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SBI証券からの注文保留メールは本物?乗っ取りや詐欺の見分け方と対処法

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SBI証券を利用していると、「注文保留」や「本人確認」などの件名で突然メールが届くことがあります。

最近、SBI証券を装ったフィッシング詐欺や口座乗っ取り被害が急増しており、実際に多くのユーザーが被害に遭っています。

これらの偽メールは本物そっくりに作られているため、見分けが難しいのが現状です。

本記事では、SBI証券からの「注文保留」メールが本物かどうかを見分けるポイントや、乗っ取り・詐欺被害の最新事例、そして具体的な対処法と日常でできるセキュリティ対策について詳しく解説します。

ご自身の大切な資産と口座を守るため、ぜひ参考にしてください。

目次

SBI証券を装った注文保留メールの特徴と最新事例

最近増加しているフィッシングメールの手口

2025年春以降、SBI証券をかたる「注文処理保留」や「セキュリティ確認」などのメールが大量に出回っています。

これらは一見、取引通知や本人確認を装っていますが、実際は偽サイトへ誘導し、IDやパスワードを盗み取るフィッシング詐欺です。

件名には「注文処理保留」「本人確認が必要」「セキュリティ強化のため設定確認」などが使われ、本文中に「リンクから本人確認ページへ進んでください」などと記載されています。

実際の被害事例と詐欺メールの内容

実際に届いたフィッシングメールの例では、実在する銘柄名や取引内容、さらには「AIによるリスク判定で注文が保留された」「72時間以内に確認が必要」といった焦らせる文言が使われています。

また、送信元アドレスが「@sbisec.co.jp」に似せてある場合も多く、メールヘッダを確認すると実際は全く異なるドメインから送信されていることがわかります。

2025年春には「被害補償手続き」を装った詐欺メールも急増し、補償申請を装って偽サイトに誘導する手口も確認されています。

SBI証券の公式対応と注意喚起

SBI証券は公式サイトで「不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしない」「ユーザーネームやパスワードを入力してしまった場合はすぐにパスワード変更とカスタマーサービスへの連絡を」と強く呼びかけています。

また、2025年4月以降はセキュリティ強化のため、公式メールには原則としてログイン用リンクやパスワード入力を促すURLを記載しない方針に変更しています。

本物と偽物のメールを見分ける7つのポイント

送信元メールアドレスの確認

SBI証券の正規メールは「@sbisec.co.jp」で終わるアドレスから届きます。

たとえば「mail@sbisec.co.jp」「info@sbisec.co.jp」「alert_master@sbisec.co.jp」などです。

これ以外のドメインや、似ているが異なるアドレス(例:sbisec.com、-sec.jp、フリーメール)は偽物の可能性が高いので要注意です。

メール本文の内容とリンク先の確認

本物のSBI証券メールには、直接ログインやパスワード入力を促すリンクは原則記載されていません。

本文中に「本人確認はこちら」「72時間以内にアクセス」など、リンククリックを強く促す記載があれば詐欺の疑いが高いです。

リンク先URLをよく確認し、公式の「sbisec.co.jp」以外であれば絶対にアクセスしないでください。

メールの文面・日本語の不自然さや焦らせる表現

最近のフィッシングメールは日本語も巧妙ですが、時折不自然な表現や、やたらと「至急対応」「期限内に手続きを」など焦らせる文言が使われています。

冷静に内容を読み、不審な点があれば公式サイトやサポート窓口で事実確認しましょう。

乗っ取り・詐欺被害の実情とSBI証券のセキュリティ対策

口座乗っ取り被害の最新動向

2025年2月以降、証券口座の乗っ取り被害が急増し、SBI証券でも不正アクセスによる「勝手な株売却」「中国株などの購入」などの被害が多数発生しています。

犯人はフィッシングで得た認証情報を使い、資産を売却して安価な株を大量購入し、相場操縦で利益を得ているとみられます。

SBI証券の最新セキュリティ強化策

SBI証券は多要素認証(FIDO認証やデバイス認証)の導入、出金時の二要素認証、ログイン通知や取引アラートの拡充など、セキュリティ対策を強化しています。

2025年5月31日以降は、ログイン時の多要素認証が必須化され、メールアドレス登録も義務付けられます。

利用者ができる追加の防衛策

ユーザー自身も、パスワードを16桁以上の複雑なものに変更し、パスワード管理ツールを活用する、不要な口座や取引チャンネルは閉鎖・停止する、通知機能を必ずオンにする、毎回必ずログアウトするなどの対策が有効です。

また、不審なメールが届いた場合は、必ず公式サイトやアプリから直接ログインして状況を確認しましょう。

万が一被害に遭った場合の対処法と日常の安心行動

不審メールにアクセス・入力してしまった場合の緊急対応

万が一、フィッシングメールのリンクから偽サイトにアクセスし、IDやパスワードなどを入力してしまった場合は、すぐにSBI証券の公式サイトからパスワードを変更し、カスタマーサービスセンターに連絡してください。

資産の売却や不正取引が行われていないか、購入履歴や取引履歴も必ず確認しましょう。

日常的なセキュリティ意識の持ち方

怪しいメールやSMSのリンクは絶対にクリックしない、アプリは公式ストアからのみダウンロードする、パスワードは定期的に変更し、他サービスと使い回さないなど、日常的な意識が最大の防御策です。

また、迷惑メールフィルターの活用や、必要に応じてメールアドレスの変更も有効です。

 

公式情報の定期チェックと家族・知人への共有

SBI証券公式サイトや金融庁、日本証券業協会などが発信する最新の注意喚起情報も定期的にチェックしましょう。

家族や知人にも詐欺メールの手口や対策を共有し、被害を未然に防ぐことが大切です。

まとめ

SBI証券を装った「注文保留」メールや本人確認を促すメールは、巧妙に偽装されたフィッシング詐欺の可能性が非常に高い状況です。

送信元アドレスや本文のリンク、文面の不自然さなどを冷静に確認し、少しでも疑わしいと感じたら絶対にリンクをクリックせず、公式サイトやサポート窓口で事実確認を行いましょう。

SBI証券自身もセキュリティ強化を進めていますが、利用者一人ひとりの意識と行動が資産防衛のカギとなります。

不審なメールには即時対応し、日常的なセキュリティ対策を徹底することで、安心して資産運用を続けていきましょう。

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