TAMRON LENS BLOG

遥か高空を飛び行く飛行機を見ていると、どこに行くのだろうか、あの先にはどんな街が待っているのだろうかと想像する。窓から見える景色、エンジンの音、機内アナウンス、座席ベルト…。自分が飛行機に乗っているときのことを頭の中でめぐらせては、ひとり地上で空想の旅に出ている。

空想は抱くだけでなく、レンズの付いたカメラを持てば、具体的に表現できる。
そう、写真撮影ができることとは表現手段を得ることだから。

読者の方々はすでに一眼レフカメラを持っている方が多数だろう。
でも、もしまだ望遠レンズを検討しているのであれば、頭上過ぎ行く飛行機を見かける前に、このレンズを付けてみてはいかがだろうか。

今秋に登場したこのレンズは、400mmの望遠世界を得られながら、取り回しの軽さがいい。とにかく手軽に携行できて、一日中持ち歩けるから行動範囲も広がる。
飛行場やその近くに行って大きく写すのもよし、お住まいの上空を飛行機雲を曳きながら通るのを撮るのもよし。

使うには覚悟がいる大きく重いレンズではなく、気軽に持ち出せるカメラで、この冬は物思いに耽ってはいかがか。写真ならばそんな空想も残せて、伝えられる。
さぁ、皆さんもレンズを付けたカメラを持って、空の旅の始まり!

 

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そろそろ秋の気配が迫る10月の石垣島。見上げれば、これから東シナ海を渡りアジアの都市へと向かうA330が飛行機雲を曳いていた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:320

 

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時より雨雲の通過していった、ある9月の羽田空港。その雲達は何層にも重なり都市郊外まで広がっていた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200

 

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日の入りの1時間前。遥かシベリアを抜け、ヨーロッパはドイツ・フランクフルトへ向かう747-8型機。西陽を左舷に受けて巨体は北に飛び立っていった。

◎焦点距離:270mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:64

 

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地方都市間輸送に活躍するDHC-8-400型機。傾いたままの朝の陽を受け、少し夏の香りが残る宮古空港へ滑り込んできた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

 

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夏らしい雲が東京湾の東、千葉の上空に沸いた。雲の壁をかすめるのは北海道・新千歳空港行きの737-800型機だった。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

 

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シンガポール・チャンギ国際空港からの長旅を終え、羽田空港に着陸するA350-900型機。
運河の水面に照らされた低い太陽の光りが出迎えた。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100
(APS-Cカメラ使用)

 

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本州に比べ、まだまだ陽が長かった10月の石垣空港。陽が沈み、夕闇の那覇空港へ向かうDHC-8-400型機が離陸の準備をしていた。

◎焦点距離:100mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

 

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羽田空港に気まぐれな雨を降らせた雨雲の隙間から覗いた西陽に照らされたのは、737-800型機。機内からは東京に落ち行く夕陽が見れただろう。

◎焦点距離:400mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:64

 

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箱根の神山に落ちる陽を受け、羽田空港の滑走路に降りる737-800型機。秋を過ぎると西高東低の気圧配置が南関東に冬晴れをもたらす。

◎焦点距離:1200mm換算 絞り:F/16 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100
(APS-Cカメラ、テレコンバーター2.0×使用)

 

inoue井上六郎(いのうえ ろくろう)

1971年東京生まれ。写真家。自転車レース、ツール・ド・フランスの写真集「マイヨ・ジョーヌ」を講談社から、航空機・ボーイング747型機の写真集「747 ジャンボジェット 最後の日々」を文林堂から上梓。日本写真家協会、日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。
ただいま2018年飛行機のカレンダー「美しき航路」を㈱えい出版社から絶賛発売中!です。

 

井上 六郎氏にお使いいただいた100-400mmの製品情報はこちら
100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(Model A035)製品ページ

