【Excel印刷バグ】印刷ボタンが2回目以降グレーアウトする！対処法はある？

Excelで印刷作業をしていると、最初は問題なく印刷できたのに、2回目以降「印刷」ボタンがグレーアウトして押せなくなる…そんな困った現象に遭遇したことはありませんか？

実はこのトラブル、特定のファイルだけでなくすべてのExcelファイルで発生する可能性があり、多くのユーザーが戸惑っています。

本記事では、この現象の背景にある原因と、具体的な対処法をいくつかご紹介。

急ぎの印刷作業を止めないためにも、ぜひチェックしてみてください。

Excelで「2回目以降の印刷ができない」現象が発生中！

Excelファイルで印刷を行う際、「1回目は普通に印刷できるのに、2回目以降は印刷ボタンがグレーアウトして押せなくなる」という不具合が発生するケースがあります。

この問題は特定のファイルに限らず、どのExcelファイルでも起こり得る現象です。

しかも、プリンタを一度別のものに切り替え、再度元のプリンタに戻すと再び印刷できるようになるという、少し不可解な挙動も。

実はこれ、単純なバグではなく、複数の原因が絡んでいる可能性があるのです。

考えられる原因は複数ある

この現象の背景には、以下のような要因が関係していると考えられます。

• Excelとプリンタドライバの相性問題

• Officeやドライバの破損

• 印刷時のキャッシュ・一時ファイルの不整合

• アドインやテンプレートの干渉

• 古いプリンタ設定がキャッシュに残っている

Officeの修復が第一の対処法

最も効果的かつシンプルなのが、Microsoft Officeの修復です。

【手順】

1. コントロールパネル →「プログラムと機能」へ

2. 「Microsoft Office」を選び「変更」ボタンをクリック

3. まずは「クイック修復」、改善が見られなければ「オンライン修復」を実行

オンライン修復は少し時間がかかりますが、深部の問題まで解決できる可能性が高いです。

プリンタドライバの再インストールも有効

「ソフトウェア更新だけでは直らない…」という場合は、プリンタドライバを完全に削除→再インストールしてみましょう。

【手順】

• 設定 →「プリンターとスキャナー」で該当機種を削除

• 「デバイスとプリンター」からも削除し、場合によっては「spool」フォルダ内のファイルもクリア

• メーカー公式サイトから最新ドライバをダウンロードし再インストール

セーフモードでの起動で原因を切り分け

アドインやテンプレートが干渉している可能性もあるため、Excelをセーフモードで起動して確認する方法もおすすめです。

【方法】

• 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」

• 「excel /safe」と入力してEnter

• セーフモードで印刷を試す

問題が起きない場合は、アドインを無効化するか、テンプレートを初期化しましょう。

規定プリンタの変更でキャッシュをリセット

一時的な対処法ですが、規定のプリンタを一度別のものに変えてから元に戻すことで、キャッシュがリセットされ問題が解消することがあります。

Officeのアップデート確認も忘れずに

古いバージョンのOfficeでは、印刷関連の不具合が未修正のまま残っている場合があります。

【確認方法】
Excelを開く →「アカウント」→「更新オプション」から最新の状態に更新

応急処置としての「プリンタ切り替え操作」

完全な解決ではありませんが、プリンタを一度別のものに切り替え→元に戻すことで印刷が可能になる場合もあります。
「今すぐ印刷したい！」というときの応急処置として覚えておくと便利です。

まずはOffice修復、それでもダメならドライバをチェック

この印刷トラブルを解消するためには、原因を段階的に切り分けて対応していくのが重要です。
特に効果が高い対処法としては、以下の順で進めるのがおすすめです。

「毎回この不具合に悩まされる…」という方は、上記対処法を参考に、根本からの修復を試みてみてください。

まとめ

Excelで2回目以降に印刷ボタンが押せなくなる問題は、Officeの破損やプリンタドライバの不具合、キャッシュの不整合など、複数の要因が絡んでいる可能性があります。

中でも有効なのは「Officeの修復」や「プリンタドライバの再インストール」。一時的な回避策としては、別のプリンタを一度選んで戻す操作も効果的です。

根本的に解消するためには、順を追って各対処法を試してみるのがベストです。

早めの対策で、印刷トラブルに振り回されない環境を整えましょう。