最近、iPhoneでX(旧Twitter)をアップデートしたあと、「ダークモードの設定がなくなった」「画面が突然白くなった」と戸惑った人も多いのではないでしょうか。
これまでXアプリでは、背景色をアプリ内の設定から自由に変更できました。
しかし最新のiOS版アップデートでは表示仕様が大きく変更され、ダークモードの選択項目が削除されています。
その結果、今まで黒背景で利用していたユーザーの画面が白く切り替わるケースも発生しています。
本記事では、なぜダークモードの設定が消えたのかという原因と、黒背景に戻すための具体的な対処方法をわかりやすく解説していきます。
Xのアップデートでダークモードの設定が消えた理由
2026年3月4日、iOS版のX(旧Twitter)にバージョン11.71のアップデートが配信されました。
今回の更新内容は「機能の改善と不具合の修正」と案内されていますが、その変更の中で大きな話題となっているのが、表示設定にあったダークモードの項目が削除された点です。
これまでXアプリでは、背景の表示を自由に切り替えることができました。
システム設定に合わせる方法のほか、昼向けの明るい表示や、夜向けの暗い表示など複数の選択肢が用意されていました。
しかし今回の更新により、それらの設定はなくなり、スマートフォン本体の表示モードに自動で合わせる仕組みに変更されています。
そのため、アプリ単体で背景色を変更することができなくなり、端末側の設定がそのままXの画面表示に反映される形になりました。
アップデート後に背景が白くなるケース
今回の仕様変更によって、これまで黒背景で利用していた人の中には、アップデート後に突然画面が白くなったと感じた方も多いようです。
この現象が起きるのは、スマートフォンの外観モードとXアプリの設定が異なっていた場合です。
例えば、端末の表示設定をライトまたは自動にしている一方で、Xアプリだけを夜用の暗い表示にしていた場合、アップデート後は端末の設定が優先されるため、アプリの背景が白い画面へと変わります。
逆に、スマートフォン自体の外観モードをダークに切り替えると、Xの画面も黒背景に変化します。
つまり現在のXアプリでは、背景色の変更は端末側の表示モードに依存する仕組みになっています。
Xをダーク表示にするための方法
現在のiOS版Xでは、アプリ内の設定だけで背景色を変更することはできません。
そのため、黒背景で利用したい場合はスマートフォン本体の表示設定を変更する必要があります。
設定方法は比較的簡単で、まずスマートフォンの設定アプリを開きます。
次に画面表示と明るさの項目を選択し、そこでライトまたはダークの表示モードを切り替えることで、Xアプリの背景色もそれに合わせて変更されます。
ただし、この方法ではスマートフォン全体がダーク表示になるため、他のアプリも暗い画面になる点には注意が必要です。
Xアプリだけダーク表示にする工夫
スマートフォンはライト表示のままにして、Xだけを暗い画面で使いたい場合は、iOSのショートカット機能を利用したオートメーション設定を活用する方法があります。
この方法では、Xアプリを開いたときに自動で端末の外観モードをダークへ変更し、アプリを閉じた際にはライト表示に戻すという仕組みを作ります。
これにより、Xを利用している間だけ黒背景になり、それ以外のアプリでは通常の明るい表示を維持できます。
オートメーションを作成するには、ショートカットアプリのオートメーション機能を開き、新しい設定を追加します。
そこで対象アプリとしてXを選び、アプリが起動したタイミングで外観モードをダークに切り替えるよう設定します。
さらに、アプリを終了したタイミングでライト表示に戻す設定も作成しておくと、より自然な動作になります。
これらの設定を組み合わせることで、Xアプリのみ暗い背景で利用できる環境を整えることができます。
ダークモード設定が消えた背景にあるコスト削減の可能性
今回のXアップデートでダークモードの選択項目がなくなったことについて、公式から明確な理由は発表されていません。
しかし、近年の動きを見る限り、開発コストを抑えるための仕様整理である可能性が高いと考えられています。
その背景として注目されたのが、2026年2月中旬ごろに話題となったプロダクト責任者Nikita Bier氏の発言です。
彼はXの開発体制に関する問題に触れ、ダークブルーのテーマカラーを廃止した理由について説明しました。
現在の開発リソースでは、複数のカラーテーマを維持することが難しい状況であることを明かしており、ユーザーからの意見は把握しているものの、当面は調整の範囲を限定せざるを得ないとしています。
また、ウェブ版の黒背景については、少し明るい色合いへ変更する方向で検討しているとも語っています。
この発言からも分かるように、Xでは機能の追加よりも、管理しやすいシンプルな仕様へと整理する動きが進んでいるようです。
最近のXに見られる機能整理の流れ
最近のXでは、以前まで存在していた機能が縮小または削除されるケースが目立っています。
例えば、カラーテーマの一つだったダークブルーが廃止されたことや、フォロー数が少ないアカウントではタイムラインの並び替え機能が制限されるなど、細かな変更が続いています。
こうした動きから、開発や運用の負担を減らすため、機能を整理する方針が進められていると見る声も少なくありません。
今回のダークモード設定の削除も、その流れの一環である可能性が高いと考えられます。
特に今回のアップデートでは、設定画面の説明文も変更されています。
以前はフォントサイズ、色、背景を管理できると記載されていましたが、アップデート後はフォントサイズと色のみを管理するという内容に変わりました。
この変更からも、背景設定そのものが意図的に削除されたことがうかがえます。
今後は端末設定や自動化で対応する必要がある
現在のところ、Xの公式からダークモード廃止についての正式な説明は出ていません。
ただし設定項目や説明文が変更されていることから、単なる不具合ではなく仕様変更である可能性が高いと見られています。
そのため、当面はスマートフォン本体の外観モードをダーク表示に切り替えるか、ショートカット機能のオートメーションを使って自動で表示モードを切り替える方法で対応する必要がありそうです。
今後のアップデートで再びアプリ内の表示設定が追加される可能性もゼロではありませんが、現状では端末側の設定と連動する仕組みが基本仕様として定着する可能性が高いでしょう。
まとめ
今回のiOS版Xのアップデートでは、アプリ内にあったダークモードの設定が廃止され、スマートフォン本体の外観モードに連動する仕組みに変更されました。
そのため、端末の表示設定がライトモードになっている場合、アップデート後に背景が白く表示されることがあります。
黒背景で利用したい場合は、端末の外観モードをダークに変更するか、ショートカットアプリのオートメーション機能を使って自動で切り替える方法が有効です。
現時点ではアプリ内で直接変更することはできないため、端末設定を活用することが最も確実な対処法といえるでしょう。
