公園に到着しました。簡易防滴構造があるおかげで、ボートの水しぶきなども気にすることなく、撮影が可能です。コントラストもメリハリがあり、色再現のバランスが優れていることがよくわかると思います。

◎焦点距離:80mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

 

テクテクとまち歩きをしました。小型軽量、手ブレ補正機構付きのコンパクトレンズのおかげで、気になった被写体を主役に、手持ちでサクサクと歩きながらの撮影が可能です。

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◎焦点距離:86mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:100mm 絞り:F/5.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

 

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少し小腹が空いてしまったので、素敵な古民家が立ち並ぶパン屋さんに寄りました。とても美味しそうなパンだったので、思わず定員さんに声をかけ、撮らせてもらいました。 焦点距離18mmでの広角撮影、1/20のシャッタースピードでも手ブレ補正機構のおかげで、安心して撮影することができます。 そして真夏の撮影時には、水分補給もしっかりととることが大事です。お庭にてほんの少し、休憩をさせていただきました。

◎焦点距離:18mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:500

 

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店内の気になったモチーフを撮影させていただきました。
背景が窓際、逆光での撮影でもカーテンの布の質感、ディティールまでも鮮明に写し出されているのがよくわかります。

◎焦点距離:75mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800

 

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最短撮影距離は全域45cmということで、テレマクロとしても撮影を楽しむことができました。 飾られた造花を撮影した結果、肉眼では気がつかなかった造花の繊維までも細かに写し出されています。常用の実用レンズとしても、非常に便利なレンズだと思いました。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:800

 

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反対側の道から、焦点距離400mmにて猫の素顔を、お花越しに撮影をしました。 ふわっとした溶け込むかのような柔らかさに、猫の表情までも鮮明に再現してくれました。

◎焦点距離:200mm 絞り:F/6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800

 

wakakojet若子jet

岐阜県岐阜市生まれ。名古屋造形大学卒業。 撮影スタジオ勤務後、出版社写真部を経て、写真家松本明彦氏に師事後、独立。

被写体は人物を中心に、雑誌、広告等の撮影をする一方、展覧会でも発表多数。 ライフワークとして街スナップを楽しんでいる。 優しく可愛く綺麗な世界観を得意とする。

 

2016年7月、若子jet写真集「キッチュa GO!!GO!! 浪花編」好評発売中。

https://wakakojet.thebase.in

ブログ:若子jetのセンチメンタル日記

http://wakakojet.exblog.jp/

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■18-400mm製品情報はこちら

18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)

皆さん、こんにちは。今年もタムロン・マクロレンズ フォトコンテスト、「ノンジャンルの部」の審査員をやらせていただきます岡本洋子です。身近な被写体を撮影するテーブルフォトは自宅で気軽に楽しめますから暑い夏にはぴったりですね。素敵な作品が撮れたらコンテストの「ノンジャンルの部」にぜひ応募してくださいね。

 

身近な被写体でテーブルフォトを楽しもう!

食べるのももったいないようなきれいな色と形の干菓子をいただいたので、食べる前に写真を撮っておこうと思いました。窓際のレースのカーテン越しに光が入るテーブルの上に壊さないようにそおっと干菓子を並べます。下にうちわを置いて和風なイメージにしてみました。窓辺から差し込む柔らかい夕方の光がやや赤みを帯びてレトロな色合いの雰囲気になりました。あとはどのように撮るか、アングルとフレーミングです。一つ一つの形がわかるように真上から俯瞰的に撮ることで一つ一つの干菓子の繊細な形や質感が描写できました。干菓子の入った入れ物全体は入れずにカットして動きを出しています。

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◎絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/25秒 ISO1000 +1.3EV補正

 

夏らしい見た目も爽やかできれいなオレンジゼリーはテーブルフォトの被写体にぴったりです。平らなガラスのお皿の上にゼリーを置いて、オレンジ色がより映えるようにイタリアンパセリの葉っぱを真ん中に飾ってみました。窓際のダイニングテーブルの上に置いてガラスのお皿の下には網目模様のあるランチョンマットを敷きました。お昼時の太陽は窓を明るく照らし、逆光の光はゼリーの立体感や透明感を出してくれました。全体は入れずに斜めのアングルから縦でフレーミングすることで手前から奥への奥行き感も出ました。窓からの光が青味を帯びて夏のイメージにぴったりなクールな印象になりました。

