最近、Googleで検索をしていると、突如として「すべての検索結果ページに戻る」という表示が出てくることがあります。
普段の検索では見かけなかったこのメッセージに、驚いたり不安になったりする方も多いのではないでしょうか。
実際に、検索結果からページを閲覧し、「戻る」操作をした際に表示されることが多く、これまでの挙動とは異なるため、「もしかしてウイルス?」「なにか設定が変わった?」と戸惑う声も上がっています。
そこで今回は、この表示がどういう仕組みで出てくるのか、どんな意図でGoogleが導入しているのか、そして消す方法はあるのかなど、わかりやすく解説していきます。
表示が出て不安に感じていた方も、この記事を読めばモヤモヤがスッキリするはずです。
表示されるタイミングと内容について
まず、「すべての検索結果ページに戻る」という表示は、検索結果ページで何かしらのリンク先をクリックしたあと、
ブラウザの「戻る」ボタンを押した際に表示されることが多いです。
具体的には、検索結果一覧から別のウェブページに移動し、そこから「戻る」を押したとき、
検索結果の1ページ目ではなく、複数ページに渡って閲覧していた際の全体に戻すような挙動を見せることがあります。
これはGoogle側が提供する検索ナビゲーションの補助機能として最近追加された可能性が高いです。
なぜこの表示が出るようになったのか?
考えられる主な理由は以下のとおりです。
ユーザー体験の改善目的
Googleは、複数ページにわたる検索を行ったあとで戻ったとき、
どのページにいたのかがわからなくなる問題を軽減するため、
「すべての検索結果ページに戻る」というボタンを設けていると考えられます。モバイル環境での最適化
特にスマートフォンやタブレットでの検索時、スクロールと戻る操作の混在による誤操作を防ぐ意図もありそうです。
とはいえ、従来の使い方に慣れているユーザーにとっては違和感があり、
不要と感じる方も少なくありません。
この表示はウイルスや乗っ取りではない
結論から言えば、「すべての検索結果ページに戻る」という表示は、Googleの機能の一部であり、ウイルスや不正アクセスではありません。
表示が出たからといって、慌ててセキュリティソフトを起動したり、
スマホを初期化する必要はないのでご安心ください。
ただし、広告リンクを踏んだあとに似たような表現が出る場合は、偽装サイトの可能性もあるため注意が必要です。
公式なGoogle検索結果内で表示されている場合に限り、正規の機能とみなして問題ありません。
表示を消す方法はある?
現時点では、「すべての検索結果ページに戻る」という表示を完全に非表示にする設定はGoogle検索には用意されていません。
ただし、以下のような対処法で気にならなくすることは可能です。
1. シークレットモードで検索する
Google ChromeやSafariの「シークレットモード(プライベートブラウズ)」を使えば、一部のUI表示が簡略化されます。
2. Google以外の検索エンジンを使う
Yahoo!やBing、DuckDuckGoなど他の検索エンジンを試してみるのも1つの手です。
3. ブラウザの拡張機能を利用する
特定の検索機能を制御する拡張機能(Chrome拡張など)を利用すれば、表示を制限できる場合があります。
結論:表示は仕様、ただし使いづらい場合の対処も可能
「すべての検索結果ページに戻る」という表示は、Googleが導入した新しいナビゲーション補助機能とみられています。
ウイルスや乗っ取りではないため、慌てる必要はありませんが、どうしても気になる方はシークレットモードなどで検索することをおすすめします。
今後のアップデートで変更される可能性もあるため、使いづらさを感じたらGoogleのサポートページやユーザーフォーラムなどもチェックしてみると良いでしょう。