飛行機そのものにレンズを向ければ、望遠レンズが欲しくなるのがわかるだろう。それも400mmを超える超望遠レンズに。
先代の150-600mm(Model A011)から進化したこのA022は、AF応答速度、手ブレ補正のVC機構、操作性、そして描写力など、全般に渡る性能向上が謳われている。
A011から続く携行の良さは屋外での望遠撮影に大きく寄与し、何より手軽にそのレンズを付けたカメラを持ち出そうとするフットワークの軽さを手に入れられることが、最大の魅力だ。それに輪をかけて性能向上となれば、写真を撮ろうと外へ出ようとする気持ちは俄然高まる。
また今回のモデルチェンジとともに新しくテレコンバーターがラインナップに加わり、さらに望遠効果を求める場合に威力を発揮できることとなった。

天候、陽の状況、そして風の向き。飛行機の写真を撮る上で、常に影響を受ける環境に対して臨機応変に行動するには、自身はもちろん、撮影機材などを取り回し良くできるかが重要になる。
時にA022を付けたカメラ一台で飛行場の周りを歩いて一周、または飛行場から遥か離れて遠景に見える飛行機を狙うことも念頭に入れた機材選びが鍵となるのだ。
今回はこのA022を付けたフルサイズカメラ、APS-Cカメラ、1.4×テレコンバーター、2×テレコンバーターと4通りの写真を選んでみた。

このブログでは、その撮影状況を簡単に記するが詳細は2月23日、24日、CP+のタムロンブースにてお伝えする予定です!

では、皆さんのご来場を心よりお待ちしています!

 

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春の便りを待つ羽田空港に、大陸からの長旅を終えようとする777型機が滑り込んでいく。

◎SP 150-600mm(A022)+APS-Cサイズカメラ、換算825mm相当
絞り:F/11 シャッタースピード:1/1250秒  ISO100

 

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乾いた北風の吹く1月上旬。日の出を背景に羽田空港を駆け上がる767型機を約6Km離れて眺望する。

◎SP 150-600mm(A022)+2倍テレコンバーター+APS-Cサイズカメラ、換算1800mm相当
絞り:F/22 シャッタースピード:1/1250秒 ISO100

 

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夏雲の湧出る9月初旬。東京湾へ向け羽田空港を駆け上がる777型機を展望エリアから見上げた。

◎SP 150-600mm(A022)+フルサイズカメラ、375mm相当
絞り:F/10 シャッタースピード:1/400秒  ISO100

 

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西より風が吹いた1月中旬。積雲溜まる東京湾を横断しファイナルアプローチへ入った737型機。

◎SP 150-600mm(A022)+APS-Cサイズカメラ、換算900mm相当
絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/1000秒  ISO100

 

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羽田空港22滑走路へ進入中の777型機。運河の水面に反射する太陽光が機体下面に映し出された。

◎SP 150-600mm(A022)+フルサイズカメラ、600mm相当
絞り:F/9  シャッタースピード:1/1000秒  ISO100

 

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首都圏上空30000フィートを西へ。旅の途中、大陸間を横断する飛行機が頭上を越えていった。

◎SP 150-600mm(A022)+2倍テレコンバーター+APS-Cサイズカメラ、換算1800mm相当
絞り:F/13 シャッタースピード:1/80秒  ISO400

 

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日の入り20分前。羽田空港へ着陸進入する777型機。約20Km離れた対岸からレンズを向けた。

◎SP 150-600mm(A022)+2倍テレコンバーター+APS-Cサイズカメラ、換算1800mm相当
絞り:F/18 シャッタースピード:1/320秒  ISO100

 

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福岡空港34滑走路へ737型機のベースターン。雪雲の隙間からまもなく沈む陽を背に受けた。

◎SP 150-600mm(A022)+2倍テレコンバーター+APS-Cサイズカメラ、換算1800mm相当
絞り:F/13 シャッタースピード:1/500秒  ISO100

 

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寒風吹きすさむ夜の8時ごろ。大阪空港32L滑走路へ進入する787型機を千里川土手で待ち受けた。

◎SP 150-600mm(A022)+フルサイズカメラ、150mm相当
絞り:F/5 シャッタースピード:1/40 秒 ISO25600

 

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福岡空港16滑走路から駆け上がる777型機。前哨灯がみぞれ交じりの冬雨を照らした。

