TAMRON LENS BLOG

写真家・並木隆氏が、旅先で出会ったシーンを18-400mmで撮影。
刻々と変る目の前の景色を、高倍率ズームの機動性を活かして撮影した写真をご覧下さい。

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:3200

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:35mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

 

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◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1600

 

_MG_0092

◎焦点距離:42mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100

 

_MG_0067

◎焦点距離:209mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1600

 

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◎焦点距離:18mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:400

 

フルサイズ換算で640mm相当の画角が得られる望遠側。超がつく焦点距離域は、ちょっとした身体の動きでフレーミングが大きく変わってしまいます。しかし、搭載されているVC機構は、2.5段分というスペック以上の効果を体感することができました。OFF時との差は歴然で、望遠側で撮影していても細かなフレーミングがしっかりできるくらいファインダー像が安定しています。

夕暮れ時の光がどんどん少なくなっていく状況で、積極的に望遠側を使って、手持ち撮影ができるのは非常に大きなメリット。望遠側が延長されても、気軽に手持ち撮影ができなければ、単に使いにくいレンズになってしまいますからね。
とはいえ、陽が沈んで光が少なくなると、流石にどこでもというわけにはいかなくなります。でも、ここが高倍率のメリット。ISO感度を上げていっても手ブレしてしまうようなら、300mm、200mmと徐々に短い焦点距離を選択していけばいいのです。焦点距離が短いほど手ブレはしにくくなりますからね。
レンズ交換をせずに、広角18㎜から超望遠400mmまで焦点距離が選べる、高倍率ズームならではの機動性の高さとメリットを感じました。

 

namiki並木 隆

1971年生まれ。
高校時代、写真家・丸林正則氏と出会い、写真の指導を受ける。
東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)中退後、フリーランスに。
花や自然をモチーフに各種雑誌誌面での作品発表。
日本写真家協会、日本写真協会、日本自然科学写真協会会員。

 

並木 隆氏にお使いいただいた、18-400mmの製品情報についてはこちら
18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)製品ページ

写真家・並木 隆氏が、SP 85mm で撮影した花の写真をご紹介します。
ポートレートだけではないこのレンズの魅力をご覧下さい。

 

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◎焦点距離:85mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250 ISO:250

 

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◎焦点距離:85mm 絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/500 ISO:100

 

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◎焦点距離:85mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250 ISO:400

 

85mmといえばポートレート専用レンズのようなイメージですが、
高い解像感とキレイなボケ味をポートレートだけに使うのはもったいない。
花撮影はマクロレンズの独壇場のようなイメージ。
焦点距離は5mmの違いしかありませんが、90mmマクロよりも明るい開放F値、
F/1.8というスペックは、同じピント距離ならそのぶん大きなボケ味が得られます。

もちろん、マクロレンズに比べて最短撮影距離は長いので、一部分をクローズアップするようなことはできません。
寄って余計なものを省くフレーミングに慣れていると、余計なものがたくさん入ってしまうので、
扱いが難しいと感じてしまうでしょう。
使いこなしのコツは、花を小さくフレーミングしてもスッキリできる被写体選びです。

10cm程度の大きさなら被写体の花と周囲に咲いている花が30cm以上離れている場所を選びましょう。
最初はひとつだけポツンと咲いているようなものを選び、
アングルやレンズを向ける方向で背景を変えることから始めるといいでしょう。
また、密集しているようなら、最低でも花ひとつぶん背の高いものを探します。
このとき、花と同じ高さよりも低いアングルからレンズを向けて、前ボケで低い花を隠すと、
背の高い花が浮かび上がって見えます。

ピント合わせは、マクロレンズ並にシビアです。AFでピントを合わせても、
風で花が揺れてしまうだけでズレてしまいます。
必ず撮影後に拡大表示して、ピントが合っているかを確認しましょう。

 

並木 隆さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 85mm F/1.8 Di VC USD(Model F016)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/f016.html

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最短撮影距離付近になるほど手ブレの影響が大きくなってきますが、
手ブレ補正機構「VC」の搭載で、手持ちでもクローズアップ撮影が可能です。

ただ、その場合に気をつけたいのはシャッタースピードが遅めになりがちな点。
手ブレは「VC」が補正してくれるので、被写体ブレが起こらないよう、
ときにはISO感度をアップすることによりシャッタースピードを上げて対処することが必要になります。

