昔のアニメを見ていて「これってどこかで見たことあるような」と感じたことはありませんか?
今回話題に上がっているのが、1980年代に放送されたアニメ『ゆうゆう機空団』です。
ネット上では「ドラゴンボールに似すぎでは?」という声もあり、実際にどの程度似ているのかが気になるところ。
この記事では、両作品の共通点や背景を調査し、その真相に迫ってみました!
■ ゆうゆう機空団とは?
『ゆうゆう機空団』は1980年代に放送されたSF冒険アニメで、未知のエネルギー源を巡る争奪戦を描いた作品です。
舞台は空を自由に移動できる都市が存在する世界で、少年少女が主人公の「機空団」として冒険を繰り広げます。
主人公のキャラクターは元気いっぱいで天真爛漫な性格。
仲間たちと共に様々な敵に立ち向かいながら成長していくという、王道の少年冒険ストーリーです。
その世界観やキャラクター設定から、当時はコアなファンに支持されていたものの、広く知られることはありませんでした。
■ ドラゴンボールとの共通点
一番の注目点は、両作品の構造的な類似です。
まず、主人公の設定が非常に似ています。
ドラゴンボールの孫悟空は元気で単純明快な少年で、旅をしながら強敵と戦い成長していきます。
一方、『ゆうゆう機空団』の主人公もほぼ同じ性格づけがされており、行動力と仲間想いの精神を強く持っています。
さらに、両作品ともに「特別なアイテムを探し集める」という旅の目的があります。
ドラゴンボールでは7つのドラゴンボールを集めることがストーリーの核ですが、ゆうゆう機空団でもエネルギー源となる“空核”を巡る冒険が中心。
また、ライバルキャラや敵キャラのデザインにも類似性が指摘されており、特に「敵キャラの造形が鳥山明風」とも言われています。
■ なぜ似ているのか?偶然?影響?
ここで気になるのが、「なぜこんなに似ているのか?」という点。
まず前提として、ドラゴンボールの連載開始は1984年、アニメ化は1986年。
『ゆうゆう機空団』はそれよりやや前後する時期に放送されていたとされるため、同時期の作品として制作された可能性が高いです。
制作会社を調査すると、一部のスタッフが過去に同じ制作現場に関わっていた経歴があることも判明。
また、当時は「少年冒険もの」がブームであり、各社が似たような企画を同時進行で立ち上げていた時代背景もあります。
そのため、直接的なパクリではなく、同時代に同じトレンドの中で生まれた“似た作品”という見方が有力です。
■ ネットの声・視聴者の反応
実際にSNSや掲示板を調べてみると「完全にドラゴンボールの雰囲気に寄せてる!」「キャラの声優まで似てるように感じた(笑)」「パクリというよりオマージュかな?」といった多様な意見が見られます。
中には「今見返すと、むしろこっちの方が好みだった」という声もあり、一定数のファンがいることがうかがえます。
また、当時の子どもたちが作品を通して感じた“冒険心”や“仲間との絆”といったテーマは、両作品に共通して存在している点でも共感を呼んでいます。
■ まとめ:この記事のポイント
- 『ゆうゆう機空団』と『ドラゴンボール』には、キャラクター設定やストーリー構造に多くの共通点がある
- 制作時期や背景を考慮すると、同時代のトレンドによる偶然の一致の可能性が高い
- ネット上では「パクリ」という意見もあるが、「オマージュ」や「時代の産物」と捉える声も多い
どちらが先かを断定するのは難しいですが、アニメ史の一端として興味深い比較であることは間違いありません。
気になった方は、ぜひ『ゆうゆう機空団』をチェックして、自分の目で確かめてみてくださいね。