◎SP 150-600mm(A022)+APS-Cサイズカメラ、換算900mm相当
絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/50秒  ISO4000

 

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十五夜の月が輝く冬夜。羽田空港から離陸上昇する787型機が通過する。

◎SP 150-600mm(A022)+2倍テレコンバーター+APS-Cサイズカメラ、換算1800mm相当
絞り:F/13 シャッタースピード:1/640秒  ISO2000

 

inoue井上六郎(いのうえ ろくろう)

1971年東京生まれ。スタジオマン、個人写真家アシスタントを経て、出版社の社員カメラマンとして自転車、モーターサイクルシーンなどを撮影する。その後は出版社を退社しフリーランスに。
以後、国内外の自転車、モーターサイクルメーカーやスポーツアパレルメーカーの広告や各一般雑誌、専門誌等で撮影活動中。
また、国内外のマラソンなどスポーツイベントの公式記録カメラマンを務める。
自転車レース、ツール・ド・フランスの写真集「マイヨ・ジョーヌ」を講談社から、
航空機・ボーイング747型機の写真集「747 ジャンボジェット 最後の日々」を文林堂から上梓。
日本写真家協会、日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。

 

井上六郎さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/a022.html

 

井上六郎さんがご登場の、CP+2017タムロンステージスケジュールはこちら
タムロンCP+2017特設サイト:
http://www.tamron.co.jp/special/cpplus2017/

本日新発売となったSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2。進化した新しい超望遠ズームで、写真家 井上六郎氏が撮影された作品とコメントをご覧下さい。

 

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◎焦点距離:300mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/60秒 ISO:100

 

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◎焦点距離: 552mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:200

 

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◎焦点距離:600mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO:200

 

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◎焦点距離:600mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/250秒 ISO:100

 

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◎焦点距離:600mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:200

 

600㎜の「超望遠」世界を身近なものにした、先代150-600㎜「A011」がリニューアルを果たし「A022」となった。画質、AF性能、手ブレ補正、操作性と交換レンズとして重視したい性能面全体の向上が挙げられている。
「超望遠」の600㎜レンズといえば、つい数年前までは、大きく重い単焦点の高価なレンズとして君臨していた。その大きく重いレンズを必要に応じて用いていたが、長時間の手持ち撮影は到底不可能だった。しかし、今やそれが解消されつつある。

スポーツシーン、特に競技の最中ともなれば、捕らえたい選手やマシンに近寄りたくとも近寄れない状況に置かれるので「超望遠」の必然性が俄然高まる。
施設によっては一般の方と同様に観客席から撮影することにもなるため、「超望遠」である必要性はさらに一層高まる。
最短縮時に26㎝ほどに収まるレンズは取り回しが良く、2kgほどの重さで手持ち撮影も苦にならない。600㎜ながら比較すればはるかに小型軽量となったレンズは、観客席に座りながら撮影していても周りに邪魔にはならないだろう。
そして何より、このレンズを装着したカメラを肩から掛けることが気軽に行えるため、
競技場やサーキットなどの撮影現場でさまざまなポイントを隈なく歩き回わろうと、自分自身が積極的になれるのだ。

 

Profile

inoue井上六郎(いのうえ・ろくろう)

1971年東京生まれ。スタジオマン、個人写真家アシスタントを経て、出版社の社員カメラマンとして自転車、モーターサイクルシーンなどを撮影する。その後は出版社を退社しフリーランスに。
以後、国内外の自転車、モーターサイクルメーカーやスポーツアパレルメーカーの広告や各一般雑誌、専門誌等で撮影活動中。
また、国内外のマラソンなどスポーツイベントの公式記録カメラマンを務める。
自転車レース、ツール・ド・フランスの写真集「マイヨ・ジョーヌ」を講談社から、
航空機・ボーイング747型機の写真集「747 ジャンボジェット 最後の日々」を文林堂から上梓。
日本写真家協会、日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。

 

井上六郎さんご使用のレンズについて詳しくは、
SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)製品ページ:
http://www.tamron.jp/product/lenses/a022.html

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