グリコがタイ市場でアイスクリーム事業からの撤退を発表し、現地ファンから惜しむ声が相次いでいます。
しかし、「日本でも買えなくなるの？」と心配する必要はありません。
今回の撤退はタイ限定で、日本を含む他の国では今後も販売が継続される見込みです。
本記事では、撤退の理由や対象商品、タイでいつまで買えるのか、そして日本への影響について詳しく解説します。
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グリコのアイス撤退はタイ限定！他国や日本では継続販売中
江崎グリコがタイ市場でのアイスクリーム販売から撤退するという発表がありましたが、まず押さえておきたいのは「タイ限定」の動きだということです。
今回の対象は、グリコのタイ現地法人「Thai Glico Co., Ltd」で展開しているアイス商品で、ジャイアントコーン、セブンティーンアイス、パナップなどが販売終了の対象となっています。
ただし、ポッキーやプリッツ、ビスコ、アーモンド効果といった人気商品は引き続き現地で販売される予定です。
また、インドネシアや中国、ベトナムなど他国のグリコ事業については変更が発表されておらず、今回の決断はあくまでも「タイ市場限定の方針」と言えるでしょう。
販売は2025年末まで続く見通しですが、在庫状況によっては店頭から早めに姿を消すことも予想されます。
人気商品の買い逃しを避けるためには、今秋までに購入しておくのが安心です。
タイ撤退の背景には「競争・コスト・戦略転換」の三重苦
グリコがタイのアイス事業から撤退する背景には、単なる売上低迷だけではない、いくつかの深い理由が見えてきます。
まず1つ目は「市場競争の激化」です。タイのアイス業界は、ユニリーバの「Wall’s」やネスレ、「Mövenpick」などの大手に加え、ローカルブランドも多数参入し、価格競争が過熱していました。
高品質を売りにする日本ブランドは、コスト面で後れを取る場面が増えていたのです。
2つ目は「収益性の低下」。一部商品は日本や他国から輸送されており、物流コストの増加が利益を圧迫していたと見られています。
そして3つ目は「成長分野へのシフト」。グリコは最近、菓子や機能性飲料といった分野に注力しており、今後の伸びが期待できる分野に経営資源を集中する方針を採っています。
タイのアイス撤退は、その流れに沿った戦略的な決断とも言えるでしょう。
日本のグリコアイスは今後も安泰！引き続き楽しめる
気になるのは「日本のアイス商品はどうなるのか？」という点ですが、ご安心を。今回の撤退はタイ市場だけの話であり、日本国内のグリコ製品には一切影響はありません。
パピコ、アイスの実、ジャイアントコーンなどの人気商品は、これまで通り全国のスーパーやコンビニ、オンラインストアで購入できます。
むしろ、海外の事業整理により、今後は国内市場への注力が強まる可能性すらあります。
突然のニュースに驚いた方も多いかもしれませんが、これはあくまでグリコの「選択と集中」の一環。
タイで愛されたアイスたちは惜しまれつつも姿を消しますが、新たな展開のための第一歩とも捉えられるでしょう。
グリコのタイ撤退は合理的判断、日本のアイスファンは今後も安心！
タイ市場での販売終了は一つの節目ではあるものの、国内外の事業を見据えた戦略的な調整とも言えます。
グリコのアイスを日常で楽しめる日本に住む私たちは、引き続きその美味しさを味わえることに感謝しつつ、今後のグリコの海外展開にも注目していきたいですね。
まとめ
グリコが発表したタイでのアイスクリーム事業撤退は、現地の競争激化や収益性の見直しなどを背景とした「戦略的判断」によるものです。
販売終了は2025年末を予定していますが、在庫状況によっては早まる可能性も。
なお、この撤退はあくまでもタイ限定の動きであり、日本国内でのグリコアイスの販売には一切影響がありません。
今後も引き続き、パピコやジャイアントコーンなどを楽しむことができますのでご安心を！
