フィギュアスケートの中継で注目を集めた、坂本花織選手の“顔写真入りうちわ”。
キスアンドクライに映り込んだあのインパクト抜群のアイテムを見て、「あの写真は誰?」「もしかして川越コーチ?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
大舞台の緊張感とは対照的な、どこかほほえましいワンシーン。
今回は、うちわに写っていた人物の正体や、川越コーチ説の真相、そして坂本選手とコーチ陣との関係性について詳しく解説していきます。
キスクラで話題になった“うちわ”の正体とは
試合直後の緊張感が漂うリンクサイドから一転、選手の素顔が垣間見えるキスアンドクライ。
中継を見ていて、思わず二度見してしまった方も多いのではないでしょうか。
坂本花織選手が手にしていた、あの顔写真入りのうちわ。
「あれは誰?」と気になった人も少なくありません。
結論から言うと、うちわにプリントされていたのは坂本選手を支える川越正大コーチです。

フィギュアスケートの会場では、ファンが手作りの応援グッズを掲げる光景はよく見られます。
しかし、選手自身がコーチの写真入りうちわを持ち込むというのは、かなり珍しいケース。
まるでアイドルの応援グッズのように完成度が高く、テレビ越しでも目を引く存在感がありました。
その遊び心あふれる演出からは、坂本選手の明るさとチームの温かい空気が感じられます。
厳しいトレーニングを共に重ねてきた指導者へのリスペクトと親しみが込められた、なんとも微笑ましいワンシーンでした。
もしかすると、大会に帯同できなかったコーチへの思いを形にしたものだったのかもしれません。
リンクに立つのは選手一人でも、その背後には常に支えてくれる存在がいるということを象徴するアイテムだったとも考えられます。
川原星コーチとの見分けは?
一部では、「あの写真は川原星コーチでは?」という声も上がっていました。同じチームで坂本選手を支えていることから、混同してしまうのも無理はありません。
しかし、写真の特徴的なメガネと柔らかな笑顔から判断すると、うちわに写っていたのは川越正大コーチで間違いないでしょう。
坂本選手の現在のサポート体制は、複数のコーチ陣による充実した布陣です。
長年指導を続けてきた中野園子コーチは、いわば“第二の母”のような存在。
メンタル面を支えるグレアム充子コーチは、“第三の母”と呼ばれるほど信頼の厚い存在です。
ジャンプ指導を担うのが川原星コーチ。
そして、振付や表現面を担当しているのが川越正大コーチです。
それぞれが明確な役割を持ち、チーム一丸となって坂本選手を支えています。
だからこそ、キスアンドクライで見せたあのユーモラスなやり取りにも、強い信頼関係がにじみ出ていたのでしょう。
競技の厳しさとは対照的な、温かな空気感。
あのうちわは、坂本花織選手とコーチ陣の絆を象徴する、印象的なワンシーンだったと言えそうです。
北京五輪でも登場したコーチうちわ
坂本花織選手の“うちわエピソード”は、実は今回に限った話ではありません。
北京オリンピックのキスアンドクライでも、帯同できなかったコーチ陣の顔写真入りうちわを手にしていた姿が話題になりました。
そのとき掲げられていたのは、グレアム充子コーチと川原星コーチのうちわ。
リンクには立てなくても、気持ちは一緒に。そんな想いが込められていたことは想像に難くありません。
得点発表を待つあの緊張の時間を、離れた場所にいる指導者とも共有したい。
その行動からは、坂本選手とコーチ陣との強い結びつきが伝わってきます。
単なるパフォーマンスではなく、日頃の信頼関係があるからこそ生まれる自然な振る舞いなのでしょう。
うちわは坂本花織の“お約束”スタイル
ミラノオリンピックでは、りくりゅうペアを応援する際の寄せ書きうちわが注目を集めましたが、実はあれも坂本選手のアイデアから生まれたものです。
なぜここまで“うちわ”にこだわるのか。
その背景には、坂本選手自身のアイドル好きという一面があります。
彼女が応援しているのは、アイドルグループWEST.の小瀧望さん。
コンサートでは自作うちわを持って参加しているのではと想像してしまうほど、応援文化が身近な存在なのです。
