2025年7月14日発売の『週刊少年ジャンプ』33号掲載、『ワンピース』第1154話で衝撃の事実が判明しました。
かつてシルエットでしか描かれてこなかった「ロックス・D・ジーベック」の素顔がついに明らかになり、その容姿はあの“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチと驚くほど酷似。
なんと、ロックスは黒ひげの実の父親だったのです!
長年、ファンの間で憶測が飛び交っていたロックスと黒ひげの関係。
その答えがようやく物語の中で描かれ、今後の展開にも大きな影響を及ぼしそうです。
この記事では、第1154話の内容をネタバレありで詳しく解説し、考察も交えてまとめています。
第1154話の掲載日と物語の舞台は「エルバフ」の過去
『ワンピース』第1154話は、2025年7月14日(月)発売の『週刊少年ジャンプ』33号に収録予定です。
いよいよ物語は、“巨人族の故郷”として知られるエルバフ王国の歴史に迫る過去編へと突入しました。
注目されているのは、“王を失った日”の真相――。
エルバフに何が起きたのか、巨人族の王ハラルドと、その家族の運命を軸に、壮絶なエピソードが描かれていきます。
第1153話のおさらい|2つの血筋と交錯する運命
前話となる第1153話では、ハラルド王が異国バント王国でイーダと出会うところから始まります。
彼女との出会いは、ハラルドに大きな変化をもたらし、彼はエルバフへの帰還後に国交の開放を宣言します。
2人の間にはハイルディンという子が生まれますが、イーダがエルバフ出身でなかったため、結婚は認められませんでした。
その後、ハラルドはエルバフ出身の女性・エストリッダと正式に結婚し、ロキという男児を授かります。
しかし、生まれたばかりのロキの容姿に恐怖を抱いたエストリッダは、彼を“冥界”へ捨ててしまうのです。
それでも赤子のロキは、驚異的な生命力で“冥界”から這い上がり、陽の世界へと生還。ロキの壮絶な出生が、のちの展開へと大きく影響していくことになります。
第1154話の最新展開|崩壊寸前のエルバフとロキの孤独
新たな第1154話では、巨人の国・エルバフが次々と不幸に見舞われる様子が描かれます。
“食い患い”によりシャーロット・リンリンが暴走し、長老・ヨルルを死に追いやった事件の余波で、エルバフは天災や飢饉に苦しむことに。
そんななか、巨人の一人がイーダとハイルディンを襲おうとしますが、遠征から帰ってきたハラルドが間一髪で救出。さらに、遠征先で得た支援物資を活用し、混乱の収拾にも動き出します。
一方、ハラルド不在の間にイーダは“冥界”でバーを開店しており、エストリッダは病により死去。エストリッダの妹が預かっていたロキは、日々虐待を受けていました。
ハラルドは国の再建に全精力を注いでおり、ロキは誰にも必要とされない存在として孤独を深めていきます。
そしてある日、ロキは“冥界”に棲む獣を地上に解き放ち、さらなる波乱を引き起こします。
ハイルディンが多くの友人に囲まれている姿を見たロキは、自身との違いに胸を痛め、孤独と疎外感に心を支配されていくのでした。
冥界に現れた“伝説の海賊”ロックス、そして黒ひげとの意外な関係
今から48年前、巨人たちの国「エルバフ」の“冥界”に、突如として恐れられた海賊団「ロックス海賊団」が姿を現しました。
リーダーであるロックスが探していたのは、当時王であったハラルド。
彼はその8年前、つまり56年前の“世界会議(レヴェリー)”において、ハラルドと接触していたことが判明します。
この“世界会議”の最中に、ロックスはなんと「海軍本部」の大将を殺害。
これにより彼は世界中にその名を轟かせ、指名手配の対象となっていたのです。
そして、これまで長くベールに包まれていたロックスの素顔がついに明かされました。
特徴的なツートーンの髪に、どこか既視感のあるその顔――
それもそのはず、彼は黒ひげことマーシャル・D・ティーチの父親、ロックス・D・ジーベックだったのです。
巨人の造船技術と“最悪の戦艦”プルトンの繋がり
物語の中盤では、「山ひげのヤルル」が巨人たちによって営まれていたという造船業者「ガレーラ」について言及。
ウォーターセブンで登場した造船会社「ガレーラカンパニー」との繋がりが浮かび上がってきます。
現代のガレーラカンパニーを率いるアイスバーグは、師匠トムから古代兵器「プルトン」の設計図を託された人物。
そしてそのプルトンとは、造船史に残る“最凶最悪”の戦艦として知られています。
この設計図に、かつての巨人族たちが深く関わっていた可能性が出てきたことで、「エルバフ」と「古代兵器」の接点が一気に浮上。今後の展開を読み解く上で、重要な鍵となるかもしれません。
黒ひげの謎に新たな一手!父・ロックスの血を引く者
ついに姿を現したロックス・D・ジーベック。長年シルエットだけで描かれてきた彼の顔は、なんと黒ひげと瓜二つ。
その理由は明白で、ロックスが黒ひげの父親であることが今回明かされたのです。
黒ひげが乗る海賊船「サーベル・オブ・ジーベック号」は、「ジーベックの剣」と訳される名前。その意味も、今回の情報で合点がいきます。
さらに、黒ひげが支配する“ハチノス”は、かつてロックスが拠点とした場所。彼の行動には、父の影を追い求めるような意図が潜んでいたとも考えられます。
とはいえ、黒ひげには“悪魔の実を2つ同時に食べられる”という前代未聞の謎も抱えており、その全貌は未だ明かされていません。今後も物語の核心に迫る重要キャラとして、目が離せない存在です。
まとめ
『ワンピース』第1154話では、エルバフの過去編が進む中で、ロックス・D・ジーベックの正体がついに明かされました。
黒ひげとの外見の共通点が話題を呼んでいたロックスでしたが、その事実はまさかの“父親”という血縁関係。
また、エルバフと古代兵器「プルトン」にも関わりがありそうな描写が登場し、巨人族と世界の秘密がつながり始めています。
物語はさらに核心へと迫り、今後の展開から目が離せません。次回第1155話にも大きな注目が集まります!