また、被写体に寄れば寄るほどピント合わせはシビアになってきます。
マクロレンズで撮影するときと同じように、
AFでもMFでもピントの微調整は、身体を前後移動して行うほうが良いでしょう。

開放F値が1.8での最短撮影距離は、レンズの描写性能が最も問われやすい領域です。
でも、作例を見てもらえればわかるように、ピント面の解像感は素晴らしく、それでいてボケ味はやわらかな雰囲気。
しかし一方で被写界深度がマクロレンズなみに浅くなるので、
当然ながら手持ち撮影ではピントを合わせることが難しくなります。
自分の意図するピント部分に合うまで何回も撮影して、このレンズの魅力を最大限に活かしてみたいものです。

 

ムラなく徐々に大きくなっていく自然なボケ描写はマクロレンズ並み。開放で大きなボケ味を楽しむだけでなく、少し絞り込んで好みのボケ味を探していきましょう。

ムラなく徐々に大きくなっていく自然なボケ描写はマクロレンズ並み。開放で大きなボケ味を楽しむだけでなく、少し絞り込んで好みのボケ味を探していきましょう。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100
+1補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

木漏れ日のボケを画面周辺に配置しても、口径食になりにくく、自然な描写が得られるのは、レンズ性能のキャパの広さだと実感させられます。

木漏れ日のボケを画面周辺に配置しても、口径食になりにくく、自然な描写が得られるのは、レンズ性能のキャパの広さだと実感させられます。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:320
+1補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

開放でも安心して撮影できる描写性能の高さには驚き。ビオラの花芯ひとつひとつが質感までしっかり表現されています。

開放でも安心して撮影できる描写性能の高さには驚き。ビオラの花芯ひとつひとつが質感までしっかり表現されています。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:200
+0.7補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

並木 隆さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013) 製品ページ:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/

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私の場合、クローズアップ撮影ではMFがメインですが、AFでピントが合う条件であれば迷わずAFを使います。
しかし、最短撮影距離付近まで寄ると明暗差がなくなることも多く、
そんなときAFで迷ったらすぐにMFに切り替えます。

このような撮影スタイルなので、AF/MFの切り替えを頻繁に行いますが、
このレンズの場合はスイッチが大きく作られているので、
ファインダーを覗きながらでも瞬時にAF/MFの切り替えが容易にできる点はとても気に入っています。

ピントリングもダイレクト感がありながらスムーズですし、マクロレンズと同じように、
最短側になるほどピントの移動量に対して、ピントリングの回転角が大きくなるので、
微妙なピント合わせもしっかり行えます。

また、F1.8という大口径ながら、レンズの重量バランスがとれているので、
撮影時にレンズの重さを意識することはありませんでした。
こういう部分まで気を配って設計されていることが、使えば使うほどわかるレンズですね。

35mmを選んだのは、被写体に寄れるのが一番ですが、焦点距離が短いほど背景の写る範囲が広く、
絞り込んでボケ味を調整すれば、被写体のある環境を取り込むこともできるからです。
また、被写体から距離を取って絞り込めば、被写界深度を深くできるなど、
撮影バリエーションの豊富さが可能な点も理由のひとつです。

 

1)_MG_2188

たくさん咲いている雰囲気を背景のボケ味で表現できるのは、35mmという焦点距離のおかげ。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100
(フルサイズカメラで撮影)

 

引きの構図では、絞り込まなくても深い被写界深度が得られます。地面と平行になるよう、真上からレンズを向けて全体にピントを合わせています。

引きの構図では、絞り込まなくても深い被写界深度が得られます。地面と平行になるよう、真上からレンズを向けて全体にピントを合わせています。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:1600
-2補正 (フルサイズカメラで撮影)

 

地面スレスレの極端なアングルで、見上げるようにレンズを向けています。太陽を直接撮り込んでもフレアやゴーストが出にくい基本性能の高さも魅力。

地面スレスレの極端なアングルで、見上げるようにレンズを向けています。太陽を直接撮り込んでもフレアやゴーストが出にくい基本性能の高さも魅力。

◎焦点距離:35mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200
(フルサイズカメラで撮影)

 

並木 隆さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 35mm & SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F012 / F013) 製品ページ:

http://www.tamron.co.jp/lineup/f012_f013/