リンクの上でもリンクの外でも、全力で盛り上げる。
自分だけでなく、チームや仲間の雰囲気まで明るくする姿勢は、まさに坂本選手らしさそのものです。
うちわは、彼女にとって特別な演出ではなく、自然体の応援スタイルなのかもしれません。
川越正大コーチの素顔と実績
うちわに登場した川越正大コーチとは、どのような人物なのでしょうか。
現在は神戸フィギュアスケーティングクラブを拠点に、シングル選手の指導や振付を手がけています。
坂本選手の飛躍の裏には、川越コーチのきめ細やかなサポートが大きく関わっています。
氷上競技は技術だけでなく、精神面の支えも極めて重要です。
キスアンドクライでの様子を見る限り、川越コーチは選手の緊張をやわらげる存在であることが伝わってきます。
スケート教室の生徒からも「褒め方が上手な先生」と親しまれており、その温かな指導スタイルが多くの信頼を集めています。
さらに川越コーチは振付師としても活躍。坂本選手の若手時代から数々のプログラム制作に携わってきました。
たとえば
2015-2016シーズンのフリー「ロメオとジュリエット」
2016-2017シーズンのショート「マラゲーニャ/黒い瞳」
同シーズンのエキシビション「ブエノスアイレスの春」
2017-2018シーズンのエキシビション「007 ダイヤモンドは永遠に」
いずれも坂本選手の迫力あるジャンプと豊かな表現力を最大限に引き出した印象的な作品ばかりです。
特にシニア転向前後の重要な時期に深く関わってきたことは、二人の信頼関係を語るうえで欠かせません。
技術指導だけでなく、演技表現の土台づくりにも貢献してきたからこそ、現在の坂本花織選手の完成度の高いスケーティングがあるのでしょう。
キスアンドクライに登場した一枚のうちわ。
そこには、長年築き上げてきた絆と、チームとして戦う強さが込められているのです。
坂本花織以外にも広がる教え子たち
川越正大コーチの門下生は、坂本花織選手だけではありません。
長年にわたり、多くの実力派スケーターを支えてきた経験豊富な指導者です。
同じチームで切磋琢磨してきた三原舞依選手のコーチ陣にも名を連ねており、あの柔らかく透明感のある滑りを陰で支えてきた存在の一人です。
三原選手の繊細で優雅な表現力の背景にも、チームの丁寧なサポート体制があることがうかがえます。
さらに、男子シングルの鎌田英嗣選手の指導も長年担当。
ジュニア時代から振付まで手がけており、「仮面の男」や「禿山の一夜」など印象的なプログラムの多くに関わってきました。
技術指導と表現の両面で選手を育ててきた実績は確かなものです。
その評価は国内にとどまりません。海外で練習を積む有望なジュニア選手が、日本のサマーキャンプ参加時に川越コーチの指導を希望するケースもあるほど。
国境を越えて信頼を集めていることからも、その実力の高さが伝わってきます。
トップ選手だけでなく一般教室でも指導
現在は神戸を拠点に活動していますが、以前は東京・高田馬場にあったシチズンプラザで一般向けのスケート教室も担当していました。
世界を舞台に戦うアスリートを支える一方で、趣味としてスケートを楽しむ人たちにも基礎から丁寧に指導していたというのは意外に感じるかもしれません。
当時の参加者からは「褒めて伸ばしてくれる先生」「とても親しみやすい」といった声が多く寄せられていました。
試合会場でスーツ姿で選手を支える凛々しい表情とはまた違う、柔らかな一面がそこにはあります。
その人柄があるからこそ、キスアンドクライでユニークなうちわのモデルになっても自然に受け入れられるのでしょう。
チームから愛される存在であることが、あの場面からも伝わってきます。
まとめ
坂本花織選手がキスアンドクライで手にしていた顔写真入りうちわ。
その人物は川越正大コーチである可能性が高く、単なる話題作りではなく、強い信頼関係を感じさせるエピソードでした。
リンクに立つのは選手一人ですが、その背後には支えてくれるコーチやチームの存在があります。
あのうちわは、坂本選手らしい明るさと絆の深さを象徴するアイテムだったのかもしれません。
今後の試合では、演技だけでなくキスクラの様子にもぜひ注目してみてください。