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絞り優先AE F/3.8 シャッタースピード1/30秒 ISO100 +0.3EV補正

 

ジュエリーの撮影にも挑戦です。トンボの羽のブルーの石が印象的なペンダントトップを撮ってみました。光は窓辺の昼間の自然光を利用しています。透明なアクリルの板があったので、その上にペンダントを置いて、10㎝くらいのアクリルの板の下の隙間にピンク色の皺のテクスチャーのある紙を敷いて背景に利用しました。紙の上に直接置いたわけではないのでジュエリーの平面性を保ちつつ背景との距離が適度にあるので皺の表情も出て面白い効果になりました。ジュエリーの硬質な輝きを出すためにボカさずにF/18まで絞り込んで撮っています。

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絞り優先AE F/18 シャッタースピード1/6秒 ISO100 +0.3EV補正

 

貝殻で作った面白い形のピアスがあったので、それを飾りの額にぶら下げて撮ってみることにしました。窓辺に木のトレーを置いてレースのカーテンを引いて背景にしています。木の板はトレーを逆さまにして荒い木目を利用しました。レフ版を使っただけでは手前からの光が暗く貝殻の虹色の輝きが出なかったのでクリップオンストロボを使って光を手前から当ててみました。ストロボの発光体の部分には据え付けのディフューザーを使い光を柔らかくしていますが、バウンスさせずに正面から当てて素材から光を反射させています。イメージ通り貝殻の複雑な模様が浮かびあがりました。絞りはあまり絞らずに手前のピアスだけにピントを合わせ、あえて後ろのピアスはボカしています。

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絞り優先AE F/8.0 シャッタースピード1/80秒 ISO100 -0.3EV補正  ストロボ発光

 

100円ショップで買った小さな木の椅子とテーブルを小道具として使ってみました。テーブルの下に敷いたのは英字新聞が印刷されたラッピング用紙です。奥行きを持たせるために工夫をしてみました。テーブルの上には主要被写体のネックレスを置いてその後ろの椅子にはインコに似せて作った模型があったのでそれを置いてみました。手にとってみるといかにもという作り物に見えますが、背景でボカしてしまえば粗も見えません。被写体の距離とレンズの絞りをコントロールして上手くボカして奥行き感がでました。逆光気味の光線なので被写体が暗くならないように露出はプラスに補正しています。

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絞り優先AE F/5.0 シャッタースピード1/15秒 ISO100 +1.0EV補正

 

テーブルフォトは特別にどこかへ出かけなくても身近にある素材を被写体に、ちょっとした工夫をすれば誰もが楽しめる撮影手法です。そしてそこで活躍するのが被写体に近づけるマクロレンズです。単焦点のレンズならではの明るい開放値と描写の良さも魅力です。小さな被写体を大きく写すことで、細部の質感も見えてきます。また近寄ることによって大胆にボカしたりとボケ味の表現がコントロール可能です。テーブルフォトの撮影を楽しむときに、光は窓辺から射す自然光を利用するといいでしょう。逆光気味になり手前が暗くなるのでこれを補うのにレフ板を使ったり、プラスに補正するのもコツです。時間帯によっては光の色も変わってきますし、室内光も利用するのであれば、ホワイトバランスもオートがいいのか、いろいろとイメージに合わせて調整してもいいでしょう。あとは背景にくるものや小物を上手く活用して楽しく撮れたらいいですね。身近な被写体を利用してテーブルフォトに挑戦してみてください。そして素敵な写真が撮れたら、ぜひマクロレンズ フォトコンテストの「ノンジャンルの部」に応募してくださいね。

 

okamoto岡本洋子(おかもと・ようこ)

東邦大学生物科を卒業。12年間の会社勤務の後、日本写真芸術専門学校にて写真を学ぶ。卒業後は秋山庄太郎氏のアシスタントを務め、独立フリーへ。現在、花や植物、風景を主に撮影。各種撮影会や写真教室講師を務める。

女子美術大学非常勤講師
日本写真協会会員(PSJ)
日本自然科学写真協会会員(SSP)
フェイスブック https://www.facebook.com/yoko.okmoto.5

 

岡本洋子さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)製品ページ

 

岡本洋子さんが審査員をつとめるタムロン主催のフォトコンテスト
詳細についてはこちら:募集期間は5月15日~10月15日
第14回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト 詳細ページ

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