TAMRON LENS BLOG

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はい。阿部秀之です!
タムロンの15-30㎜を手に取っていただけましたか。
超広角好きの人なら、このレンズの魅力が瞬時に伝わったと思います。
はい、ビビッときたでしょう。やったぜ!ってほどに素晴らしいんです。
でも、超広角ビギナーの人は、あまりにも広い画角に、
どひゃ、なんだコレ? どう使えばいいの? と思ったことでしょう。
大丈夫です。心配はいりません。
15㎜なんて超広角レンズを付けてファインダーをのぞいたら、最初は誰もが驚くのです。
大海に放り出された小舟に乗っているような気持になります。もちろん僕にもその経験があります。
でも、ちょっとコツがわかって慣れてきたら必ず使いこなせるようになりますよ。

さて、超広角ビギナーのみなさん。いま使っている広角の焦点距離は何㎜でしょうか。おそらく28㎜か24㎜ですね。
それなら問題ありません。
15-30㎜のズームですから、すでに普段使って慣れ親しんでいる焦点距離も含まれているわけです。
15㎜からの超広角だと思うと、どうしてももっとも広い15㎜で撮ることばかりに気持ちがいってしまいますが、
最初は馴染みのある焦点距離から使えばいいのです。

そして少しずつさらに広角側に広げていきましょう。
24㎜よりも焦点距離が短くなると1㎜の違いでも写り方に変化があるのがわかるはずです。
24㎜と18㎜はわずか6㎜しか画角はちがいませんが、写せる世界は大きく変わります。
18㎜と15㎜ではますますその差が大きくなります。
超広角の単焦点レンズでは、15㎜、16㎜、17㎜、18㎜、20㎜、21㎜というように
1㎜ごとにほぼすべての焦点距離が存在します。
それだけ1㎜違うと描写が変わることを意味します。

もしも、画角が広くなりすぎて画面が上手くまとまらなくなったら一歩前に出るといいです。
周辺部分がカットされて画面が整理できるはずです。
近寄ると広い画角を活かせないように思うかもしれませんが、心配無用です。
写る範囲は狭くなっても、超広角レンズ特有の遠近感の誇張はちゃんと残っていて広角らしさを表現してくれます。

 

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15㎜からのズームだと、15㎜を使わないと手に入れた意味がないとつい思ってしまいます。
でも、ちょっと待ってください。超広角ビギナーは、いきなり15㎜を使うのは難しいものです。
写真は東京駅。僕の場合は、手前の空間を埋めたかったのでクルマを入れてフレーミングしました。

◎焦点距離:15mm 絞り:f/2.8 シャッタースピード:1/15秒 露出補正:-1 ISO感度:500

 

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それでは、具体的に説明していきましょう。
30㎜で撮影。超広角ビギナーはいきなり15㎜を使おうとせずに、馴染みのある焦点距離から撮っていこう。
まずは30㎜。28㎜を使っている人なら平気でしょう。

◎焦点距離:30mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/100秒 露出補正:+1 ISO感度:100

 

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つづいて24㎜。30㎜に比べるとグッと広角らしくなってきました。でも、24㎜を普段使っている人も多いですね。
普段使っているレンズが28㎜までなら、まずは24㎜に慣れていきましょう。

◎焦点距離:24mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/50秒 露出補正:+0.7 ISO感度:100

 

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24㎜を使いこなせるようになったら、思い切って20㎜へチャレンジです。その先には18㎜が待っています。
超広角の入口は20㎜。18㎜になって本格的な超広角だと僕は思っています。
画面の隅々まで見渡して、余計なものが入らないように注意しましょう。

◎焦点距離:18mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/40秒 露出補正:+0.3 ISO感度:100

 

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さて、ついに15㎜です。20㎜、18㎜を使いこなせたなら少しの慣れで撮れるようになったと思います。
15㎜なのに意外にスッキリ写っていて、超広角くさくないと思いませんか。その秘密は次回でお話ししましょう。

◎焦点距離:15mm 絞り:f/5.6 シャッタースピード:1/40秒 露出補正:+0.3 ISO感度:100

 

Profile

阿部秀之

阿部秀之(あべ・ひでゆき)

東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。タムロン宣伝課を経て、86年よりフリー。ヨーロッパの風景、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時にカメラ専門誌にも執筆をはじめる。
カメラグランプリ選考委員を87年より歴任。

 

阿部秀之氏が解説するレンズ、SP 15-30mm F/2.8 Di VC USDの製品スペシャルサイト
http://www.tamron.co.jp/lineup/a012/index.html

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